【感想】 新サクラ大戦 9話 東京いっつも壊滅してるな　色々あったけどヤバすぎるナターリャ博士に全部持ってかれた…

司馬「もたもたするなよ！」

司馬「急げ！敵がいつ来るかわからないからな！」

初穂「ふざけんな！」

初穂「連中は私たちを撃ったんだぞ？どうして協力してたってことになってんだ！」

すみれ「情報操作ですわ、現段階で帝都市民に事実を知らせるわけにはいきませんから」

クラリス「確かに…華撃団が華撃団を攻撃したなんて言えませんよね」

アナスタシア「それ以上に帝国華撃団内部に降魔がいたことが問題よ」

初穂「降魔じゃねえ！！」

初穂「あれはクラーラだ！」

あざみ「どうみても降魔」

アナスタシア「彼女は私たちにも招待を隠していた、信じろと言われてもね…」

クラリス「それにあの人…」

クラリス「クラーラさんは自分の妹だと」

初穂「うぅ…！」

さくら「神崎指令、クラーラの行方はまだわからないのですか？」

すみれ「ええ、軍・警察を挙げて捜査をしていますが、まだ発見には至っていませんわ」

クラリス「モスクワ華撃団の方はどうなっていますか？」

すみれ「セヴァストポリは昨夜のうちに姿を消し所在不明ですわ」

かおる「すみれ様！通信が入っています」

すみれ「取り込み中です、後にしてもらえないかしら？」

かおる「それが…欧州の神山さんからなのですが」

さくら「隊長から…？」

クラーラ「だめーーーー！！」

カミンスキー「こんなところにいたのですか？」

レイラ「カミンスキー様…」

カミンスキー「ふふふ….さすがの帝国華撃団も私たちが海の中にいるとは思わないでしょう」

レイラ「はい」

カミンスキー「我らの御使いの居場所…」

カミンスキー「わかっているのでしょう？」

カミンスキー「君たちは血を分けた姉妹」

カミンスキー「切っても切れない絆で結ばれているのですから」

カミンスキー「クラーラの力は証明されました」

カミンスキー「彼女は暗く淀んだ世界を照らす希望の灯」

カミンスキー「そしてその灯を手に人々を導くことこそ…」

カミンスキー「我が使命なのです」

レイラ「私ではだめなのでしょうか？」

カミンスキー「というと？」

レイラ「カミンスキー様のためであれば喜んでこの身を差し出しましょう」

レイラ「しかし、妹は！」

カミンスキー「妹への愛？」

カミンスキー「それとも嫉妬ですか？」

カミンスキー「いずれにせよ、必要のない感情です」

レイラ「はっ！！！」

レイラ「うう….！」

カミンスキー「レイラ・M・ルシュコヴァ、ヴァレリー・カミンスキーの名において命じます」

カミンスキー「御使いをお連れしなさい」

レイラ「かしこまりました」

クラーラ「はぁ…はぁ…」

クラーラ「いやああああああ！！」

村雨「おはようクラーラ」

クラーラ「白秋さん….」

クラーラ「ここは…？」

村雨「覚えているだろ？以前さくらと来た孤児園だよ」

村雨「倒れているところをたまたまみつけてね、運んできたというわけだよ」

クラーラ「そうでしたか…ありがとうございます」

クラーラ「うっ、うう…！」

村雨「無理はしないほうがいい」

クラーラ「でも、私がいても迷惑かけてしまいますから」

村雨「何か思い出したんだな？」

クラーラ「はい…だからここには…」

クラーラ「いえ、大帝国劇場にも…」

なおや「ここにいればいいじゃないか！」

クラーラ「なおやくん…」

なおや「言ったでしょ？」

なおや「俺たちはいつでも歓迎するって」

クラーラ「降魔…？」

村雨「ここには君の存在を」

村雨「迷惑だと感じる人はいないんだよクラーラ…」

クラーラ「ここは…そういう場所だったんですね」

さくら「偽物…？」

初穂「それは一体どういうことだ？」

神山「ペトログラードで攻撃を受けたモスクワ華撃団の隊員は」

神山「重症を負ったものの一名を取り留めた」

神山「そうカミンスキーは言ったそうだな」

初穂「ああ、火傷を隠すためにあの厳めしい鉄仮面をつけてるんだって」

神山「それは嘘だ！！」

神山「俺はロシア各地を回り」

神山「全隊員の死亡を確認した」

神山「あの日モスクワ華撃団は、あるものを受け取るためにペドログラードを訪れていた」

神山「そして空中戦艦諸共、撃墜されたんだ…」

受付「ガスパージン神山、伝言を賜っております」

神山「すまない、またでかける」

ナターリャ「こんな格好でごめんなさいね」

神山「俺を家に招待してくれた女性、彼女こそが」

神山「ナターリャ・ルシュコヴァだった」

さくら「ルシュコヴァってクラーラと同じ…？」

初穂「いったい何者だい！」

神山「彼女はロシアで降魔の研究をしていた科学者だ」

神山「エム細胞！？」

