【信長のシェフ】ケンさんやっぱりヤバイってこの人

ケン、なんとかしろ（大抵なんとかなる

ケンの武器は料理の技術や知識だけじゃなくて、物おじしないメンタルの図太さなんだよな
だから退治する相手と対話をすることができて、その知識を存分に活かせる
あるいは、料理で相手の度肝を抜いて自分のペースに引き込み語り掛けることができる

これがケンの強さの三本柱だろうな

急にまとめ多いな
なんかあんのか

当時でも作り方知ってりゃ「タルタルソース」「照り焼き」「マヨネーズ」は作れるからの。後は南蛮からトマトとジャガイモとカボチャと胡椒と……

ケンは信長と似てる所が多くて、こういう説明も「分からないならそれで良い」って考えてる(村上武吉への説明の時が分かりやすい)
ただ理解してもらえ無くても、客に出したものを料理人である自分はキチンと理解して出してるという誠意の姿勢を示すのが目的
作中の武将や商人達は説明内容よりも、ケンのこういう姿勢を見て「こいつの料理に嘘はない」って信用してる

>食材に関することなら無敵になれる
関することから派生が広すぎないかなあああああ

ケン「ビタミンが～」
戦国武将「そっか～(なにいってんだコイツ)」

みんな優しい

初っぱなから井上さん庇って信長に「あなたは利用価値のある俺を殺さない」とかのたまったけど、歴史で知ってるったって会ったばかりなのにそんなん分からんだろ。
腹決まりすぎや。

俺らは文章と図解があるのと、多少の現代知識があるからまだなんとかなってるけど、口頭のみの説明でふんわりでも理解してる武将たちがすげぇよ（なお浅井夫妻たちは専門用語オンパレード過ぎててリタイア

でも一番やばいのは脳内の知識だけで料理もお菓子も調理できてることか（亀料理なんて知識だけのぶっつけ本番）

技術を盗んででも受け継ごうとする料理人がいたら当時にはあり得ない料理名や用語が書かれた書物が残されそう。

ケンって料理オタクなんだろう
なので、わかるかどうかはともかくとして、口から先に知識が出てしまうという（早口
ただ、実際、うまいものなので、みんな、ふーんになっているという
高機能オタクだと思う

単純に知識があるだけじゃなく戦国時代の環境下で応用してるのがすごいんだよなケン

そりゃあ少しでも知ってる事なら「それは違うんじゃないか」となるけど、
まったく知らん物をお出しされてこういう物ですと言われたら「そ、そうなのか」となるしかない

グラスワンダー「抹茶ラテは和風と認めてよいものでしょうか」
歴史家「でもそれ千利休の時代からあるんですよね」

これだけ博識で歴史の知識も深いのに信長の享年をしらんかったのか

こっちの信長のあとで「首」の信長見ると脳がバグる

詐欺師のトークだけど、あくまで美味しいモノを食べてもらいたいという善意からきてるのでセーフ

本気になったら米相場イジったり、水を赤い酒に変えるけどな！

>名器ってやっぱ使ったら価値なくなるの？

まず茶器ってたんぱく油脂との相性最悪なんすよ…それで玉子と牛乳の混合液入れて加熱してあまつさえ砂糖焦がして焼き入れるクレームブリュレとか殴り倒されても文句言えんぞ……

実際客としては説明されたウンチクが訳分からなくても出された飯うまいなら何でもいいしな

今更だけどなんでフレンチシェフなのに世界各国の料理に詳しんだ・・・

ケン「“南蛮”は欧州です。私が作ったのは中東料理です」

のぶのぶのシェフ世界の料理史はとんでもない事になってそう
『なんで信長の時代にこんな世界中の料理が振る舞われてたんだよ！？』

なお、１の画像内の台詞
「日本の酒は米を発酵分解させて作ります
　その分解の途中で糖分がアルコールと二酸化炭素になるのですが」

我々はつい「アルコールなんてこの時代の人にはわからないだろ」とだけ思ってしまうが
実は「発酵」も、化学用語としての「分解」も、糖『分』という言い方も、二酸化炭素も、全部戦国時代にはない表現だったりする

宇田川榕菴（うだがわ・ようあん）という人のことはもっと知られていいと思う
江戸時代後期の人で、植物学や化学関係の書物を多く翻訳・紹介した……だけでなく
翻訳にあたって新しい言葉を沢山作り出した
我々が今、普通に使ってる単語のかなりの数が、この宇田川榕菴が造語したものだったりする

物質を「素」という漢字で表現する、すなわち酸素、水素、窒素、炭素なんかはこの人が由来だし
「圧力、亜硫酸、塩酸、王水、温度、還元、気化、蟻酸、凝固、希硫酸、金属、金属塩、珪土、結晶、琥珀
酸、酢酸、酸、酸化、酸性塩、試薬、煮沸、蓚酸（シュウ酸）、昇華、蒸気、蒸散、蒸留、親和、水鉛、吹管、青酸、成分、蒼鉛、装置、炭酸、中性塩、中和、潮解、尿酸、白金、物質、沸騰、分析、篷酸（ホウ酸）、法則、飽和、溶解、容積、硫化、硫酸、流体、燐酸、坩堝（るつぼ）、濾過」
これ全部宇田川榕菴が作り出した言葉（『日本の化学の父 宇田川榕菴のライフワーク』より引用）
つまりこの人が生きた1796-1846年以前には、これらの単語が存在しなかったんだよ

ケンの最大の武器って正直口のうまさだと思う
いや料理の知恵も腕もすごいんだけどさ