【感想】アニメ『迷宮ブラックカンパニー』6話 個性的な新キャラ続々そして魔王登場！この見た目ってもしかして…

ランガ「気持ち良い～」

ランガ「全く驚きだよねぇ」

ランガ「お題目とは言え世界を救うって話だったのに」

ランガ「気が付いたら魔王軍で働いちゃってるよぉ」

ランガ「ほんっと変なのぉ」

二ノ宮「ほぉぉ～、此処が秘湯 悪魔の湯か」

二ノ宮「名前の割に風情のある所じゃないか。良きかな良きかな」

ランガ「…」

リム「おっふろぉ～」

リム「ふぅ～～！」

ランガ「…」

ランガ「……ぅえ！？」

リム「ぷはぁ～」

二ノ宮「また体洗わずに入りやがって」

二ノ宮「お前の雑な性格は大体許容してやるが風呂に適当に入る事だけは許さん！」

リム「いけずぅ～」

二ノ宮「だろ！？ランガ！」

ランガ「へぇっ！？」

二ノ宮「あ？」

ランガ「そ、そ、そそ、それ！」

ランガ「すご！でか！えげつな！」

二ノ宮「何言ってんだ」

二ノ宮「お前にも同じのが付いてんだろ」

ランガ「いや、いやいやいや！無い！これは無い！」

ランガ「ボク、身の危険感じちゃう…」

二ノ宮「言ってろ」

リム「ふろ～　おふろ～」

リム「ばしゃばしゃばしゃ」

二ノ宮「これで魔王軍課長補佐代理兼新規事業開発室室長から西方進行部部長に出世だ」

ランガ「えへへ。二ノ宮君って変だけど凄いよねぇ」

二ノ宮「だがまだまだだ。俺が日本に帰る鍵は魔王本人に聞かなきゃ分からんようだしなぁ」

リム「すいすい～ すすいのすい～ すすいのすいすいす～い」

ランガ「重役会議に出ないと魔王には会えないんだっけ？」

二ノ宮「あぁ～。その為に邪魔になりそうな幹部連中は全員排除しのし上がる。ま、この俺にかかれば造作もない事」

二ノ宮「何せ！」

ランガ「わ！！」

二ノ宮「この！俺だからなっ！」

ランガ「ちょ、突然立たないでよ！」

二ノ宮「ふっははははははははは」

ロウ「この男がジェネラル二ノ宮か」

ロウ「ジェネラルアントの口利きで魔王軍に入ってきたらしいが」

ロウ「やはり最近の若いモンはなっとらん。世の中は成果を出せば良いというもんではない」

ロウ「物事に対する権威が育っとらんと一流とは言えんのじゃ！」

パワー「んな事言って爺さん、この前は結果が付いて来なきゃ生きてる価値がねぇとか部下に喚き

散らしてただろうが。あれ何だったんだよ。ボケたのか？」

ロウ「黙れぇ！部下を殴るしか能の無い奴に言われとうないわ！」

ロウ「ぺっ！」

パワー「ったく…」

パワー「所構わず痰を吐くなっつうの！」

ゼクス「ふん…貴方達の直情的な会話は聞いているだけで知能指数が下がる気分ですよ」

ゼクス「まぁ、あなたのその大きな胸を眺めていると」

ゼクス「僕の一部は盛り上がるわけですが…ふふふふふふふ」

パワー「気持ち悪ぃんだよ」

パワー「このクソ童貞が！」

ゼクス「ぐあっ！」

ゼクス「どどど、童貞ちゃう…」

ロウ「話に戻らんかぁ！ワシの貴重な時間を何だと思ってる！」

パワー「へっへっへ。老人の小言は長くていけねぇ。顎の骨ごと砕いてやりたいねぇ」

ゼクス「アナタは相変わらず暴力的ですねぇ。魔王軍の誇る我が頭脳に影響が出たらどうするんです？」

ロウ「ともかくヤツをこれ以上野放しにしておけばワシらの立場も危うくなる」

ロウ「飛び出た杭は全力で打つ！」

ロウ「それが我々、魔王軍特殊業務部役員互助会。人呼んで魔王軍サンバガラスのポリシーじゃ！」

リム「か～」

ジェネラルアント「二ノ宮さーん、本当に行くんですかー？」

二ノ宮「あ？ああ、上からの命令だからなぁ」

ランガ「魔王運から離反したはぐれ魔物の討伐だっけぇ？」

ジェネラルアント「こんな仕事…部長がする仕事じゃないですよねぇ」

パワー「へっへっへっへっへっへ」

パワー「来た来た来やがったぜぇ」

パワー「さぁ、ガツンとぶち込んでやるよ。アタシの強制舎弟化作戦をな！」

二ノ宮「！」

ランガ「うわ…ごっつ…」

パワー「さぁどーするぅ？そいつら知能は虫以下だが力だけは折り紙付きだ」

パワー「見たところあの男の筋肉は戦う為のモンじゃねぇ」

パワー「半グレ達がボコボコにしたとこにこの私が駆け付けてやれば覆しようの無い上下関係が生まれるって寸法よ」

パワー「泣け、叫べ」

パワー「そしてパワフルな上司の前に」