ナターリャ「ええ、ある上級降魔から採取したその細胞を利用して」

ナターリャ「私は人間と降魔を組み合わせた新たな生命降魔人間、ナディエージダを作りだしたの」

神山「そんなことが可能なのですか？」

ナターリャ「そんな簡単なことではありません..」

ナターリャ「幾度も失敗を繰り返しました…でも私はあきらめなかった」

ナターリャ「生まれてくる子供たちが架け橋となって」

ナターリャ「人と降魔が平和に暮らせる日がきっとくる…そう信じて」

ナターリャ「そして、あの子たちが産まれた」

神山「ナターリャが産み出したナディエージダは2人、姉の名はレイラ」

神山「そして妹が….クラーラだ」

初穂「あの2人…本当に姉妹だったのか！」

クラーラ「私達はナターリャをマーマ、お母さんと呼んでいました」

クラーラ「マーマはとても優しかった」

クラーラ「私たちはとても幸せでした…あの日までは」

神山「カミンスキー！！」

ナターリャ「彼はある日突然現れ、研究を手伝わせてほしいと言ってきたの」

ナターリャ「研究のことをどこで知ったのかは語らなかったけど、きっと降魔との共存を願ってるそう信じて私は彼を招き入れました」

ナターリャ「でも、それは間違いでした」

ナターリャ「彼は心の奥底にどす黒い野望を抱えていた」

神山「野望とは？」

ナターリャ「世界をわが物とすること…」

神山「っ…..！」

ナターリャ「カミンスキーの目的は、ナディエージダが持つ力だったのよ」

ナターリャ「そして私たちを裏切った！」

ナターリャ「くっ！！」

ナターリャ「私とクラーラは必死で逃げました」

ナターリャ「そして華撃団連盟にクラーラの保護を求めた」

ナターリャ「指定された引き渡し場所はペドログラード…」

神山「モスクワ華撃団が受け取ろうとしたあるモノとは、クラーラだったんですね…」

ナターリャ「ええ、でもカミンスキーはクラーラを手に入れようとペドログラードに現れ」

ナターリャ「あの惨劇が起きてしまった」

神山「はっ…！失礼！」

神山「これは….？」

ナターリャ「カミンスキーの操り人形です！」

ナターリャ「うっ！」

神山「ナターリャさん！！」

ナターリャ「カミンスキーは恐ろしい男です…クラーラの本当の力を知ればどんな手を使ってでも自分のものにしようとするでしょう」

神山「しゃべらないで！すぐに病院へ！」

ナターリャ「いいの…」

ナターリャ「私はもう…あの子たちを助けてあげることもできない」

ナターリャ「神山さんお願いです、私に代わってあの子たちを…」

神山「しかし…俺なんかに…」

ナターリャ「あなたなら、大丈夫」

神山「わかりました！任せてください」

ナターリャ「日本にいる私の友人も」

ナターリャ「きっと力になってくれます…」

神山「空中戦艦ゴーチンによる混乱でカミンスキーはペドログラードでのクラーラ確保に失敗した」

神山「一方、ナターリャの意向を受けた連盟は、帝国華撃団にクラーラの保護を要請してきた」

すみれ「ナディエージダであることを伏せたままね」

神山「事実を知れば俺たちが二の足を踏むとでも思ったのでしょう、ともかく俺はクラーラを迎えるためにシベリアに向かった」

神山「ここから先は君らの知っている通りだ」

神山「神崎指令！報告は以上です」

すみれ「ご苦労様でした…神山君は引き続き欧州での任務を遂行してください」

神山「はっ！」

すみれ「さて、皆さん！」

すみれ「事実を知ったところで改めて確認します」

クラーラ「帝国華撃団は降魔を撃退するための組織です」

クラーラ「私の正体を知った以上さくらたちは…」

村雨「それはどうかな？」

村雨「人間と降魔の共存を祈っているのは、私やナターリャだけではない」

クラーラ「えっ…」

なおや「でも、そんな世界が来るには時間がかかる」

なおや「だから白秋先生はここを作ったんだ」

なおや「降魔から人間を守るためじゃなく、人間から降魔を守るためにね」

村雨「なおやを含めここには何人かの降魔がいる」

村雨「降魔と人間の子供たちが一つ屋根の下で」

村雨「争うことなく一緒に暮らしている、それはどうしてだと思う？」

クラーラ「みんな家族…だから」

村雨「そうだ、クラーラ」

村雨「君の家族はどこにいるんだい？」

クラーラ「….！」

さくら「華撃団連盟の思惑とか、ナディエージダとか難しいことは正直よくわかりません…けど」

さくら「クラーラにあんな顔、二度とさせたくない」

さくら「だから、もしクラーラがここに帰ってきてくれたなら」

さくら「私は言ってあげたいんです！」

さくら「おかえりって！」

村雨「君はどうしたい？もしさくら達と共に生きていきたいと思うならもう逃げてはいけない」

