【ウマ娘】ﾊﾞｰｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ♪ 【怪文書】

俺の前歯が―――

『バキッ』

きっとそんな音がしていたと思う。
血と共に口から吐き出された自分の前歯が飛んでいくのを、どこか他人事のように眺めていた。
事の発端はこうだ。
担当ウマ娘のトレーニングが終わったあと、トレーナー寮に戻っている最中にいきなり後頭部に衝撃が走りそのまま意識がブラックアウト。そして意識を取り戻した時には４人のウマ娘達に見下されていた。
状況が飲み込めず「誰だ君たちは」と聞くも返事はなく、一言「裏切り者のトレーナーだ、やっちゃえ」とリーダー格らしい少女が呟いた。
その一言で俺の周りを取り囲んでいたウマ娘達が一斉に襲いかかってきた。
半覚醒の状態で未だ地を這っていた俺の髪の毛を乱暴に掴み上げ、無理やり身体を起こさせると、好き放題殴られた。
■すつもりはないのだろう、手加減はしていたようだ。しかし相手は人間の数倍の力を持つウマ娘だ。いかに手加減しようとも複数人相手に一方的に殴られ、防御のしようもなければどうなるか。
骨は何本か折れているだろう、殴られた場所は痣が出来ているし、鉄の味が口いっぱいに広がっていた。
俺を殴る彼女たちの表情はなんというか、抵抗出来ない獲物を嘲笑うようにも、はたまた苛立ちや焦燥感を抑えきれないようにも見えた。
そのうち、立つことも出来ず地面に伏した俺をそのまま彼女たちは足蹴にする。
確かに全身ボロボロで、痛みでのたうち回るくらいのはずなのに不思議と落ち着いていた。
俺はもしかしたらここで死んでしまうのかもしれない。そんな極限の状態にあって、そこにあったのは俺を蹂躙するウマ娘達に対する怒りとか恐怖じゃなくて、ただただ担当ウマ娘への想いであった。

これはどういう性癖ですか？

えっなにこれは(ドン引き)

先生かプロデューサーにでも転職したのか?

何やらかしたらこうなるんだ

なんでそんな目に合ってるんですかね…

>>1
彼女に初めて出会った時、彼女はどうしようもなく”腐っていた”
メイクデビューで敗北し、辛うじて未勝利の一位を掴み取ったもののその後は鳴かず飛ばず。良くて掲示板入り、悪いと最下位すらあった。
そうしてどうにもならない焦りや不安に飲まれた彼女は同じような境遇のウマ娘達とつるむようになった。
授業やトレーニングをサボってみたり、校則を破ってみたり。そんな状況で何かがよくなるなんてことは当然なく。担当トレーナーにも見限られ、模擬レースの結果も負けて当然と言える結果だった。

「しょうがない、しょうがない、相手が悪いんだもん」

そう、ヘラヘラと笑ってみせた。
それでも彼女の中に眠るウマ娘の本能は、このままレースから逃げ出すことを許さなかった。
幾度も幾度も負け続け、先輩からは呆れられ、後輩からも軽蔑されて勝利から遠く離れてしまったある日、彼女の心のダムはついに決壊した。

>>6
『悔しい！悔しい！悔しい！悔しい！悔しい！
こんなはずじゃなかった！もっとレースで輝くはずだった！こんなところでどうしようもなく腐っていたいんじゃない！一位をとって周りのやつらに私はすごいんだって証明したかった！』

ただただ衝動のままにターフを駆ける。
毎日の鍛錬を欠いた彼女の走りは、およそ素晴らしいと言えるものじゃなかった。
それでも―――それでも、俺は彼女を担当ウマ娘に誘おうと決意した。
あの日、負けて当然と笑った彼女の顔は、唇をかみしめて、自分に嘘をついているように見えたから。
転けて、擦りむいて、泥だらけになって、涙を拭うこともせず、もがいていたから。

