【感想】 シャドーハウス 12話 エア食事するエミリコが可愛い そしてエドワードが強敵過ぎる

エミリコ「あなた、誰なんですか！？」

エドワード「紅茶は実に繊細な飲み物だ」

エドワード「熱湯を注いだ後はティーポットの中でじっくり蒸らす…焦らないのが肝心だね」

エドワード「蓋を開けたらスプーンで軽く混ぜ」

エドワード「茶こしを通してカップにそそぐ」

エドワード「そして香りを楽しみ…一口」

エドワード「これが大人のやり方さ」

エドワード「のどが渇いたかな？」

エミリコ「少しだけ…」

エドワード「砂糖たっぷりの紅茶を飲ませてやろう、ただし質問に答えたらね」

エドワード「君の主人は反乱分子…そうだろ？」

エミリコ「はっ…..！」

エドワード「ケイトは一体何を企んでいる？」

エミリコ「お話することは何もありません！」

エミリコ「どこの誰だかわかりませんが、私はケイト様の許可なく何も言いません！」

エドワード「ほぉ….？」

エミリコ「脅したって無駄です！別にちょっとくらい何も飲まなくても…」

ぐぅ～～（エミリコのお腹が鳴る音）

エミリコ（あの時…）

エミリコ（パンを全部食べていたら….！）

エドワード「緊張感のないやつだ」

エドワード（時間はたっぷりある…朝までに全てを暴いて）

エドワード（偉大なるお爺様の前に突き出してやる）

ジョン「エドワードがいるのはお爺様と共にある塔だろ？あそこに侵入するってのか」

パトリック「そんなこと本当に可能なのか？」

ルイーズ「うーん、無理じゃない？」

ジョン「もう少し真剣に考えろよ！」

ルイーズ「だったらジョンが考えなさいよ！」

ジョン「うーん、すぐには思い浮かばないが…」

ケイト「ショーン」

ショーン「はい、なんでしょう？」

ケイト「何かアイデアはない？」

ケイト「あなたはいつも冷静で周りが見えている、そうエミリコから聞いているわ」

ケイト「知恵を貸して頂戴」

ジョン「そうだな！確かにショーンは頭がいいもんな！」

ショーン「わかりました、少し時間をください」

ショーン（考えろ…どうしたらお爺様と共にある塔に誰に気づかれずに行ける？）

ショーン（そもそも情報がすくなすぎる…向こうの屋敷がどうなっているか全くわからない）

ショーン（何かしらのトラップが仕掛けられている可能性もある）

ショーン（そもそもお爺様と共にある塔への入り口はあの渡り廊下以外知らない）

ショーン（でも入り口には顔の見えない人形が立っているし…）

ジョン「ショーン？」

ショーン「あります…1つだけ」

ショーン「成功した方法が」

エミリコ「美味しいです！」

エドワード「何をしている？」

エミリコ「パンを食べています！」

エドワード「強情だねえ…でもいつまで妄想でごまかせるかな？」

エミリコ「大丈夫です！もうお腹いっぱいですもん！」

エドワード「拘束を解いてあげてもいいんだよ？ケイトが企んでいることを話してくれたらね」

エミリコ「それは嫌です！」

エドワード「ではそのままだ」

エミリコ「それも嫌です！！」

エドワード「だったらケイトの…」

エミリコ「嫌です！！」

エドワード「この状況をわかっているのか？」

エドワード「聞いているのか！？」

エミリコ「お腹いっぱいになったら眠くなってきました」

エミリコ「あ！じゃあ楽しくお話しましょう！貴方だって好きでこんなことやってるわけじゃないですよね？」

エミリコ「ケイト様のことは言えませんが貴方のお話は聞けます！色々お話しましょう！」

エミリコ「その方が絶対楽しいです！」

エドワード「はぁ….貴様というやつは….」

エドワード（焦るなエドワード…まだ焦る時間じゃない）

