漫画で「この設定上手いな」ってなったやつ教えて

ジョジョのスタンド

人の精神が形になったという設定でデザインや能力を見るとそのキャラの内面が読める。

キラークイーンとか特にそれが分かる。

ﾆﾝｼﾞｬｽﾚｲﾔｰのアイサツシステムは、端的にキャラ名を紹介するためのもんだろうけど
インチキ日本感が出るし、アイサツの作法で個性が見えるし、礼儀を守りつついかに有利取るかとかバトルの一部分になってるし
一粒で何重にも美味しい設定

悪魔の実
三刀流
電伝虫

主人公と付き合わなければその彼女は何やかんや不幸な目にあって死ぬという設定、なので主人公が29股しても不快感無いのは凄いなと思った

ガッシュの設定は続編になって術が実質レベル１に戻っても
・１で培ったパートナーとの絆や連携は健在
・魔物が子供から大人に成長したことで戦闘スタイルや下級術の使い勝手が変化している
・敵対関係にあった魔物も善VS悪というよりサバイバルのライバルだったため、キャラによっては違和感なく共闘関係を結べる

とうまいこと描けてるのを見て改めてうまい設定だなぁと思った

手塚治虫のどろろ
主人公の百鬼丸は妖怪を倒して体の一部を取り戻すと徐々に普通の人間に戻っていくものの 戦闘能力は弱体化する

ワンピースの能力者カナヅチは海賊海軍問わず海に関わる人間として致命的な弱点になる良い設定

トリコの捕獲レベル
単純な戦闘力の指標としてだけではなく生息する環境や発見の困難さ、食べられるように調理できるか総合してるから弱い動物でも状況によって捕獲レベルが高くなるのが上手いと思った

まあ後半はほぼ戦闘力の数値になるけどね…

・次のネタはカードゲーム題材にしたいけどマナコスト制はテンポ悪いから廃止しよう

いや…元々使い捨ての話だったんだから当たり前やん…
どんなカードでもコスト無しでダイレクトアタックも無いガバガバルールだぞ

ハンターの念能力は沢山の作品に影響を与えてるだろうな
制約と誓約は能力バトルの説得力としてこれ以上のものはない

ジャンケットバンクだとヘックスメダルの設定が最近見たやつだと秀逸に感じたな

大体ランク制のギャンブル漫画だと賭け金のインフレが進んでウン億が当たり前になって逆にインパクト薄くなっていくのを「銀行側が獲得枚数事に設定した特権を行使できる」ということでワンヘッドの連中が命を賭けてまで何を成したいかというキャラ付けの要素を含むようになったり、銀行側が有能なギャンブラー使い潰すという矛盾にもある程度説得力持たせている

そして主人公ペアの異常さも高まった

スレイヤーズの技名叫ばないと魔法が発動しないやつ

戦闘力ってワクワクするけど
ワンピの懸賞金とかトリコの捕獲レベルみたいに直接的なものにしない方が多分いいよね
どうしたってインフレとそれに伴う描写の違和感は出てくると思うけどそれを大分和らげる効果があると思うよ

魔界からきた最強の魔人だが、人間界では瘴気が薄く徐々に弱体化する
本人は着実に弱くなるけど、最終的に最強コンビになる

舞台を地獄にすることで暴力的ツッコミに説得力を持たせた鬼灯の冷徹
今時ああいうのうるさいけど、地獄の鬼だからと言われたらそうですねとしか

能力の情報開示について
＞カードゲーム的にも、手札公開は勝負をつまらなくするってのが結論だし。
と言ってるけど、手札公開じゃなくてカードの能力説明だよね
遊戯王とかでもよくある(説明されないまま第二の能力第三の能力が明らかになるケースもある)
謎のカードを攻略するのも面白いけど、解った上で攻略法を考えるのは別の楽しさがある

ワンピースなら懸賞金のシステムだわ
90年代に数値のインフレ対策するの本当にすごい

トガリ
地獄から任務の為に現世へ仮釈放された主人公の武器が悪人が使う程強い魔剣(木刀)の咎狩
主人公がヒロインや周囲の人達のおかげで人間性を会得する逆インフレで強さのバランス調整されてたり、人間らしさを習得していく過程が可視化されていた