彼女を誘った時、最初は呆然として、状況を理解すると今度は怒り出した。
『今の走りを見て言っているの！？冷やかし？それとも喜ばせておいて嘘だったっていうつもりなの！！？』そう言われた。それでも俺は退かなかった。根気強く彼女に惹かれた理由を述べた。
『どうしようもなく感情に任せた泥臭い走り』も『本来持っているであろう粘り強い走りの片鱗』も。
人もウマ娘も挫折を知っているからこそ強くなれる。それに俺も要領がよいと言える性質ではなかった。そういう意味でもきっと、二人の相性は悪くないはずだったから。

「絶対に君を輝かせてみせるから」

その言葉を聞いて彼女は『わけわかんない』とポツリともらした。
それから―――彼女は授業をサボることはなくなった。

裏切り者って担当のことか……

ああ「自分達を裏切ったウマ娘」のトレーナーか？

ああ……なるほど

>>8
ブランクを取り戻すのは苦難の道だった。元々他よりも突出して才能があったわけでもない彼女はその分、数倍トレーニングをしなければいけない。更にそれにプラスして今までトレーニングを怠っていた分を余計に行う必要がある。
筋肉の働き、鍛え方の基礎や食事内容の見直しという初歩の初歩から始まり、スタートの切り方、腕の振りや踏み込み、ラップ練習。ほぼ毎日、日が暮れるまで練習に励んだ。
ひたむきに積んだ努力が芽を出し、オープンやプレオープンで結果を出すことが出来るようになった。
久々に一着を取れた時は二人でケーキを買ってお祝いもした。

そしてついに重賞、G３レースに挑んだその日。
彼女の評価は可もなく不可もなくな先行6番人気、対して一番人気はG1戦線でも結果を出し続けている正に格上の差しウマ娘。かなりの苦戦を強いられることになるだろうと覚悟した。それでも彼女は「泥に塗れるのなんていつものことよ」と笑ってみせる。もうそこに、自分の気持ちに嘘をついている笑顔はなかった。

>>12
ゲートイン後の僅かな静寂のあと、スタートが切られ一斉にゲートから飛び出していくウマ娘達。彼女もやや出遅れたものの、なんとかバ群中段に食らいついていく。そこからしばらくは不気味なほど展開が動かなかったが―――レースを動かすのは最終コーナー直前、前方集団と後方集団の差が縮まりバ群が団子状態になった時！賭けとも言えるいつもよりかなり早い、しかも坂路手前でのスパート。バ群から一気に抜け出すと先頭逃げ集団の頭を捉える。その動きに気づいた他のウマ娘達も動き出す。作戦が功を奏したか、本命ウマ娘はバ群に前を塞がれ抜け出せずにいる。しかしいざ抜け出せば勝負を一瞬でつけるだけの末脚がある。歯を食いしばってハナを進む彼女の姿に観客席で見守るこちらも思わず力が入る。

「走れ！お前なら必ず勝てるはずだ！」

想いが口をついて気づけば飛び出していた。そんな時、ふと彼女と目が合った気がした。

その時の彼女の表情は―――笑っていた。

>>13
そこからは一瞬の勝負だった。すでに限界ギリギリまで力を出しているはずの彼女がさらに強く踏み込み再度のスパートをかける。彼女の２～３バ身後ろにはバ群から抜け出した本命ウマ娘が背後に迫ってきている。
ゴール板まで残り400、200、刻々と運命のカウントダウンと刻まれる。握りしめた拳に爪が食い込む痛みも全く気にならなかった。
本命ウマ娘は彼女のすぐ横にまで競ってくる。意地と意地のぶつかり合い、雄叫び。そしてお互い譲らずそのままゴール板までもつれるように駆け抜けた。
映像判定、まるで時間が止まっているかのような瞬間、自分の心臓の音がやけに大きく聞こえた。
そして、掲示板に映し出された彼女の番号は、間違いなく一番高いところに輝いていた。
観客席を飛び出し彼女の元へと飛び出す。お互いの顔を見合わせるとどちらともなく抱き合い、泣き出した。人前だとかそんなこと関係なしに感情を爆発させた。それこそまるで三冠を達成したかのような喜びようだったかもしれない。
ウィナーズサークルに立った時には、お互い目が真っ赤に腫れてとても人前に出せるような顔じゃなかったかもしれないが、それでも観客達は盛大な拍手を贈ってくれた。
確かに恵まれた選手達からすれば”たかだかG3で勝ったくらい”と思われるかもしれない。しかしそれでも、二人で勝ち取った初めての重賞勝利だった、彼女の輝かしい未来への一歩だったのだ。