パワー「跪きやがれぇ～！」

リム「むんっ！」

ランガ「わぁ～ 凄い凄い、一発だぁ」

二ノ宮「相変わらずの無双振りですねぇ、リム様」

パワー「なっ！！」

リム「どやぁ」

二ノ宮「で、どうする？」

ジェネラルアント「ほ！ビックワームが仲間になりたそうにこっち見てますよ」

二ノ宮「うん、戦力が多いに越したことはない。連れて帰ろう」

二ノ宮「これでまた出世しちまうなぁ～、おい。笑いが止まらんぜぇ」

パワー「ぬ…んぬ…」

パワー「クソっ！クソっ！クソぉっ！」

パワー「！？うわぁ～！」

ゼクス「ふん、私は最初から分かっていましたよ。あんな子供が考えた様な脳筋作戦が上手くいくはずは無いと」

ロウ「まったくこれだから若いモンは、かー ぺっ！」

ロウ「次はワシじゃ」

ロウ「ワシが大体的に進めている開墾事業」

ロウ「ヤツにも一枚かませてやるわ！」

ランガ「えぇ～！こんなとこを開墾するのぉ～？」

二ノ宮「ま、そういうお達しが来てるなぁ」

ロウ「手も足も出んか。ふはははは。これだから若いモンは」

ロウ「こんな荒地ではどう足掻いても作物は育たん。ヤツは不毛な開墾事業に関わり続けそしてワシが優遇する部下共の成績と圧倒的な差がつく」

ロウ「ヤツは為す術なく無能な社畜と成り下がりワシの立場は未来永劫じゃ！いやっはははは」

二ノ宮「ピィー」

ロウ「なんじゃ！？」

二ノ宮「ピーイイッ」

二ノ宮「やはり荒れた土地にはミミズだなぁ。土地が豊かになる」

ランガ「耕すのめっちゃ早っ！」

ランガ「あとはこれを植えれば良いんだっけ？」

二ノ宮「おう、とりあえず芋育てりゃなんとかなる。ランガ、植える前にお前の魔法をよろしく」

ランガ「うん。えぇ～っと」

ランガ「おっきおっきおっきっき」

ランガ「大きくなぁ～あ～れ～」

二ノ宮「おおっ」

二ノ宮「思った通り、ランガは役に立つな」

ランガ「…」

二ノ宮「それに比べてアイツは…」

ランガ「ん？」

リム「がうがうがうがう」

ジェネラルアント「おぉ～、食べようとしてるし」

二ノ宮「アリA！こないだの大ボスの貝殻があっただろ。あれを焼いて砕いて撒いとく、土壌も改善される！」

ロウ「ぬ、ぐぐぐぐぐ」

ロウ「なんという効率の良さ」

ロウ「ぬぅ？」

ロウ「ぎえぇ～～～！！」

ゼクス「ふん、パワハラ女と老害にこのミッションは荷が重過ぎた様ですねぇ」

ゼクス「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」

ゼクス「まずは相手の事をよく調べるべきなのですよ」

ゼクス「あれ…はぁっ！」

ゼクス「て…な…何故だ？ヤツに関する情報が全く出てこない」

ゼクス「なるほど…情報操作ですか。敵もなかなかやりますね…お？」

ゼクス「この娘は…」

ゼクス「なるほど…これは使えますねぇ…！へへ」

ゼクス「はぁ…はぁ…」

ゼクス「はぁ…はぁ…」

ランガ「はぁ～～」

ランガ「さっぱり」

ゼクス「それは良かったですね」

ランガ「え！？だっ、誰！？」

ゼクス「申し遅れました。私は財官事業取り締まり役ゼクス・ハラーと申します」

ゼクス「この度はお嬢さんに関するこちらの資料につきまして詳細をお伺いしたく…」

ランガ「ボクの資料？」

ゼクス「お嬢さん…あなた…」

ゼクス「大変な過去をお持ちのようだ…」

ランガ「うぅ」

ゼクス「その事を…上司に報告はお済みでしょうか？」

ランガ「…」

ゼクス「まだのようですねぇ…いけませんよ…報連相を怠っては…一人のミスが部署全体をトラブルに巻き込みかねない」

ランガ「ボクにどうしろっていうの？」

ゼクス「そ、そうですね…ふはぁ…」

ゼクス「とりあえずここで一発！いえいえいえ、一度謝罪の意思を確認させて頂ければ…」

ゼクス「このカメラに向かってぇ～」

ゼクス「やや上目遣いでぇ～ 肩を窄めぇ～ タオルを取ってぇ ごめんなさぁいと仰って頂ければ、はぁん」

ゼクス「んな！！」

ゼクス「男だとぉっ！？」

ゼクス(こんなに可愛いのに…いや！こんなに可愛いのだからこそ！)

ゼクス(アリアリのアリ！)

ゼクス(そう、これはセクシャルの神が与えしパンドラの箱なのかもしれません！)

ゼクス(私の中の情熱が今ぁ～っ まさにぃ～っ 新しい扉を開けてぇ～っ)

