【感想】 アニメ『無職転生』 4話 アニメ史上最悪な雰囲気のOP パウロのやらかしっぷりがしっかり表現されていた

ルーデウス「母様！おめでとうございます！」

ゼニス「ありがとうルディー、これで貴方にも寂しい思いをさせずに済むわね」

パウロ「やったなゼニス！」

ゼニス「あなた….！」

ルーデウス（家族が増えるよ！やったねルディーちゃん！）

ルーデウス（ゼニスが2人目の子供ができないことに悩んでいた、だからグレイラット家はこの報告に湧いた）

リーリャ「申し訳ございません…妊娠しました」

ルーデウス（相手は誰…？）

ルーデウス（そんなことを聞ける空気ではなかった…）

ルーデウス（全員が一瞬にして勘付いた）

パウロ「す、すまん！た、たぶん俺の子だ…！」

ルーデウス（情けない…いや正直な男だとほめるべきなのか？）

ルーデウス（日頃から公爵を垂れていた手前、嘘が付けなかったのかもしれない）

ルーデウス（いいじゃないか…嫌いじゃないよお前のそういうところ）

バシィ！！（ゼニスがパウロを殴る音）

ルーデウス（状況は最悪だけどな）

ゼニス「それで….」

ゼニス「どうするつもり？」

リーリャ「奥様の出産をご助力させて頂いた後、おいたまさせて頂こうかと」

ゼニス「それで子供はどうするの？」

リーリャ「故郷で育てようと思います」

ゼニス「南で馬でひと月ほどだったわね？」

リーリャ「はい」

ゼニス「子供を産んで体力の衰えたあなたでは長旅に耐えられないわね」

リーリャ「かもしれませんが、他に頼れるところもないので…」

パウロ「あの…母さんさすがに….」

ゼニス「貴方は黙っていなさい！」

ルーデウス（一か月、産まれたばかりの子供と母親の2人旅、村の外がどういった治安か分からないが無事でいれる甘い世界ではないだろう）

ルーデウス（ゼニスの言う通りもしリーリャが倒れれば子供は道連れだ、仮にリーリャの体力が持ったとしても子供はどうだ？）

ルーデウス（産まれたばかりの赤子が一か月の旅に耐えられるか？）

ルーデウス（無理だ…赤子を抱いて倒れるリーリャの姿がありありと目に浮かぶ）

ルーデウス（ゼニスも迷っているらしい）

ルーデウス（メイドとはいえ今まで一緒に仲良く暮らしていた、俺だってリーリャにそんな死に方はしてほしくない）

ルーデウス（汗をかいたら布を用意してくれる、雨が降ったらお湯を用意してくれる）

ルーデウス（冷え込む夜には毛皮を用意してくれる、散らかした本はきちんと整頓してくれる）

ルーデウス（それに…なにより….）

ルーデウス（彼女は御神体の存在を知りつつ黙っておいてくれる）

ルーデウス（その恩を今返そう）

ルーデウス「母様、一度に2人兄弟ができたというのになんでこんな重い雰囲気なのですか？」

ゼニス「お父ちゃんたちがやっちゃいけないことをしたからよ」

ルーデウス「そうですか…しかしリーリャはお父様に逆らえるのでしょうか？」

ゼニス「どういうこと？」

ルーデウス「父様はリーリャの弱みを握っています」

ゼニス「え？」

パウロ「え！？」

ルーデウス「この間夜中にトイレに行こうと父様の部屋の前を通ったら」

ルーデウス「なんとかを言いふらされたくなかったら大人しく股を開けと言ってました」

パウロ「ルディー、何をバカな…」

ゼニス「あなたは黙っていなさい！」

パウロ「え、そんなぁ….」

ゼニス「リーリャ、今の話は本当？」

リーリャ「いえ、そんなことは…」

ゼニス「そうよね….」

ゼニス「貴方の口からは言えないわよね」

パウロ「いいや….俺はそんなこと….」

ルーデウス（パウロにはシルフィの件でお世話になった、だが今回の件は自業自得だ）

ルーデウス（すまんね、その礼はまた次回だ）

ルーデウス「母様、リーリャは悪くないと思います悪いのは父様です」

ゼニス「そうね…」

ルーデウス「父様が悪いのにリーリャが大変な目に遭うのは間違っています」

ゼニス「そう….ね….」