クラーラ「はい…」

クラーラ「私は…！」

クラーラ「姉さん！」

レイラ「来なさいクラーラ」

レイラ「貴方のいるべき場所に連れてってあげるわ」

レイラ「さぁ…」

なおや「お姉ちゃんはお前たちのとこなんか行かない！」

レイラ「邪魔よ！！」

クラーラ「なおやくん！！」

レイラ「はやり降魔か…」

レイラ「けど、他の子供たちはどうなのかしら？」

子供たち「きゃああああ！」

村雨「くっ！！」

レイラ「みんなこの子みたいに丈夫な身体を持っているか試してみる？」

レイラ「いくわよクラーラ！」

村雨「待て！」

なおや「先生！！」

村雨「ここは頼んだぞ！」

なおや「はい！」

市民「きゃあああ！」

すみれ「なんですって！？」

司馬「だから姿を現したんですよ！セバスポートリが！」

さくら「はっ…！」

初穂「あの野郎…海の中に隠れてやがったのか！」

さくら「何か狙いがあるはずよ…」

クラリス「モスクワ華撃団…いえ、偽モスクワ華撃団の狙いといえば…」

アナスタシア「クラーラしかないはずよ」

初穂「おい司馬！修理はどうなってやがる？」

司馬「たった今終わったところだ！いつでも出撃できる！」

さくら「神崎指令….！」

すみれ「ええ！」

すみれ「クラーラを…私たちの家族を守りなさい！」

さくら「はい！」

さくら「帝国華撃団・花組！参上！」

クラーラ「さくら！！みんな！！」

初穂「化けの皮が剥がれたなレイラ！これで本気でやれるってわけだぜ！」

レイラ「面白い…あなた達の本気とやらを見せてもらいましょう」

初穂「後悔するなよ！！」

初穂「てやああああ！」

さくら「クラーラ！！」

クラーラ「さくら！！」

さくら「邪魔しないで！！」

さくら「うおおおおお！」

さくら「あっ….」

さくら「白マント！！？」

初穂「また出やがった！！」

村雨「手が止まっているぞ」

さくら「はい！！」

初穂「さあ、残っているのはあんただけだよ！」

初穂「レイラ！」

レイラ「なるほど…それがあなたたちの本気…」

レイラ「だったらこちらも手加減なしで行かせてもらいましょう」

さくら「はっ！！」

初穂「正体を現しやがったな…」

初穂「あっ…！」

初穂「くそ！！」

初穂「く….化け物め！！」

レイラ「化け物？そう呼びたければ呼ぶがいい…けど忘れないで」

レイラ「クラーラも私と同じ降魔人間だということを」

初穂「くっ…」

レイラ「クラーラ！これでわかったでしょ？」

レイラ「人と降魔は相容れない…でもあの人はあなたの力を認めている！」

レイラ「あなたを必要としているのよ！」

村雨「目を覚ませ！レイラ！」

村雨「君は大きな勘違いをしている」

レイラ「なんですって？」

村雨「大切なのは誰がクラーラを必要としているかではない」

村雨「クラーラが誰を必要としているかだ…そして！」

クラーラ「わっ！わっ！」

村雨「その答えはもう出ている」

クラーラ「なぜあなたがそんなことを？」

村雨「それは…」

村雨「私が村雨白秋だからさ！」

すみれ「ナターリャの言ってた日本にいる友人とはまさか！？」

さくら「師匠！？どうして？」

村雨「すまないさくら」

村雨「今はまだすべてを明かすわけにはいかない」

村雨「クラーラは新しい家族をみつけた」

村雨「君も姉なら祝福したらどうだ？」

レイラ「クラーラ…」

クラーラ「私はさくら達と一緒にいきます」

クラーラ「さよなら姉さん」

レイラ「クラーラ！！」

クラーラ「さくら…！」

さくら「おかえり…クラーラ…」

カミンスキー「ふっ！」

バーン！！（爆発音）

クラーラ「きゃあああ！！」

初穂「く….カミンスキー！！！！」

クラリス「要所機関が暴走しています！」

アナスタシア「このままじゃ爆発するわ！」

クラーラ「あぁ….！」

村雨「さくら！脱出しろ！」

初穂「さくら！聞こえないのか！？」

クラーラ「待ってて…すぐにいくから！」

クラーラ「どうして…？」

レイラ「昨日あれだけの力を開放したのを忘れたの？」

レイラ「回復には時間がかかるのよ」

村雨「ふっ！！」

カミンスキー「ほぉ…？無事でしたか」

カミンスキー「では、これでどうです？」

カミンスキー「さあ今です！レイラ！」

クラーラ「きゃあ！！」

クラーラ「離して！！姉さん！さくらあああ！！」

クラーラ「さくらああああああ！！」

アナスタシア「信じている相手に裏切られる辛さもあれば」

アナスタシア「仲間を裏切る辛さもある」

アナスタシア「それでも心の底で相手を信じていればいつか分かり合える時が来るわ」

アナスタシア「次回、新サクラ大戦第10話 帝都壊滅？ツングースカの怒り、大正桜に浪漫の嵐」