100カノの運命の人システムは
・ビビーンのおかげでヒロインとの出会いが印象に残りやすい
・お互いに一目惚れするシステムなので好きになるのに時間がかからない
・無条件でカップル成立ではなく本人の努力次第
・幸せにできないと不幸になって死んでしまうので複数人交際でも誠実さを保つ必要がある
・運命の人システムを知っているのは恋太郎だけで彼女たちはみんな心から恋太郎のことが大好きだから複数人交際を受け入れて恋太郎の恋人になった
というのがいい塩梅だと思った

アニメのドラゴンクエストの宝石モンスター
魔王の配下のモンスターは宝石を材料にして魔法で造られたもので倒すと元の宝石に戻る
ゲームでモンスターを倒すとお金が手に入ることを自然に再現している

ミノフスキー粒子という万能物質

幽遊白書の暗黒武術会編

主人公たちゲストチームは裏社会にとって邪魔な人間が選ばれるから罰ゲームみたいなもんで不利なトーナメント配置という設定で
主人公チーム以外の描写を最小限にしたのは上手いと思う

スレイヤーズの一人称視点は、ズーマがあんな事してた設定決めてあったけどズーマは突然自分語りとか始めるキャラじゃ無いし、リナも知るかスキありしねぇ！してくるだろうしで全部カットした
とかしてたな
あと描写なくいつの間にか死ぬキャラが結構居る

漫画と言うか特撮やけどウルトラマンのカラータイマーやね
アレ一つで視覚的に一発でピンチなのが分かるし
強過ぎるヒーローはダメって事で急遽取り付けたってエピソードも
あの時代でも強過ぎるのはダメと理解しとる人がおったってのも感慨深い

うちはサラダ

黄泉のツガイ最近読んだけど漫画上手すぎるわマジで

天原マンガ全般
異種族レビュアーズのサキュ嬢が何代か遡ったらサキュバスが混じってるからセーフってふざけた設定を序盤に出しておいて、
国の実質トップが推定サキュバスで自分の血を混ぜようと画策してるっぽい設定でサキュ嬢や異種族交流の促進に説得力を持たせる設定ｎ落とし込み方とか大好き
バカバカしさの裏の設定の妙を楽しむ漫画だと思う

ワートリはトリオンの在り方以外にもトリオン体そのものの強度がトリオン量関係なく一律で脆めに生成されるとかトリオン体同士であればトリオンを媒介に大まかなニュアンスを汲み取って自動翻訳してくれるとかがあるね

吸死のドラルクの料理上手設定
吸血鬼が人の生き血を吸うために居城に招くのが確実だから古の吸血鬼は料理がめっちゃ出来るというもの
キャラクターに設定が上手く結びつけられるとキャラが立つ

五大刻の中にオーバーボディの刻の神とかが紛れてないかな

「悪役令嬢の中の人」は
世界を滅ぼせるほどの大悪党が愛に目覚めても
大悪党であるという本質は変わらない
という点も面白かったなぁ
悪役令嬢の攻撃対象が本来の主人公からニセモノ主人公に代わっただけ、というのもなおよし

水を掛ければ女の子
お湯を掛ければ男の子

神のカードは魔法効果を1ターンしか受け付けない
→死者蘇生で特殊召喚しても１ターンしか存在できない

拷問の解釈が美味しいものを食べさせたり
かわいい動物で癒したりして屈させるという意味

風都探偵というか、仮面ライダーWはガイアメモリの設定が秀逸すぎる

・仮面ライダーも怪人も、変身する同じ人間(それまでの作品では人間と怪人は別の存在)
・使う時にメモリ名の音声が鳴るため、「〇〇の怪人だ」と印象に残りやすい
・「昨日」や「ナスカの地上絵」等、地球の記憶として多種多様なモチーフでも選出できる
・メモリ1つで成り切り遊びができる
・メモリ側に音声認識があるため、無限に商品展開ができる