ルーデウス「僕はシルフィと居て毎日楽しいのですが、産まれてくる子にも友達がいるといいのではないでしょうか」

ゼニス「そう….ね」

ルーデウス「それに僕にとっては両方大切な兄弟です」

ルーデウス「母様….僕はリーリャとお別れしたくないです！」

ゼニス「わかったわよもう….」

ゼニス「ルディーには敵わないわね…」

ルーデウス（苦労をかけるねママ！）

ゼニス「リーリャ、うちにいなさい」

ゼニス「貴方はもう家族よ！勝手に出ていくのは許さないわ」

ルーデウス（まあ、この調子なら大丈夫だろう…今後はパウロの努力次第）

ルーデウス（全くやんちゃで困るよ2度目はないぜ？）

ゼニス「あなた…後でゆっくりと話を聞かせて頂きますね」

パウロ「ええ….」

ルーデウス「父様！八つ当たりはやめてください！！」

リーリャ（何故私は助かったのだろうか…）

リーリャ（あの妊娠は私が悪い）

リーリャ（パウロを誘ったのは私なのだから…）

リーリャ（毎夜毎晩2人の喘ぎ声を聞いていれば）

リーリャ（メイドとて性欲は溜まる…）

リーリャ（むしろ、今までよく耐えたと思う）

パウロ「あ…？」

リーリャ（罰が下るはずだった、情欲に負けゼニスを裏切った罰が…）

リーリャ（しかし許された…ルーデウスが許してくれた）

リーリャ（あの子は何が起こったのか理解し、的確に会話を誘導して落としどころまで綺麗に持っていった）

リーリャ「今まで散々されていた」

リーリャ「私は恐れていたのだルーデウスのことを…」

リーリャ「おぞましい笑みで私の○を見てくる赤子…」

リーリャ「不気味だった…悪魔付きではないかと….」

リーリャ（いやそういうのはそうはそう）

リーリャ（彼は命の恩人だ、この恩は一生かけて返さないと）

リーリャ（お腹の子が無事に育ったならこの子をルーデウスに）

リーリャ（ルーデウス様に仕えさせるのだ）

パウロ「ノルン、アイシャ」

パウロ「パパでしゅよ～～！」

ルーデウス（毎日毎日、他にやることはないのか？パウロよ….）

ゼニス「子育てって大変ね…」

リーリャ「これですよこれが子育てですよ！ルーデウス坊ちゃんの時はイージーすぎました」

ゼニス「あなた、暇ならお水くんできてくれる？」

リーリャ「ついでにローソクも持ってきてもらっていいでしょうか？」

パウロ「お、おう….！」

ルーデウス「シルフィ….俺は尊敬されるカッコイイ兄貴を目指そうと思う」

シルフィ「え？」

ルーデウス（あの日以来リーリャは少しずつ話かけるようになってくれた）

ルーデウス（驚いたことにリーリャとパウロは昔一緒の道場で剣を習っていただとか）

ルーデウス（当時のパウロは才能はあったが練習が嫌いで遊び歩いており）

ルーデウス（挙句の果てにはリーリャの寝込みを襲い）

ルーデウス（純血を散らしその後道場を抜け出したらしい…ろくでもねえ野郎だ….）

パウロ「ルディー！鍛錬の時間だぞ！」

パウロ「そんな動きだといつまで経っても初級のまんまだぞ？」

ルーデウス（控えめに言ってパウロはクズだ）

ルーデウス（でも俺は結構この男を認めている）

ルーデウス（なぜか…？強いからだ！）

ルーデウス（剣術には剣神流、彗神流、北神流の三流派が存在するが）

ルーデウス（こいつは3つ共に上級だ）

パウロ「おいおい！それは反則だぞ！」

パウロ「少しばかり魔術の才能があるのかもしれないが、剣術はからっきしだな」

パウロ「なんだまじまじと見て？父さんみたいなカッコイイ男になりたいか？」

ルーデウス「浮気して家族崩壊の危機にした男がかっこいいのですか？」

ルーデウス「ま、あれに懲りたら母様以外に手を出すのは控えてください」

パウロ「リーリャはいいだろ？」

ルーデウス「次は母様が無言で実家に帰るかもしれませんね」

パウロ「お前も男ならわかるだろ？」

ルーデウス「7歳の子供になにがわかるというのですか？」

パウロ「お前もシルフィちゃんに唾つけてるじゃないか？あの子は将来美人になるぞ？」

