【感想】 ぼくたちは勉強ができない 2期3話 理珠回というより関城紗和子回　関城さん重いけど良い子過ぎる!!! 【ぼく勉】

理珠「少しだけ整えて………」

うどん父「理珠たま理珠たま～」

理珠「あっ・・・」

うるか「おっはよー文乃っち！」

文乃「あら　うるかちゃん　おはよー」

うるか「あっ！りずりん　おっはよ～」

理珠「文乃　うるかさん　おはようございます」

うるか「どしたん！りずりんその前髪」

理珠「手が滑りました」文乃「りっちゃん自分で切ってるの？ちゃんと美容室行こうよ」

理珠「変でしょうか？」うるか「可愛いに決まってるじゃん…」文乃「うんうん　似合ってるよりっちゃん…」

文乃「ちょっぴり若くみえるけど」理珠「つまり幼く見えると…」文乃＆うるか「ｷﾞｸｯ」

理珠「別に気にしていません　どうせすぐに伸びますし前だってよく見えますし合理的に考えてなんの問題も」

うるか「ほえ～」文乃「もうりっちゃんってば　もう少し乙女としての自覚を」

理珠「必要ありません」

成幸「おっみんな～」うるか「おっす　成幸」文乃「おはよー唯我君」　成幸「緒方もおはよ？」

成幸「緒方？」

成幸「緒方さん！？」

成幸「どうしたんだ緒方のやつ」

文乃「前言撤回　乙女だなぁりっちゃん」

理珠「なぜでしょう　なぜか成幸さんにだけはこの前髪を絶対に見られたくないような」

理珠「で、でもそんな変じゃありませんよね？」

関城「おっはよ～緒方理珠！」

関城「あなたの大親友　関城紗和子よ」

関城「新学期も始まったことだし少々イメチェンをしてみたわ　どうかしら！」

理珠「お久しぶりです」関城「ｶﾞﾊｯ」

関城（なんてこと…あなたまで私のためにイメチェンを！）

関城「わが人生に悔いなし」

理珠（関城さん膝から崩れ落ちるほどに…前髪変ですか！？）

成幸「なぁ緒方ひとつ聞いてもいいか？それ…」

理珠「あ　お気になさらず」

文乃＆成幸＆うるか「…」

文乃「りっちゃんそんなものどこから？」うるか「ちょっと欲しい」

理珠「はぁはぁ…」

理珠「ゲホッゲホッ」成幸＆文乃＆うるか「どんだけ取りたくないのそれ！」

成幸「そこまで頑なに顔を合わせてくれないなんて一体どうしたんだろう？」

成幸（もしかして俺嫌われてる？不可抗力とはいえ一緒に風呂入っちゃったもんな～）

文乃（とか考えている顔してるよ成幸君）

文乃（りっちゃんそれ完全に逆効果だよ）

文乃「…えい！」

理珠「ダメです文乃　返してください」

文乃（大丈夫だってりっちゃん　唯我君ならちゃんとフォローしてくれるから）

成幸「お、緒方…」理珠「……な、なりゆきさん」

成幸「なんだいつもどおり　元気そうじゃないか！」

理珠「いつも…どおり？」成幸「え？うん」

うるか「成幸マジ信じらんない！」文乃「最低　最低　最低だよ！成幸君　これだから男子は」

成幸「えぇ～どこかが変わってる？」

成幸「あぁ！リボン変えた？」

文乃（そこじゃねぇよだよ　りっちゃんごめん　ここまでとは…）

成幸「本当にごめん　妹にもよく言われるけど俺どうも女性のおしゃれに疎くて」

成幸「で、結局どこが変わったんだ？」理珠「もういいですどうでも」

理珠（矛盾極まります　さっきはあれだけ気づかれまいとしていたくせにいざ気づかれなかったとなるとなぜこんなにも寂しい気分になるのでしょう）

理珠（なんて考えてもせんないですし早く帰って勉強しましょう）

成幸「緒方！緒方！…理珠」　理珠「え？」

成幸「もう一回チャンスをくれないか？」

理珠「…成幸さんいまなんて？」　理珠「今名前…」

成幸「あぁ前に約束したしずっと下の名前で呼ばなきゃとは思ってたんだけど」

成幸「どうも気恥ずかしくてなかなか」

成幸「リボンではないんだよな　めがねも」理珠（むーそんな当てずっぽうで　かりにそれで当たったとしても嬉しいわけないじゃないですか）

成幸「まってろ緒方　絶対当ててやるからな　ええと…理珠」

理珠（というか正直前髪のことなんて今の衝撃でどうでもよくなっちゃいましたし）

成幸「わかった　表情だ　理珠って初めてあったときいつもムスッとしてたけどさ最近はコロコロいろんな表情をみせてくれるようになったよな」

成幸「すこしは教育係として信頼してもらえるようになったのかなって　違ったかな？」

理珠「…」

理珠「…正解です」

理珠「あとしばらく緒方でいいです　その持たないので…」

うどん父「あれ～りずたま今日は上機嫌？　パパのこともう怒ってない？」

理珠「はい　３０m以内接近禁止ですが」

関城「あれ？緒方理珠随分ボロボロのペンケースを使っているわね」

理珠「はい　買い替えたいのですがどんなものを買えばよいのか」関城「なら明日の休みにも私が選んであげましょうか？」

関城「この親友の関城紗和子が！」理珠「はいおねがいします」

理珠「関城さん？」

関城「神様～！」

関城「仕方ないわね～もう」