もうここで終わろうよ…幸せなまま終わろうよ…ね？

>>14
なのに―――蹴り飛ばされた衝撃で身体が二転三転する。ようやく暴力に飽きたのか、周りを取り囲んでいたウマ娘達はどこかへと去っていったようだが……その足音すらも掠れて定かではない。
薄れゆく意識の中で見た走馬灯と、彼女のレースで見せた笑顔を思い浮かべてただ謝る。
彼女と共に最後まで走れなかった俺を許してほしいと、涙を流しながら―――。

>>15
トレーナーが病院に担ぎ込まれたという知らせを受けたのは自室で授業の復習と、明日のトレーニングメニューの確認をしている時だった。
寮長に事情を話して急いで病院に駆け込むと、そこには包帯でグルグル巻きになって、まるでミイラ男みたいになっていたトレーナーだった。
お医者さんの話ではたまたま近くを通りかかったひとが、血だらけで倒れているところを見つけて救急車を呼んでくれたらしい。幸い、発見が早く処置も迅速に出来たため命に別状はなかったものの、それでもひどい暴行の跡があって全身の骨が折れてて……しばらくは寝たきりの生活を強いられることになるらしい。
私は……許せなかった。こんな、ナヨナヨしてて、でもいざという時は頼りになって、どうしようもなくお節介でお人好しで、私みたいなどうしようもなくクズなやつにも手を差し伸べてくれる優しい人がこんな目に遭わなきゃいけないことが絶対に許せなかった。

>>18
だから、トレーナーの意識が回復して、ようやく話せるようになった時に問い詰めた。
正直、心当たりはあった。私がくすぶっていた時につるんでいた”負け組ウマ娘”達。トレーナーが私を拾い上げてくれて、つるむのをやめてから執拗に嫌がらせをされた時もあったから。それでも断固として相手をしなかったら「どうせあんたもすぐこっち側に戻ってくるわ」と吐き捨てて関わらなくなった、はずだった。
でも、私がこの前のレースで重賞初勝利をあげてしまったから、アイツらが嫉妬して八つ当たりしてきたんだ。
「ねぇ！アイツらがアンタをやったんでしょ！？」
そう言ってもトレーナーは静かに目線だけで違うと言うだけで、その表情はとても哀しそうだった。
きっとここで本当のことを言えば私が何をしでかすかわからないから。万が一のことがあって、選手生命を棒に振るかもしれないから。
でも！私は！私がレースなんて走れなくなったって、構わない！絶対にアイツらに復讐してやる！自分達がやったことを後悔させながら■してやるって思って。
そう思って、朝早く起きて食事の準備をするフリをして、包丁を懐に忍ばせた。
それで、私は随分久しぶりに授業を抜け出すとアイツらの溜まり場に向かった。

>>21
アイツらは人ひとりを■しかけたっていうのに、ヘラヘラ笑っていた。会話に耳を澄ませる。
もしかしたら私の思い込みで、コイツらが犯人じゃないかもしれないから。でも。