平成2期からライダーの小物アイテムが爆増したのは、間違いなくWの影響

パンプキン・シザーズのカウプラン博士の存在。
この人がいるだけで伍長の戦闘スタイル、作中と現実の違いや問題点が説明できる。
どっかで見た「知識チートのなろう転生者（カウプラン）が好き勝手に技術革命させた後の世界」が凄くしっくりくるんだよね。

ニンジャスレイヤーのアイサツと忍者と極道の裏マナーは個人的に好き
名乗りのシーンを邪魔しちゃいけないしされたら答えなきゃいけない神聖な時間にすることでカッコ良さは増すし無粋な指摘も黙らせられるという

スプラトゥーンシリーズで海の生物が人間並の知能を持つようになったのは海面上昇により
滅亡した人間の作った液晶（人間の残留思念がこもってる）が
海に沈んでそれを浴びたからだとかってのは上手いと思った

呪術の設定周りはほんと少年漫画の革命よな

デスノートの「名前を書かれたら死ぬノート」
ぼくらのの「乗ったら死ぬロボット」
ここらへんは他作品のキャラを設定内にぶち込んでも二次創作として物語が成り立ちそうな程に設定として強い

Fateシリーズは召喚される英霊が基本的にはすでに死んでる存在のコピーだから自身の逸話がバレて死因につながるような弱点が露見する可能性から初手で宝具使用とかの雑把な戦術が取りづらいってのは考えてるなと思った
知名度高くて強そうな英雄の最期は印象に残るような悲惨な死に方多いだろうし戦力差あっても弱点狙いでチャンスあるかもしれんしな

Fateもだけど漫画じゃない作品を挙げているのはスレタイ読んでないのか気になる

敵のしくじりを「頭無惨」で説明できるのは大きい

BLEACHもスタンドと一緒でキャラの内面が能力に出てるのを知ってから読み返すと面白い
特に能力が同じ、近い奴とか考察が捗る。

銃夢の脳チップ
まず作中の貨幣としてチップというコンピューターのパーツっぽいものを出して
しばらく後に作中の貴族的存在の天空のザレム人は成人時に脳の記憶をチップに移し替えた存在でチップは使用済みの廃棄パーツと明かす

それまではザレム人は地上人を生身の肉体を機械に改造して平気でいる低級な存在と内心でも見下していたのがチップ脳の情報公開で価値観転回して
それぞれ生まれはザレム人の、主人公の上司は発狂して治安システムに殺されて、主人公の擬似親は発狂前に記憶消去という疑似自殺をして
主人公の友人の残念キャラは割と定期でけろっとしていて、ボスキャラは早めにそれを知って闇堕ちして地上で人体実験を繰り返すようになった悪の黒幕化したという四種四様のリアクションをする
この凝った構成を最初から詰めずにライブ感で作っていたのも凄い

まあそのおかげで、ライブ感故にOVA化された時に設定が反映されずに元ザレム人の死体パーツが生脳のままとなってしまうという矛盾が発生して
厄介な事に世界のキャメロンがこのOVAを見て惚れ込んで映画化したためにOVAの矛盾をそのままハリウッド映画化してしまうという
世界規模の漫画実写映画化の面倒くささというスケールのデカすぎる邦キチ案件が生み出されてしまったわけだが

ワンピ、通信手段が限られてるから次の島の情報がいい感じに隠されててなおか遠くにいる仲間に連絡するのに電伝虫の存在がファンタジーの世界観を邪魔してなくていい。
あと、漫画だと声が聞こえないから通信相手の顔を描写する必要があるが電伝虫の顔真似のおかげで画面がすっきりする。

FGOで神霊はそのまま召喚できないから聖杯戦争に関係ある人物の皮を借りる必要があるので過去作の登場人物を出せるシステム
商業的な上手さだけど

スレイヤーズだと魔族の設定も面白い
魔族は精神体みたいな存在で人間より圧倒的に強いけど
人間相手に本気を出すのは
本気を出さないと弱い人間に勝てない
自分の存在を否定する事になるので
常に舐めプをしないといけないから
人間側にも付け入る隙ができる
まぁそれでも普通は勝てないけど