ショーン「この渡り廊下から堂々と向こうの屋敷に侵入します」

ショーン「顔の見えない人形に変装して」

ジョン「なるほどな！エドワードはそれで成功したわけだもんな！」

ジョン「さすがショーン！いいところに気づいた！」

ショーン「褒めすぎですジョン様」

ケイト「ケイトが行くわ」

ジョン「じゃあ、ジョンも！」

ショーン「人数が多ければそれだけ見つかるリスクも高まります」

ジョン「でもエミリコがどこにいるかわからないだろ？手分けして探した方がいい！」

ケイト「連絡を取り合う方法がないわ」

ケイト「ケイト1人で行く」

パトリック「だが、あの屋敷を探すとなると1人じゃ….」

ケイト「本で読んだわ、お爺様と共にある塔は階数が上がると偉い人が住んでいる」

ケイト「1階、2階、3階…エドワードはどこにいるのかしら？」

ジョン「そんな偉い方がなぜ誘拐なんてコソコソするんだ？」

パトリック「コソコソ…確かに」

ケイト「なぜそんなリスクのあることを…？」

ルイーズ「ねえ、そもそも顔の見えない人形の制服を盗まないといけないわけでしょ？そっちはどうするわけ？」

ショーン「はい、着替えがストックされている部屋がどこかに…」

コンコンコン！（ドアをノックする音）

ルイーズ「こんな時間に誰？」

バーバラ「パトリック、すぐにドアを開けなさい何を騒いでいるのです？」

ケイト「あの声って…？」

ルイーズ「バーバラよ！」

ジョン「あの星付きか！」

パトリック「まずい、声が漏れていたんだ…」

ケイト「リッキーの部屋から逃げましょう」

ショーン「生き人形の部屋には外から鍵が！」

ジョン「いざとなればジョンパンチ！」

ショーン「駄目です！扉を壊したらパトリック様に疑いが！」

バーバラ「いつまで待たせているのですか？早く扉をあけなさい」

ルイーズ「考えてる時間もないわよ？」

パトリック「ここはとにかくパトリックとリッキーに任せてみんなは行ってくれ」

ケイト「ええ、ありがとう」

パトリック「バーバラ！こんな夜更けにどうしました？」

バーバラ「先ほどこの部屋から複数名の声が聞こえました、星付きとしてこの部屋を捜索させていただきます」

パトリック「それは誤解ですよ」

バーバラ「誤解なら調べても問題ありませんね？バービー、始めなさい」

ショーン「駄目です…かかってます」

ジョン「仕方ない…ドアを壊す！」

ケイト「静かに！」

ルイーズ「あ！」

ルイーズ「ちょっと！ねえ大変なの！こっちに来て！」

ケイト「ルイーズ！ちょっと！」

ルイーズ「見回りご苦労様」

パトリック「ん？誰に話しかけてんだ？」

ルイーズ「さあ、逃げるわよ！」

ルイーズ「ルイーズの煤は人形を操れるのよ！もう忘れた？」

バービー「ここにはいません」

バーバラ「最後は生き人形の部屋ですね」

ジョン「これからどうする？」

ショーン「まずは制服の調達を！」

ルイーズ「それならこのまま操って案内させればいい！」

ケイト「そうね…ケイトはルイーズと一緒に行くわ」

ジョン「ジョン達は？」

ショーン「俺たちは向こうの屋敷がどうなってるか見に行きましょう、侵入への手がかりが見つかるかもしれません」

ジョン「だな！あの渡り廊下の前でおち合おうケイト！」

ケイト「わかった、見つからないようにね」

バービー「誰もいませんでした」

パトリック「ついリッキーとの会話に熱が入ってしまって…気を付けます」

バーバラ「そう」

パトリック「あの、見回りって今までやってましたっけ？」

バーバラ「エドワードが子供たちの塔の管理者になってから小さなゴタゴタも報告するようになったのです」