ルーデウス「そうですね～今のままでも十分可愛いと思いますが」

パウロ「わかってるじゃないか」

ルーデウス「まあね」

ルーデウス（パウロはクズ野郎だけどなんだかんだ話が合う）

ルーデウス（俺も精神年齢は40歳を超えたニート、正真正銘クズだしな）

パウロ「そいえばルディー、お前学校って…」

パウロ「必要ないか…なんでもない再開」

ルーデウス「学校….？」

パウロ「ああ、普通お前くらいの歳になると通い始めるところだ」

ルーデウス「それは知ってます」

パウロ「必要ないだろ？お前、読み書きも算術もできたろ」

ルーデウス「ええ、まあ」

パウロ「興味あるのか？やめとけやめとけ！」

パウロ「いいところのクソガキばっかりだ！」

パウロ「お前みたいなのは間違いなくいじめられるだろうな」

パウロ「それにああいうところにいる娘ってのは運動なんか全くしてなから」

パウロ「いざベッドで脱がしてみるとだらしない身体してるんだ、父さんも何度か騙されたもんだ….」

ルーデウス「そうなんですか残念です…可愛い子がいると思ったのですが…」

パウロ「お！お前も興味が湧いてきたか～？」

パウロ「でも、追いかける尻は1つにした方がいいぞ」

ルーデウス「はい….」

ルーデウス（シルフィには才能がある）

ルーデウス（近いうち俺を追い抜いてしまうかもしれない）

ルーデウス「はあ…学校かあ….」

シルフィ「ルディー、今日は何しようか？」

ルーデウス「はあ…」

シルフィ「ルディー？」

ルーデウス「ごめん、なに？」

シルフィ「ルディー、この頃なんか変だよ？」

ルーデウス「俺は産まれた時から変だったらしいよ」

シルフィ「そうじゃなくて…なんか元気ない」

ルーデウス「最近行き詰ってるんだ…剣術も魔術も全然上達しない」

シルフィ「でも、ルディーはすごいよ？」

ルーデウス「この年齢にしてはそうかもね…」

シルフィ「どこかに行っちゃうの？」

ルーデウス「そうだな…この村でできることも少ないのかもしれないな…」

ルーデウス「わあ！！」

ルーデウス「シルフィエットさん…？」

シルフィ「嫌…嫌….！」

シルフィ「嫌だ…どこにも行かないで….」

ルーデウス「わかったわかったよ…どこにも行かないよ」

ルーデウス（こんな子をほっぽりだしてどこに行こうというのだね？）

ルーデウス（魔術の上達？これ以上、上達してどうするんだ？そんなことよりシルフィとこの村でのんびり過ごそう）

ルーデウス（な？そうしよう…そうしよう）

ルーデウス（2人で育ってちょっとずつ俺好みの女にしていくんだ）

ルーデウス「シルフィ～～！！！」

パウロ「おい、ルディー！」

ルーデウス「わっ！！」

パウロ「へへ～ん！」

ルーデウス「用がないなら出ていってくださいよ！」

パウロ「お前に手紙だ！」

ルーデウス「手紙？」

ロキシー「ルーデウスへ、いかがお過ごしでしょうか？早いもので貴方と別れてから2年経ちました」

ロキシー「私は現在シーローン王国に滞在しています第七王子の家庭教師として雇われました」

ロキシー「王子様はルディーによく似ています、ルディーほどではないですが魔術の飲み込みは早いですし頭もいいです」

ロキシー「私の着替えを覗いたりするところやパンツを盗むところもそっくりです、英雄色を好むということでしょうか」

王子「隙あり！！」

王子「ひひひ….！」

ロキシー「はあ….」

王子「ああああああ！！」

ロキシー「そうそう、ようやく私にも水王級魔術が使えるようになりました」

ロキシー「これ以上無理だと思ってましたがやればできるものですね」

ロキシー「ルディーであれば帝級魔術くらい使えるようになってるのでしょうか？」

ロキシー「次に会うのが楽しみであり怖くもあります、未熟だと笑われないように頑張ります」

ロキシー「余計なことだと思いますが、魔術のことで悩んだら前にも話したラノア魔法大学の門をたたいてください」

ロキシー「それではまた手紙を出します…ロキシーより」