「あいつ、蛆虫みたいにゴロゴロ転がっててマジウケたわｗ」

「ほんと、ザマァ見ろよｗ」

「なんか～？せっかくならもう一発くらい蹴っ飛ばしとけばよかったかも～ｗ」

疑惑が確信に変わった。アイツらの腐った根性のこと、同じウマ娘の私より抵抗される心配のないトレーナーの方をわざと狙ったに違いない。包丁の柄を持つ手が震えている。
待っていてね、トレーナー。今からアイツら二度とトレーナーに手出し出来ないようにしてあげるから。
そう、頭の中に彼の顔を思い浮かべた。

そうしたら……。

やめとけやめとけ

>>22
そうしたら、どうしようもないくらいに今の自分が情けなくなって、涙が止まらなかった。

その場から逃げ出すように、走って、走って、気づいたら大樹のウロの前まで来ていた。

「うああああああああああああああああああ！！！」

大穴に勢いのまま叫んだ。泣いていたのか、怒っていたのかすら分からなかった。
でも確かにわかることがある。私がどん底からここまで這い上がって来たのは、トレーナーと一緒に走って来たのは、あんなやつらのために手を汚して、アイツらが血まみれになった姿を見たかったんじゃない。
レースで一位になって、皆から注目されて、輝いて、それで。
とびっきりのトレーナーの笑顔が見たかったんだ！私を心から笑えるようにしてくれたあなたのために、少しでも恩返しがしたかったから！私の担当になったことを後悔させたくなかったから！
こんなところで私が捕まったりしたら、それこそあのひとの顔に泥を塗ってしまう。そんなこと絶対あっちゃいけない、だからってアイツらがあのままのうのうと過ごすなんて許せない、どうしたらいいのよ！？

「うああああああッ！アアアアアアアアッ！！」

言葉にすら出来なくて、声も掠れるくらいに叫んで、それでも叫んで。
気づいたら疲れ果てて眠っていた。
戻ってこない私を心配して、寮長や友達が探しに来てくれたようだった。
そうか、今の私にはトレーナー以外にもこれだけ支えてくれる人がいるのか。
私は、なんてバカなんだろう。こんなになるまでなって、ようやくそんなことに気づくなんて。
想いをぶちまけたからか、自然と気持ちは少しスッキリしていた。

>>24
生徒会室の扉を叩く。中から落ち着いた声が『どうぞ』と返してくれた。
扉を開けると中には生徒会長と副会長のみだった。おそらく人払いをしてくれたのだろう。
「ようこそ生徒会室へ。さぁ、話を聞かせてもらおうか」
生徒会長が穏やかに、でも真剣な眼差しで私のほうを見つめている。
私はポツリポツリと今回のトレーナー暴行事件について話しだした。
トレーナーを襲った犯人に心当たりがあること、そいつらが話していたこと。
最後の方は悔しくて、唇をかみしめていたけれど。
「辛かっただろう。よく私達に話してくれた」
生徒会長がそっと私の手を包んでくれて、副会長が「心配はいらん。人の、ウマ娘の道を外れた者がどうなるか。必ずお前の無念は晴らしてやる」そう力強く言ってくれて。また涙が溢れて、子供みたいにわんわん泣いた。

なんとか私が落ち着いたあと、私の証言だけでは確実ではないので、然るべき公的機関とも連携して犯人を必ず捕まえて罪を償わせると約束してくれた。

>>25
それからしばらくして、アイツらの姿を学園でも寮でも見ることがなくなった。退学しただの引っ越しただのとまことしやかに囁かれているが、おそらくは”そういうこと”なのだろう。

さてと！そんなことより、私にはやらなくてはいけない日課があった。授業が終わり、普段通りトレーニングを済ませるとスーパーで買い物を済ませてから病院に直行する。
病室はもちろんトレーナーの部屋。

「ちょっとトレーナー、あんまり歩き回ると危ないよー？」

「なんの、なんの！お前がひとりで頑張っているってのに俺だけ寝たきりなんてダサいからな！」

なんてカッコつけてるけど、松葉杖をついてなんとか歩けるようになったくらいらしい。随分フラフラしていて危なっかしいったらない。それでも確実に退院に近づいているのは、何よりも嬉しい事実だ。