パトリック「エドワードが？」

バーバラ「お披露目が評価されたのでしょう」

パトリック「でも全て報告って？」

バーバラ「出世欲が強いのでしょう」

バーバラ「クソ腹が立つ！！」

バービー「バーバラ様」

バーバラ「これからは怪しい行動は控えることですパトリック」

パトリック「は、はいっ！」

パトリック「はぁ….！」

パトリック「危なかった…今の情報エミリコを助けるために使えるぞ！」

リッキー「なぜです？」

パトリック「え？」

リッキー「あんな生き人形のためにどうしてそこまで？」

パトリック「あんな生き人形じゃない！」

パトリック「エミリコだ…そして」

パトリック「お前はリッキーだ！！」

ジョン「まあ…いるよな」

ジョン「いざとなればジョンパンチで！」

ショーン「ジョンパンチはダメです！応援を呼ばれたらどうするんですか」

ショーン「よく見ると相当離れてますね、影も暗い」

ジョン「こうも暗いと屋敷も見えんな」

ショーン「俺たちが無効にいったのはお披露目の時の1回きり、今見える外観と記憶を照らし合わせて屋敷の中をイメージするしかないですね」

ケイト「どうかしら？」

ルイーズ「うん！悪くないんじゃない？」

ケイト「よかったわ」

ルイーズ「それじゃルイーズはここまで」

ルイーズ「これ以上危険は冒せないし、あとはそっちで頑張ってね」

ケイト「そうね…」

ケイト「助かったわ本当にありがとう」

ルイーズ「煤能力を自慢したかっただけだわ、ルイーズなら余裕だもの」

ケイト「ええ、成功を祈ってて」

ルウ「ルイーズ様？」

ルイーズ「今回狙われたのはケイトだけど、それはたまたまでルイーズが狙われていたかも！」

ルイーズ「それってルウが攫われていたかもってことでしょ！」

ルイーズ「絶対にルウには手出しさせないわ！」

ルイーズ「エドワードなんて大嫌いだし！」

ショーン「あっ！！」

ジョン「まずい！見つかったぞ！」

ショーン「逃げましょう！！」

ケイト「待って！ケイトよ！」

ジョン「ケイト！！」

ショーン「こちらの塔の1階は向こうの地下と繋がっていましたよね？」

ショーン「渡り廊下を渡ったら階段を探して上を目指してください」

ケイト「わかったわ」

ショーン「向こうの塔にも見回りがいると思います、顔の見えない人形なら問題ないと思いますが…」

ジョン「でも3階まで行くのはさすがに大変そうだな」

パトリック「いや、その必要はない」

ケイト「パトリック、リッキー！無事だったのね！」

パトリック「ああ、バーバラから聞いたエドワードは子供たちの塔で出世して3階にあがりたいそうだ…つまり」

ケイト「2階か1階の住人」

ショーン「それでもあの部屋数です！１つずつ調べるわけにも…」

ケイト「ケイトに任せて！」

ケイト「考えがあるわ」

ジョン「しくじるなよ？」

ショーン「お願いいたします」

ケイト「ええ、必ず2人で戻ってくるわ」

ジョン「ジョンも一緒に行く…」

ショーン「ジョン様！」

ジョン「だって心配じゃないか！ジョンが代わりに行ってもいい！」

ケイト「ここまでやってくれただけで充分わよ、ありがとう」

ケイト「皆もありがとう」

ケイト「行ってくるわ」

ショーン「無事に入りこめたみたいですね」

パトリック「パトリック達も部屋に戻らなくてはな…見回りに見つかったら大変だ」

ショーン「俺たちも行きましょうジョン様」

ジョン「ああ….」

ケイト「もしかしてあの珈琲の？ここで作っていたのね」

ケイト「どれも普通の色…やはり珈琲を淹れた後で何か？」

エドワード「私がこうしているのはケイトのためでもあるんだ」

