【感想】 新サクラ大戦 8話 クラーラちゃんマジ天使 先週とは打って変わってシリアスな展開 そして無観客という地味にタイムリーなネタ

カミンスキー「美しい…」

カミンスキー「実に美しい…」

カミンスキー「まさに美と力の具現…これこそ私が追い求めてきた理想の姿」

？？「嫌！！！」

？？「見ないで！見ないで！」

カミンスキー「君は美しい」

カミンスキー「審判の時ぞ来たれり、その力を私とそして神の救済のために奮ってくれるだろうか」

レイラ「あの方は私の醜い姿も美しいと言ってくれた」

レイラ「だから….」

カミンスキー「レイラ」

カミンスキー「でかけますよ」

カミンスキー「あなたの妹を取り返しにね」

レイラ「はい」

こまち「さあ！ついに始まった～！」

こまち「モスクワ華撃団対帝国華撃団・花組の華撃団勝負！」

こまち「実況は大葉こまちと」

司馬「解説の司馬令士でお送りします」

こまち「さて！いきなりの華撃団勝負！」

司馬「新生モスクワ華撃団から花組に叩きつけられた挑戦状！」

こまち「はい！それまたどうして？」

司馬「元々はモスクワ華撃団に所属していたクラーラ」

司馬「現在は帝国華撃団・花組預りになっていますが」

司馬「再建されたモスクワ華撃団から、クラーラをこちらに返せと異議申し立てがあったのです！」

こまち「おお～！クラーラを賭けた華撃団勝負ということですね～」

司馬「そうです！そしてこの試合はなんと」

司馬「無観客試合となっています！」

こまち「なんでや！！銭儲けのチャンスやないか！」

司馬「この試合の様子は世界同時配信されています」

こまち「全世界が注目してるってわけや！」

カミンスキー「華撃団勝負を受けて下さって感謝申し上げます」

すみれ「先に全世界配信を用意して、私たちが断れないように仕向けておいてよく言えますね」

カミンスキー「それは心外ですね、受けるも受けないも貴方がたの自由ですよ」

すみれ「ええ、でもこれを断れば」

すみれ「私たちは世界の華撃団から」

すみれ「臆病者とののしられ」

すみれ「永久に相手にされなくなる」

カミンスキー「しかし、それが結局私たちの問題を解決する最もわかりやすい方法でしょ？」

すみれ「くぅ…」

カミンスキー「レイラ、後の指揮は君が取りなさい」

クラーラ「ごめんなさい…」

さくら「どうして謝るの？」

クラーラ「私のせいで皆さんにご迷惑を..」

クラーラ「わ～わ～わ～！」

初穂「水臭いことを言うな！売られた喧嘩を買っただけだ」

初穂「それに私たちは家族だろ？」

初穂「な？クラーラ」

さくら「そうよ！だから何も気にしないでクラーラ」

さくら「あなたのことは私たちが絶対守るから！」

クラーラ「はい！！」

さくら「うん！」

初穂「へへっ！」

こまち「さあ！いよいよ始まります華撃団勝負！」

司馬「今回の勝負は3つの勝負で行われます！」

司馬「1回戦は互いの美を競う舞踏勝負！」

初穂「よっしゃ！踊りなら私がいくぜ！」

こまち「さあ先攻は花組だ！」

こまち「登場したのは東雲初穂！」

こまち「そのマッシブなボディでどんな踊りを繰り出すか？」

こまち「東雲初穂～！！」

カミンスキー「さて、帝国華撃団のお手並み拝見させて頂きましょう」

すみれ「頼みましたわよ」

クラリス「初穂さん綺麗です！」

さくら「初穂…」

さくら「頑張って…！」

こまち「さあ！初穂はんの踊りが始まったで！」

司馬「伝統的な巫女舞ですね」

司馬「元々は身を清めその身に神を下ろし」

司馬「神を呼ぶための踊りです」

こまち「一分の隙もない所作！素晴らしいで！」

こまち「おお！ほんまに桜が見えてきた！」

司馬「あれは投影画像です！」

こまち「凄い技術や！！で、どちらさんが開発したんですか？」

司馬「それは…」

こまち「さあいよいよクライマックスやで！」

観客「おおおおお！」

レイラ「美しき東洋の桜…」

レイラ「だが、カミンスキー様必ずあなたの期待に応えてみせます」

ランスロット「エキゾチック！！」

アーサー「そうだな…だが、あれでは….」

初穂「ただいまー！」

さくら「お疲れ様！凄かったよ初穂！」

初穂「ああ！我ながら会心の出来だったぜ！」

クラーラ「妖精みたいだったよ！」

初穂「ありがとうなぁ！」

こまち「さあ後攻は！モスクワ華撃団からの美しき刺客、雪と氷の神秘のベールに包まれたレイラや！」

カミンスキー「さあ、見せておやりなさい」

カミンスキー「本当の美しさを…！」