ゼクス「はっ！」

リム「ごはんごはん」

リム「ごはん」

リム「今日のごはんは肉ぅ～！」

ゼクス「ぁあ～～～！」

ゼクス「…信じられない」

ゼクス「我々の作戦がことごとく失敗するとはぁ～！」

二ノ宮「あーあーあー」

二ノ宮「テステス、聞こえてるかなー？」

ロウ「うえ！ジェネラル二ノ宮！」

二ノ宮「ここ最近のお前達の趣向を凝らしたプレゼント、楽しませてもらったぜ」

二ノ宮「お陰で俺の魔王軍での地位もなかなかに固まってきたよ」

ロウ「な、なんじゃと？」

二ノ宮「俺が好き放題やってれば地位に固執した連中がちょっかいかけてくると思ってなぁ」

二ノ宮「それを利用させてもらった」

リム「はぁっ…はぁっ…」

二ノ宮「正直～、予想以上にチョロかったんで肩透かし気味だったが」

二ノ宮「てめぇらの空いた席には俺が座るんだから綺麗にしとけよ」

二ノ宮「ボンクラ共」

二ノ宮「じゃあな」

ロウ「ぐっ…！魔族として生まれて数百年、これ程の屈辱を味わったのは初めてじゃ！」

パワー「あんなヤツにここまで言われるなんて！」

ロウ「こうなったらもう難攻不落と言われたあの案件をぶつけるしかあるまい！」

パワー「あれをヤツに任せるのか？」

ゼクス「しかし…万が一解決されてしまっては我々の立場が本気で危うくなりますよ」

ロウ「かぁっ！ぺっ！」

ロウ「なあに、我々サンバガラスが全力で妨害工作を行えば問題あるまい！」

ロウ「魔王様にバレない範囲でなぁっ！」

ロウ「ジェネラル二ノ宮…貴様を全力で引きずり落とす！」

ナレーション『こうして魔王軍サンバガラスの己の誇りと保身を賭けた』

ナレーション『戦いの火蓋が切って落とされた』

ナレーション『ゆけ！魔王軍サンバガラス！』

ナレーション『お前達の戦いはこれからだ！』

ランガ「ん…」

ランガ「えぇっ！」

ランガ「うわー、何この格好…」

ランガ「かっ、可愛い！」

うさぎ1「おや、目を覚ましたんだね、ランガ」

ランガ「あっ、二ノ宮く…」

ランガ「きもっ！」

うさぎ1「何かおかしいところがあるかな？」

うさぎ1「それより女王のところへ急ごう」

うさぎ1「このままでは時間になってしまうからねぇ」

ランガ「女王？魔王じゃなくて？」

二ノ宮「そうだよ。女王は俺達の到着を首を長くして待っているんだ」

ランガ「ふ～ん…」

ランガ「あ？うわぁ～～～～～！」

ランガ「可愛い！」

ランガ「みんなでぴょんぴょんしてるぅ」

ランガ「こんにちは、うさぎさん。何してるの？」

うさぎ2「あ？仕事だよー。ここの歯車を回して」

うさぎ2「女王のお城の噴水を噴き上げてるのさ」

ランガ「うわぁ、大変そうだねぇ」

うさぎ2「あぁ大変さー。でも仕方ねぇんだ。何せ、俺達は…」

うさぎ達「女王の社畜だから」

ランガ「自信満々に言うとこなの？そこ」

うさぎ2「うるせぇ！」

うさぎ2「自信あり気にでも言わなきゃやってらるかぁ！」

うさぎ2「不眠不休の長時間労働のせいで家にも帰れないから嫁の顔も忘れちまったぜぇ！」