理珠「あの時間通り来たつもりでしたがもしかしておまたせしてしまいましたか？関城さん」

関城「いいえ　私もたった今来たところよ」

理珠「ではその積まれた缶コーヒーは一体？」

関城「こ、これは喉が乾いてたから」

理珠「それに今日は白衣じゃないのですね」関城「普段着よ　これくらい　」

関城「むしろ寝間着よ！」

関城（はぁ　あなたこそ私服が眩しいわ緒方理珠）

関城（なんたる僥倖）

関城「さぁ緒方理珠　まずは腹ごしらえよ」

理珠「美味です」関城「そうでしょ～やはり女子のたしなみといえばパンケーキよね」

関城（どんどん行くわよ緒方理珠）

関城（これからが本番　昨夜一睡もせず５分単位で練り上げた完璧なプランを実行に！）

関城「あっ・・・」

関城「…」

関城「…あら　そこにいるのは唯我成幸じゃな～い」

成幸「うおっ　関城と緒方じゃないか」

理珠「うえっ！成幸さん！？」

関城「ちょーどよかったわ　唯我成幸　緒方理珠のペンケースを一緒に選んでやってくれないかしら」成幸＆理珠「え？」

関城「じゃあ私は突然思いがけずsuddenlyな急用ができてしまったのでアデュー！」

関城（これで…これでいいのよ関城紗和子）

関城（親友ならその幸せを第一に慮ってしかるべきだもの　ｸﾞｽｯ）

子供「ママあのひと泣いてる」ママ「青春は色々あるものなの　みちゃだめ」

関城「なによあなたはぐれもの？」

関城（こういうこ見ると取らずにはいられないのよね　私みたいで）

モブ「またガリ勉関城が平均点上げてるよ」

モブ「平均以下のやつ補修だってよ」モブ「えぇ～もっと空気読んでくれよ…」

モブ「野球部また勝ったって？」モブ「ヘヘッその分テストはこれだけど…」モブ「関係ないって勉強できるよりよっぽどすげーよ」

関城「どうして勉強できて褒められるんじゃくてばかにされなきゃいけないのよ」

保健室の先生「関城さん　今度近くの塾で模試があるんだけどどうかな？」

保健室の先生「授業には出られなくてもこれくらいなら」

関城（開始１０分で解き終わってしまったわ　早く帰って勉強したけどここで悪目立ちするとまた…）

理珠「終わりました　おそらく全問あってると思うので帰ってもいいですか？」

関城「…」

モブ「西中の天才緒方理珠さんだできる自分アピール」モブ「まだやっている奴いるんだから空気の読めよな」

理珠「なぜでしょう　空気を読むとはどういうことですか？　できたのに出来ないふりをしろということですか？」モブ「す、すみません」

保健室の先生「え？授業に出る？どうしたの急に関城さん」

関城「先生私周りを気にして悩むのやめるわ」

関城「それに私決めたの　私あのひとと同じ高校にいく！」

保健室の先生「えらいわ　関城さん！」

関城（でもその後話しかけるのに高校３年の一学期までかかった上に）

関城（まさかの進路変更に度肝を抜かれるとは思わなかったけど）

関城「はぁ…ほんとなにやってるのかしら私」

成幸「それはこっちの台詞だよ」関城「！？」

関城「なんでここに！？」成幸「なんでってそりゃ…って景品どんだけとってんだよ！すげえな！」

関城「そんなことよりも緒方理珠はどうしたの　早く戻ってあげなさいよ！」

成幸「いやだってお前楽しみにしてたんじゃないのか　今回緒方とでかけるの」

関城「別に楽しみになんて…根拠のない言いがかりはやめてほしいわね」

成幸「根拠って…だってさっきお前のつぶやきみたら夜通しこんな感じだったし」

関城「あああああ　楽しみにしてたわよ　なに？悪い？」

成幸「お前本当に緒方のこと好きなんだな」関城「うるさいわね」

関城「しかたないでしょ　緒方理珠は私の恩人なんだから！」

関城「いい　こんなこと話すのはあなただけなんだからね　絶対緒方理珠には内緒よ」

成幸（なんか愛の告白みたいだな）

ひたすら成幸に緒方理珠の良いところを話す関城紗和子

成幸「関城…その…」関城「あ？」

理珠「どうも」関城「ぎゃあああ　緒方理珠！　なぜここに」成幸「俺と二手に離れてさがしてたんで」

理珠「他人の感情に左右されない　そうですよね　私は他人の感情に疎いですから」

関城「いえ違うわ　決してへんな意味では」

理珠「嬉しいです　私にとってはただのマイナスポイントでも人の視点を変えれば+に転じたりするものなのですね」

緒方理珠「で結局ペンケース選びにいっしょにいってくれるのですか？くれないのですか？」

関城「私はべつに…　ｱﾀｯ」

関城「行きます　行かせてください　お願いします」

理珠「よかったです　関城さんいきなり帰ったから嫌われてしまったのかと」

関城「そんなわけないじゃない　あっ」

成幸「関城、いくら好きでもおまえ～」理珠「関城さんやはり嫌いです」関城「ちちち違うわ　誤解よ緒方理珠」

成幸（あれ？結局関城はなんで俺と緒方を残して帰ろうとしたんだ？）

文乃「あっりっちゃんペンケース変えたんだ　可愛いね」

理珠「はい　お気に入りです」

関城「えっへへ」