司馬「素晴らしい…」

こまち「え？何が？」

司馬「黒鳥は本来ペアでサポートされながら踊るパドドゥ！それを彼女は一人で完璧に踊っているのだ！」

こまち「お、おう…」

クラリス「まるで宙に浮いているよう…」

さくら「でもなんだか、一人で泣いているような…」

さくら「悲しいダンス…」

すみれ「魅せるダンスならあちらに分があるか…」

こまち「レイラ選手のダンス終了！」

こまち「華撃団勝負の1回戦が終了しました！」

司馬「実に優雅な黒鳥でした”」

司馬「華麗な32回回転！東雲初穂選手との踊りと甲乙つけがたい素晴らしい踊りでした！」

こまち「司馬はんノリノリやで！」

こまち「さあ、点数が出るで～」

司馬「まずは技術点」

こまち「おっと同点～！」

初穂「くっ！互角か！」

さくら「ということは…」

こまち「勝負は次の芸術点や！」

こまち「おっと！ここでモスクワに満点が出た！」

司馬「芸術点で大差がつきました！」

ランスロット「ええ！？互角だったように見えたけど…」

アーサー「欧州の審判団だから、見慣れた演技の方が得点が伸びたのさ」

こまち「1回戦はモスクワ華撃団の勝利～！」

初穂「クラーラ…すまねえ」

クラーラ「ううん、初穂の踊り凄く良かったよ」

アナスタシア「次で挽回しましょう」

さくら「残り2回必ず勝って」

さくら「クラーラを守りましょう！」

全員「はい！！」

レイラ「カミンスキー様！」

カミンスキー「レイラ…よくやりましたね」

カミンスキー「次も頼みますよ」

レイラ「はい」

こまち「さあ！2回戦は花組のミステリア忍者、望月あざみの登場や！」

こまち「その2回戦の対戦内容は～」

こまち「大障害借り物競争！名付けてハットリや！」

こまち「今までの華撃団勝負ではなかった新競技を」

こまち「こまち先生が特別に追加してやったで」

あざみ「ふんー」

こまち「さあこの競技に出場するモスクワ側の選手は….」

こまち「い、いない！？」

こまち「ってどういうこっちゃ！？」

カミンスキー「我々、気高きモスクワ華撃団にそのような下品な種目は似つかわしくありません」

カミンスキー「よって、我々は2回戦を棄権します」

こまち「なんやてえ…..」

司馬「なんとモスクワ華撃団、ここで不戦敗を選択した！」

カミンスキー「花組の皆さんも1勝も出来ずに敗退だと格好がつかないでしょ？ちょうどいいハンデです」

すみれ「舐められたものね…」

こまち「第2回戦、帝国華撃団の勝利」

あざみ「勝った」

クラリス「不戦勝ですけどね」

アナスタシア「でも、勝負は勝負よ」

初穂「これで試合は振り出しに戻ったぜ！」

さくら「最終戦の模擬戦、絶対にみんなで勝利しましょう！」

全員「おー！！！」

レイラ「よろしかったのですか？」

レイラ「わざわざ1勝を与えなくてもよかったのでは？」

カミンスキー「ふふふ…これで良いのです」

カミンスキー「このラストステージこそ、我が野望の始まりを告げる鐘を鳴らすのに最高の舞台となることでしょう」

カミンスキー「ははは！ははは！！」

こまち「さあ！花組とモスクワ華撃団の勝負もいよいよ最終戦や！」

こまち「試合内容は華撃団らしく模擬戦！」

こまち「会場には巨大な塔と城壁が出現や！」

こまち「さあ！両チームの機体がステージに入場してきました！」

司馬「参加はどちらも三機の機が出撃し」

司馬「中央の塔に囚われたクラーラ姫を先に助け出した方の勝利です！」

司馬「なお、この勝負では安全のために遠距離武器は使用せず」

司馬「模擬刀のみを使用可能とします！」

さくら「少しでも早く、クラーラをここから出してあげよう！」

初穂「おう！次はいいとこみせるぜ！」

あざみ「絶対勝つ」

さくら「うん！」

かおる「新生モスクワ華撃団のデータはありませんが、先日の対降魔戦を見る限り連携に優れたチームと言えそうです」

すみれ「刀での対戦なら我々に分があるはず、あの子たちを信じましょう」

かおる「はい」

こまち「さあ準備は整った！」

こまち「泣いても笑ってもこれが最後の勝負やで！」

カミンスキー「さて….」

こまち「試合開始～！！」

初穂「おらぁ～！どけどけどけ～！」

こまち「ここでやっとモスクワも動き出した！」

司馬「妙だな…リーダー機が動かないぞ」

こまち「お？」

こまち「確かにリーダー機が動いていません」

クラリス「初穂さんは中央の通路に速攻で移動し占拠」

アナスタシア「その間にさくらが塔に進むわけね」

クラリス「はい！」