ルーデウス「師匠….」

パウロ「へえ、ロキシーちゃん遂に水王級になったのかすげえな」

ルーデウス「凄いんですか？」

パウロ「そりゃ凄いさ！世界中見ても片手で数えられるくらいしかいないぞ王級魔術を使えるやつなんて」

パウロ「ところでお前…ロキシーちゃんのパンツ盗んだのか…」

ルーデウス（やべ！！）

ルーデウス（情けない現状に釘を刺された気分だ…クソ、ロキシーに落胆されたくない）

ルーデウス「ラノア魔法大学か….」

ルーデウス「父様….」

ルーデウス「1つわがままを言ってもいいですか？」

パウロ「ダメだ」

ドン！！（ゼニスにパウロが蹴られる音）

ゼニス「ルディーなんでも言いなさい、ここはお父様がなんとかしてくれるわ」

リーリャ「ここはお父様の威厳と甲斐性が求められる時です」

パウロ「ルディーが前置きまでするんだ、とても俺の手に負えないような…」

ドン！！（ゼニスにパウロが蹴られる音）

ルーデウス「実は最近行き詰っていまして」

ルーデウス「そのためにラノアの魔法大学に入学したいのですが」

パウロ「ほお？」

ルーデウス「シルフィにそれを話したら、離れたくないと泣かれました」

パウロ「この色男め！誰に似たんだ？え？」

ルーデウス「せっかくなんで一緒に通いたいんですが彼女の家は我が家ほど裕福ではありません」

ルーデウス「つきましては2人分の学費を払って頂ければと…お願いします」

パウロ「ほお…2人でラノアに？だめだ」

パウロ「理由はいくつかある、まず剣術が途中だお前の師匠としてここで放り出すわけにいかない」

パウロ「それにお前は賢いが幼い、親としての責任を放棄するわけにはいかない」

パウロ「後は金の問題だ、お前だけならともかくシルフィも一緒となると無理だ、うちも湯水のように金があるわけじゃない」

ルーデウス「なるほど…では1ついいでしょうか？」

ルーデウス「仕事をあっせんしてください、なるべく高いものがいいです？」

パウロ「仕事？何故だ？」

ルーデウス「父様に認められて家を出るまでに、シルフィの分の学費を僕が稼ぎます」

パウロ「それはシルフィのためにはならないぞ？」

ルーデウス「はい…でも僕のためになるかと」

パウロ「ふっ…わかった、そういうことなら心当たりをあたってみよう」

ルーデウス「ありがとうございます！」

パウロ「お！」

パウロ「よお、久しぶりだなギレーヌ」

ギレーヌ「ああ」

ルーデウス（獣人きたあああああ！！）

ゼニス「ギレーヌ！久しぶりね！元気だった？」

ギレーヌ「ああ」

ギレーヌ「お前の子供か？」

ゼニス「ええ、ノルンよ」

ギレーヌ「パウロに似なくてよかったな」

パウロ「へっ…お前が来たってことはあの話はOKってことでいいんだよな？」

ギレーヌ「ああ」

ゼニス「うちのルーデウスをよろしくね」

ギレーヌ「ああ」

リーリャ「ルーデウス坊ちゃま…寂しくなります」

ゼニス「元気でね…帰ってくるのを楽しみに待ってるわ」

ルーデウス「待ってください…一体何を？」

パウロ「なあルディーよ」

ルーデウス「はい？」

パウロ「お前さ、シルフィと距離を置けって言われたらどう思う？」

ルーデウス「は？嫌に決まってるじゃないですか？」

パウロ「だよな…」

パウロ「いやなんでもない…話をしたってどうせ言いくるめられるだけだしな」

ルーデウス「え？」

パウロ「ふ！！」

ルーデウス「うわ！！」

パウロ「とりゃあ！！」

ルーデウス「うわああああ」

ルーデウス（水神流….）

ルーデウス（ああ、木剣でよかった….）

パウロ「てやぁ！！！」

ルーデウス「はっ！！」

ルーデウス「いてて…パウロめ何しやがる…！」

ルーデウス（どうなってんだ….？）

ルーデウス「こんにちは…ルーデウス・グレイラットと申します」

ギレーヌ「パウロの息子にしては礼儀正しいのだな」

ギレーヌ「ギレーヌだ、明日からよろしく頼む」

ルーデウス「それはどうも…よろしくお願いいたします」