エドワード「手遅れになる前に助けたい、だから協力してくれ」

エミリコ「それはどういう….？」

エドワード「このままだとケイトは処分される」

エミリコ「どうして！！」

エドワード「お前が役立たずだからだ、お前みたいな出来損ないがいるせいでケイトは上を目指せない」

エドワード「だからシャドーハウスに反旗を翻す….子供の駄々と同じだ」

エドワード「ただの腹いせだよ」

エミリコ「ケイト様を悪く言わないでください！」

エドワード「心当たりはないか？」

エドワード「お前はいつも余計なことを考える、ルールをおろそかにする…」

エドワード「シャドーハウスの掟を守らないお前がケイトを間違った道に導いたと思わないか？」

エミリコ「そ、そんな….！」

エドワード「いいか？私はチャンスをやろうと言っているんだお前が全てを告白すれば私がケイトを助けてやる」

エドワード「今ケイトを救えるのはお前だけなんだ…さあ言え、ケイトは何を企んでいる」

ケイト「大きな箱….まさか！？」

ケイト「パンちゃん…いるなら動いて！そこにいると教えて！」

ケイト「もう1度！もっと強く！」

ケイト「エミリコ！！」

ケイト「エミリコを見つける…今はそれだけを考えなきゃ！」

エミリコ「パンちゃん！！」

エドワード「ん？パン？何？」

エミリコ「あ、いえ！」

エミリコ（ケイト様….！！）

エドワード「さあ、答えろケイトは何を企んでいる？」

エミリコ「ケイト様は…」

エミリコ「誰よりも勇敢で」

エミリコ「誰よりも優しい」

エミリコ「私の大切なご主人様です！！」

エドワード「つまらん…！！」

エドワード「なっ！？」

ガシャン！（パンちゃんがぶつかってコーヒーカップが割れる）

エドワード「床が汚れたじゃないか」

コンコンコン（ドアをノックする音）

エドワード「静かにしていろ」

ケイト「もしかして、エミリコを攫った時の？」

エドワード「お前たちか」

ジェラルド「大丈夫ですか？何やら音が」

アイリーン「本当に連れてきたのね」

エドワード「外で話そう」

エミリコ「さっきの…」

エミリコ「多分、パンちゃんがぶつかってカップが割れた音」

エミリコ「ケイト様は私をもとに戻すため泣きながら水を飲ませてくれました」

エミリコ「私を1人の人間としてエミリコと呼んでくれました」

エミリコ「そそっかしい私を…」

エミリコ「いつも優しく見守ってくれました！」

エミリコ「ケイト様が来てくれてる…」

エミリコ「ケイト様….！ケイト様…！！」

ケイト「よし…誰もいない」

ケイト（動揺しちゃだめ…）

アイリーン「侵入者が来るというエドワードの話」

アイリーン「本当かどうか確かめようと思ってね」

アイリーン「あの生き人形を助けようとするなら、エドワードの真似をして顔の見えない人形に変装してくる」

アイリーン「その時、ワゴンを引いてくるはずよ、まさかワゴンを2階まで運ばないでしょ？」

ジェラルド「地下のワゴンの数を見れば来たかわかると」

ケイト「まずいわ、あの2人が戻る前にエミリコを助けないと」

ケイト「パンちゃん、いるなら反応して！」

ケイト「エミリコの場所を教えて！」

エミリコ「きゃあ！！」

エミリコ「ケイト様！！」

ケイト「エミリコ！！」

エミリコ「ここです、ケイト様！！」

ケイト「エミリコ…どこにいるの？」

ケイト「エミリコ！！」

ケイト「大丈夫、いま外すわね」

エミリコ「ケイト様！！」

ケイト「無事でよかった…今すぐここを出ましょう」

エミリコ「違うんですケイト様！！」

ケイト「なんのこと？」

エドワード「やっと来てくれましたね」

エドワード「ケイト様」