初穂「えええい！」

クラリス「あざみさんが側面を援護！」

あざみ「せい！」

こまち「早くもモスクワ華撃団の1機が稼働不能状態か？これは一気に花組有利やで！」

司馬「その間に花組は塔に迫る！勝負は決まったか！？」

さくら「クラーラ！今行くから！」

かおる「簡単すぎますね…」

すみれ「あ、あれは！？」

さくら「クラーラ！」

クラーラ「さくら！！」

さくら「とりゃ！」

さくら「え！？」

さくら「きゃあああ！！」

クラーラ「さくら！！！」

さくら「どこから現れたの…？」

あざみ「こいつは任せて！」

さくら「ありがとう！あざみ！」

クラリス「どういうこと…？さっき2機は倒したはず…」

アナスタシア「ええ、初穂とあざみが倒したのは塔の下に倒れている…」

クラリス「じゃあ、あの2機は…？」

カミンスキー「ふっ、レイラ…」

カミンスキー「始まりの鐘を鳴らすのです」

カミンスキー「審判の時ぞ…」

カミンスキー「来たれ！！」

クラーラ「は！？」

クラーラ「だめええええええ！！」

さくら「クラーラ！？」

こまち「なんや！？」

司馬「電源が全部落ちた！！」

こまち「モニターも消えてもうたで？」

観客「なんだ突然切れたぞ？故障か？」

ランスロット「何が起きたの！？」

あざみ「これは？」

初穂「ただの停電じゃねえな」

レイラ「やれ」

クラーラ「さくら逃げて！！」

さくら「実弾を撃ってきた！！」

初穂「なんだと！？あざみ！！」

あざみ「まかせて！」

レイラ「甘い！！」

あざみ「うわああああ！」

初穂「あざみ！！」

初穂「くっそ！」

さくら「いったいどういうつもりなの？」

さくら「実弾を使うなんて…」

さくら「これじゃただの殺し合いじゃない！！」

レイラ「すべてはカミンスキー様のご意志のままに」

かおる「非常用電源つきました！」

すみれ「カミンスキー！そういうつもりなの？攻撃を辞めさせなさい！」

すみれ「クラリスさん、アナスタシアさん今すぐカミンスキーを確保して！」

アナスタシア「フリーズ！」

クラリス「カミンスキー！」

クラリス「今すぐ攻撃を辞めさせなさい！」

クラリス「怪人黒マント！？」

アナスタシア「ちっ！」

司馬「うわあああ！どうすりゃいいんだ！」

こまち「どうなってるんや司馬はん！なんもみえんで！」

司馬「くそぉ…」

司馬「あちこち断線してやがる！どうすりゃいいんだ！」

司馬「あ、そうだ！確かこのあたりに…」

司馬「あった！こいつを使って！」

ランスロット「あっ！ついた」

アーサー「これは…？」

レイラ「クラーラは渡してもらう」

さくら「まちなさい！」

さくら「一体なにを…！きゃああああ！」

クラーラ「さくら！」

さくら「あなたたちにクラーラは渡さない！」

さくら「絶対に私たちが守る！」

クラーラ「さくら！もうやめて私のことはもういいから！」

さくら「だめだよ」

さくら「だってクラーラは私たちの家族なんだから！」

クラーラ「さくら…」

レイラ「何が家族だ…馬鹿馬鹿しい！」

レイラ「血も繋がってないのに！」

さくら「血がつながってなくても私たちは家族です！」

レイラ「笑わせるな！！」

クラーラ「きゃあああ！」

レイラ「思い出せクラーラ！」

レイラ「お前の本当の家族を」

さくら「お…？」

レイラ「我が妹よ！！」

レイラ「私はお前の姉だ」

クラーラ「まさか…」

レイラ「どけ」

さくら「きゃあ！？」

クラーラ「さくら！！」

レイラ「来るんだクラーラ」

さくら「やめて！！」

さくら「いやあああああ！」

さくら「クラーラあああああ！」

クラーラ「だめえええええ！」

レイラ「クラーラ！？」

カミンスキー「はははは！！」

カミンスキー「遂に目覚めたか！クラーラよ！」

カミンスキー「さあ、神の御使いクラーラよ！」

カミンスキー「審判の時ぞ来たれ！」

カミンスキー「すべてを紅蓮の炎に包み」

カミンスキー「新たなる世界を生み出し救う者…」

カミンスキー「今ここに降臨せよ！わが元で真なる平等な世界が生み出される時が来たのだ！」

クラーラ「う、うう…」

さくら「く、クラーラ…」

さくら「クラーラ！！！」

神山「帝都を揺るがす大事件が勃発したその時」

神山「欧州にいる俺が追っていたのは、その大事件と関わる巨大な謎だった」

神山「ロシアの広大な大地に隠されていた秘密とは…？」

神山「次回、新サクラ大戦第9話　驚天動地！クラーラの真実！大正桜に浪漫の嵐！」