うさぎ3「ひいては女王のせい」

うさぎ4「ひいてはお前のせいでもある！」

ランガ「ぇえっ！？」

うさぎ5「残業代よこせ」

うさぎ6「有給よこせ」

ランガ「そ…そんな事ボクに言われても困るんだけど」

ランガ「って！何これ！小さくなってるぅ！」

ランガ「うわぁあ～～！」

うさぎ1「ランガ」

ランガ「ほえ？」

うさぎ1「この穴の中に逃げ込むんだ！」

ランガ「う、うん！」

ランガ「えぇ～い！」

ランガ「えっ！」

ランガ「あっ！」

ランガ「うっ！」

ランガ「えぁっ！…あたた…」

モグラ1「いらっしゃいませ。初めてのご来店ですか？」

ランガ「ふあっ！モグラ！？」

ランガ「な…何ここぉ～！」

うさぎ1「王国の地下にあるネカフェという場所さ～」

うさぎ1「ここは女王の下で働くのが嫌になった連中が逃げ込む…言わば負け犬達の街なんだ」

うさぎ1「長居すると心から働く気力がどんどん失われるから気を付けるんだよ」

ランガ「…」

ランガ「ふむ」

ランガ「えへへ」

ランガ「があっ！」

ランガ「た、確かにこれはマズい！」

うさぎ1「だから言ったじゃないか。見てみるんだ」

うさぎ1「あれが此処に住み着いてしまった者達の末路だよ」

うさぎ1「働かず目的も無く、ただ毎日同じことを繰り返す。人間がああなっちゃおしまいさ」

ランガ「うーん…でもさっきうさぎさん達が居たみたいな所しか無いんじゃ、寧ろ働いた方が負けじゃない？」

ランガ「出れば地獄で残れば廃人…あぁ～！どうすれば良いんだよぉ！」

ベルザ「こらー！」

ランガ「へ？うわぁ！」

モグラ2「じょじょ、女王だ！」

モグラ3「女王が出たぞー」

モグラ4「逃げろぉ！」

ランガ「女王？」

ランガ「わっ」

ランガ「でかぁ～～～！！」

ベルザ「あなた方の到着が遅いのでわざわざこちらから出向いて差し上げました」

うさぎ1「おぉ～～！それは恐縮です」

うさぎ1「ベルザ女王陛下」

ランガ「あなたが女王…？」

ベルザ「えぇ、そうです。ランガ」

ベルザ「あなたの先祖、ベルザが女王ですよ」

ランガ「…」

うさぎ1「ランガがベルザ様の子孫！そうだったのかい？」

ベルザ「会いたかったですよ、ランガ」

ランガ「ボクは会いたくなんかなかったよ！」

ベルザ「何故です？」

ランガ「何故じゃないよ！」

ランガ「あんたのせいでボクが今までどんな目に遭ってきたと思ってるの！」

ランガ「世界を滅ぼす引き金を引いた魔女の末裔だって…お陰でパパとママは…」

ベルザ「無念の内にこの世を去ったそうですねぇ」

ランガ「え？」

ベルザ「ランガ…覚えていますか？」

ベルザ「私の子孫というだけで迫害され」

ベルザ「生まれ故郷から逃げるしか無かった事」

ベルザ「秘密を抱えたまま」

ベルザ「生きる気力も衰えた街で」

ベルザ「過ごしていた事を」

ランガ「そんな…そんな事」

ランガ「言われなくたって全部覚えてる！忘れるなんてできないに決まってるでしょ？」