「ほーらっ、りんご剥いたげるから座って座って」

トレーニング帰りにトレーナーのお世話して、模擬レースの動画見てもらってアドバイスしてもらったり、レースと全然関係ない、たわいないことをおしゃべりしたり。
本当はちゃんとトレーニングやレースを見守っていてほしいし、すぐ会えないのはなにかと不便だけど、でも今はこれでいいんだ。
今は二人の歩幅は揃わないかもしれないけど、心はきっと二人三脚でどこまでも進んで、輝いていけるはずだから！

完！走

>>27
お前、前々からモブウマ娘育成はよ！って思ってた俺の欲望肥大させんじゃねえよ

>>1
ありがとうございます!ありがとうございます!

軽快なスレタイから重すぎる本文やめろ

闇堕ち回避です！

俺の前歯が‼︎
じゃねぇぞ

トレーナーの手を握って、走り続ける事が一番の報復だよ……

ヤバい　かなり好き

ドキドキしてきた……コレが、うまぴょい?

>>29
ﾄﾞｰｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ♪

俺の心臓が―――

素晴らしい

よくやった！！！

挫折！曇らせ！そしてハッピーエンド！
完璧な構成だぁ……

最高

タイトルのノリに反して感動した！

あぁよく見たら、最初の画像が伏線だったのか

よかったよ

良い物を見た

無敵のウマ娘理論でお礼参り…
いや全員トレセンの恥だから消されたか…

みんな読んでくれてありがとう。夜勤なのに寝ずに衝動のままに書き上げたかいがあったよ。
ちなみに脳内に、重症のトレーナーのために走るのを諦めてバイトしながら介護して、最終的に（事件のことも加味してURAから開業資金を工面してもらいつつ）小さな喫茶店を開いて、遊びに来るウマ娘達にささやかなアドバイスをして過ごすなんてルートもあったよ。
今回はキャラクターが自然と走ってこっちの走ることを諦めないルートになったけどね！

時々文豪現れるよな

正直性癖ぶちまけた怪文書だと思ったら名文だった…

自分の力を理解せずトレーナーの骨を折るネタスレだと思ったら…

こいつら結婚しそう

お疲れ様！
ありがとう

そうそう、よかったらこの子達の行末でも妄想してやってください
皆の記憶からすぐに消えてしまう存在だけれど、きっと閃光のように輝くはずだから

素敵だった。

怪文書ならぬ快文書とでも言える素晴らしい作品だった素晴らしい…

泣いた
よかった…

刃牙とウマ娘のパロディスレかと思ったら名SSでぶん殴ってくるやつがいるか！！！ばか！！！！いいね入れますね

会長推しだ！推しが優しくてカッコいいことを除いても名文を読ませてもらったのでいいねを押してクールに去るぜ

すげえスラスラ読めた
プロか？

天才はいる、悔しいが

こういうの書ける人尊敬する
モブウマ娘のSSもいいね　ただGⅢで勝つウマ娘をモブって呼んでいいものか

>>80
トレーナーのおかげでモブからネームドになったから裏切り者なのではないだろうか
それはそれとして心の中のチケゾーが号泣している

>>80
URA決勝に進出するモブもいるからセーフ

（クズたちの処遇は行間を読んでくれ、ワンチャン蛇足覚悟で書くけど）

>>84
個人的にはクズたちは深掘りしないでいいと思う
どう処理したかを生徒会の活躍っていう視点からちょっと見てみたい気はするけど、今のままの方がスッキリしてていいかなぁ

>>85
ありがとう、確かに書くとしても警察への引き渡しまで書いてどう処分したかはご想像にお任せしますって終わり方ではある
この物語においてそこは重要じゃないと思ってるし

真面目に良作
構成もしっかりしているしここでこんな作品が読めるとは正直思わなかった