ローゼンガーテンサーガは原典の設定をうまく捻ってるのが多い
ケイ卿の原典の「機嫌が良いと身長が伸びる」設定を逆に「テンションが下がるとショタになる」設定にしたのは膝を打った

少しズレてるけど100ワニのフォーマットはいまだに生き残ってるのすごいと思う
本家はまあアレだけど…

ダイの大冒険における
「無生物に命を与える禁呪法は、使用者のその時の精神的影響をモロに受ける」
これのおかげでハドラーのその時の精神性がハッキリわかり考察がはかどる。

最近だと圧倒的にボルトの全能のシナリオ。

3×3 EYESの无
魂を主人である三只眼に捧げることで不老不死となる
主人が死ねば一蓮托生なので本人が不死身でも常に危機感を煽れる
ただし主人が危機に陥ると無限の力を発揮するので敵も味方も逆転が可能

ランスシリーズのレベルシステム
鍛錬や実戦を経験して経験値をためることでレベルが上がり強くなる
これだけなら多くのゲームにもある事だけど

ランスの世界観だと鍛錬をサボるとレベルが下がって弱くなる
一作品終わってから次回作が始まるまでの間に
主人公が豪遊して鍛錬サボりまくってるので
次回作が始まった時にレベルが低く、
金もほとんどない理由付けになってる
実際前回の冒険が終わってから次の冒険が始まるまでの間が
あまり空いてない場合は最初からレベルが高い

タツノリの拷問といいシルバーマンの合理主義といいキン肉マンは始祖編でよく過去のガバガバ設定をうまく辻褄合わせたと思うわ

魔術師オーフェンの設定には魔術を始めとして世界観とかにも唸らされたわ

一つ後の記事でも出ていたけど、ボッシュ

後付けでほぼ間違いないけど、キン肉マンの肉のカーテンにまつわる秘話が、王家の闇を孕んでいた設定。

能力学園の劣等生設定だが、同時に圧倒的チート能力も付与したい
矛盾する両者を両立させるには………ということで
全ての能力を強制無効化する『幻想殺し』を主人公につけたのは上手いと思った。
ラノベだけど。

ハンターハンターの念が画期的だったのは、能力の内容じゃなくて
『努力すれば本当に誰でも形にできる個性と意思の力』という設定だと思う。

これのおかげで数多の条件つき能力や
気や魔力などのステータスが必要な能力と差別化できて、
全読者が自分ごととして妄想できるし、
6つの能力系統で性格診断みたいな楽しみ方も出来て
キャラ人物像の紹介に深みを持たせることが出来た。

ゴールデンカムイのゴールデンカムイ

ケンイチ方式の師匠と弟子設定
ケンイチに無茶をさせることも出来るし、ピンチになれば助け船出すことも無理無く出来る。とんでも人外バトルも可能
漫画の構成として滅茶苦茶便利

この手の話題で呪術が上がるわけないだろ
パクリしか能の無い駄作なのに

術式開示が良い設定なら、なぜ作中で使われ続けないのか。
最終決戦でペラペラしゃべらないのか。

fateばかりで女神転生が言われないの
仕方のない事だとは思うんだけど、ちょっと寂しいな

術式開示ってキャラに説明させることに意味を持たせたい作者の都合を叶えてるだけで漫画的には面白さに繋がらないマジで意味ない設定だと思うよ

良スレ

ピンポイントな設定だけど、呪術だと領域展開の結界は侵入にメリットがないから外から入るのは割と簡単→入った瞬間に必中効果発動→「触るなっつったろ！」で勝つのは上手いなと思った。
あれ、入ったらダメと知ってるのに飛び込んでしまう虎杖のキャラ描写にもなってるし、宿儺の格の高さも両方描けてるんだよな。
その後、外側からの攻撃に弱いが活用されたのもよかったけど、なんというか作者にあの頃くらいの余裕が欲しい…

ゲームだけど、FF10の主人公が異世界出身の陽キャってのは上手い設定だった
(プレーヤーが)知らないことを聞いて回るのに違和感無いし、
「仲間は勿論この世界の全員が知ってるけど主人公(プレーヤー)だけが知らないこと」
が物語の中核だったりと、上手い使われ方してたな