ベルザ「さぞや辛く苦しい日々だったでしょう。それもこれも原因は全て社会が悪いのです。あなたの周りは弾圧と停滞に満ち安息など訪れようもない」

ベルザ「ですから…もう全てを捨て、此処で私と過ごしましょう？」

ランガ「そ…そんなの…ダメだよ！」

ランガ「だって…ボク気付いてるもん…此処はボクの夢の中だって…だから」

ランガ「目を覚まさなきゃ。辛くても起きて…」

ベルザ「何を今更！」

ベルザ「あなたはずっと逃げてきた。逃げ続けるだけで何もしなかったではないですか！」

ランガ「でも…でもっ！」

ベルザ「まだ認めないのですかぁ？あなたの生きる現実世界は」

ベルザ「あなたを必要としていません！」

ランガ「に…二ノ宮君…」

うさぎ1「なんだ？」

うさぎ1「諦めて此処で暮らそうか！うーふふふふふふふふ」

うさぎ1「ふふふふふふふ」

二ノ宮「なぁんてぇ！」

うさぎ1「ぎゃぁ！」

二ノ宮「そんな勝手、俺が通すものかよぉー！」

ランガ「二ノ宮君！？」

二ノ宮「お～い、ベルザぁ！」

二ノ宮「てめぇのそのやり口が弾圧と停滞そのものじゃねぇか！」

二ノ宮「ランガ」

ランガ「…」

二ノ宮「いい加減…」

二ノ宮「起きやがれ！！」

ランガ「いったぁ～～！」

ランガ「もぉ！何するんだよ二ノ宮君！」

二ノ宮「ようやく目が覚めたか」

二ノ宮「ったく、手間かけさせやがって」

ランガ「え？ボクは一体…」

ランガ「あれは…！」

ランガ「そうか思い出した！魔王からの依頼で森に入ったらあのロボットに鉢合わせて…」

ランガ「みんなで悪戦苦闘してたら」

ランガ「変な光線を撃たれて…そこから急に意識が遠くなって…」

ランガ「あんな夢を…」

二ノ宮「しっかし何だったんだぁ？」

二ノ宮「この機動戦士まがいのロボットは。ま、とにかく討伐終了だ。この手柄で俺の役員昇進は成った」

リム「不味い…ぺっぺっ！」

二ノ宮「我が道のりは着実に日本へ近付いている！ふはははははははは！」

ランガ「ねぇ二ノ宮君…」

二ノ宮「ああん？」

ランガ「あのさ、ボク…これまでずっと色んな物から逃げてきたんだけど、それって間違ってる？」

二ノ宮「ああん？間違ってるに決まってんだろ」

ランガ「そ、そっか…」

二ノ宮「だがまぁ…戦略的撤退という便利な言葉もある」

ランガ「ほえ？」

二ノ宮「目的地がブレなければ途中いくら逃げて胸を張れるはずだ。これはいつか勝つ為の撤退だとな」

二ノ宮「グダグダ文句を言うヤツが居ればぶん殴ってやれば良いじゃねぇか」

二ノ宮「例え女王だろうが何だろうがな」

ランガ「ぷっ。えっへへ、えへへへへへへ。」

ランガ「あはははははは」

ランガ「二ノ宮君…」

ランガ「ありがとう」

二ノ宮「ふっふっふっふっふ…」

二ノ宮「ようやく魔王のツラが拝めるなぁ。骨を折らせてくれたぜ」

二ノ宮「邪魔するぜ！」

魔王「ようこそ二ノ宮」

二ノ宮「お前が魔王か」

魔王「二ノ宮、君に頼みがある」

二ノ宮「な！」

魔王「どうかこの世界を…救ってもらいたい」