【呪術廻戦】もしも『明治帝都編』が作られたら

・明治期、悪のりとしが失踪した辺り？の設定。
・職業としての呪術師のシステム、総監部が出来始めた頃
・多分階級制も今と違う
・二級呪霊「蝗GUY」ではなく特級呪霊「吼骸」で黒漆死レベル
・五条家当主と禪院家当主は犬猿の仲、加茂家はちょっと肩身が狭い
・割と術師、呪霊のアベレージは高い

十劃呪法使いの剣士とかいてもいいと思う。対象の長さの中点が弱点になる半田さん、みたいな

>>2
「シン・陰流　簡易領域…抜刀！！」

「俺の術式は相手の寸法の丁度中心に急所を作り出す…簡易領域と併用すればどんなものだろうと両断できるのだ」

呪術世界の色んな時代の様子みたいよね

都が移ったことで多分天元も東京に移動
それに伴う結界の張り直し
呪胎九相図爆誕

この頃はマジでいろいろあったと想像できるぞ

>>4
大正に入ってから更なる皇居結界の張り直しが実施、太極図の形に「鉄の結界」を…それが今の山手線である。

>>4
天元お引越し編開幕！

陰陽寮の廃止がこの頃なんだよな
高専の前身説があったなー

>>6
江戸時代とかには陰陽師と呪術師は同一視されてたのかな

神仏分離令や改暦やその他呪術的な歴史の境目になってそうなことが目白押しや

禪院家の少年「え、何この術式？なんか、動きが、カクカク、するんだけど！？」

>>8
最初は触った相手が1秒スタンするだけの劣化蘭太術式を天性のコマ打ちスキルでタイマン最強術式にした直毘人すごいわ

>>83
投射呪法ってどんな感じで使ってるのかな。一々次の動き（カウンター込み）考えながら戦うの大変そう。

>>83
アニメの概念知らないと使い方すら分からんからな。直哉もアニメの勉強したんだろうか

領域使える狗巻家当主
領域展開「響応禍門」
必中効果のみの領域、呪力による脳の保護を貫通する。

一方その頃東北の野山で呪霊を狩る釘崎の先祖

多分新撰組絡みの呪霊湧いてそう

>>14
東京なら浅草本願寺の彰義隊のも生まれてる可能性

禪院家当主十種影法術使いとか？勿論マコーラは調伏してないけどそれでも強い。領域は伏黒よりかは陀艮みたいなタイプ。

五条の本家もやっぱこの頃に東京へ天元と一緒に引っ越したりしたのかな

加茂「えー五条東京行くのー？」
禪院「帝は遷都しないって言ってるよー？」
五条「でも帝の側で誰かがお守りしないと…」
加茂「格式高い都を捨てるとかww」
禪院「やっぱお前んとこ変人ばっかww」

疱瘡婆絶対今より強いよね。あとはコレラとか結核の疾病呪霊が猛威を振るってる。

呪術廻戦　旧石器時代編
呪術廻戦　弥生時代編
呪術廻戦　奈良時代編
呪術廻戦　平安時代編
呪術廻戦　幕末編

全部見てぇ…

>>22
古代呪術はそれこそフィジカル勝負になりそう。弥生編は主人公卑弥呼、ラスボスドゥルグかな？

>>24
卑弥呼の術式は天候躁術とかかな

>>29
太陽に関する術式だったり？

>>29
占いによる予言系を推したい。三種の神器にして特級呪具【八咫鏡】。保管資料の一説に拠れば、かの邪馬台国初代女王: 卑弥呼が予知と祈祷に用いていたとされる宝鏡とも同一視させる(要出典)…とか妄想

平安時代の陰陽寮にも星読み(天候予知)の拡張術式で未来視持ちが居そう。それこそ加茂家の祖先にして安倍晴明の師とされる賀茂保憲とか

>>36
未来視持ちは結構重宝されそう。災害とか戦争とかで引っ張り凧だろうから

>>24
むしろドゥルヴのヒョロガリ術式偏重具合からするとあんまりフィジカル重要視されてないんじゃないかな
宿儺が巨大と四つ腕でフィジカルの有用性を知らしめたとかありそう

>>84
確かにあのマッシブ体型ならそれもあり得るな

猫がきのこ化するのか
胸熱だな

丁半バージョンの坐殺博徒見れそう

もしかして当時の禪院家だと焦眉の急ってかなり格の高い術式なのでは？

復元資料　現在は呪術高専東京校に所蔵

《呪術庁総監部ヨリ通達》
呪術師業務ノ呪術庁ヘノ一本化、階級制ノ導入ニ伴イ現在確認又ハ御三家及ビ陰陽庁ニ記録サレタ呪霊ノ内特ニ国家存亡ニ関ワル早急ナ対応ヲ必要トスルモノヲ『特別等級呪霊（以下特級呪霊）』トシテ登録スルモノトスル。
又、現在登録サレテイル呪術師ノ内、『単体デノ国家転覆ガ可能デアル者』を『特別等級呪術師（以下特級呪術師）』トシテ認定、呪術庁ニヨル特別ナ監視ヲスルモノトスル。
上記ニ関スル詳細ナ規定ハ呪術規定第三条、第四条ヲ参照サレタシ。

>>27
特別等級呪霊　

・特別等級呪霊
　・糾鼠
　・黒漆死
　・吼骸
　・回禄
　・威咫禍　
　・壬生狼
・特別等級仮想呪霊
　・餓者髑髏
　・玉藻前
　・土蜘蛛
　・酒呑童子
　・デイダラボッチ
　・大鯰
・特別等級特定疾病呪霊
　・疱瘡神
　・虎狼狸
　・瘧鬼
　・麻疹鬼

>>28
登録済みの特級16体(本編でも残ってる設定かは謎)はもっと出てきて欲しかったよなぁ

>>28
威咫禍ってイタクァかよ何でおんねん怖…………

>>45
現代にダゴンもいるんだし過去に似たのいてもおかしくないかなーって。ちなみに威咫禍は「雪・吹雪」の呪霊の設定。

>>28
特級呪霊解説

糾鼠…鼠の呪霊。「あらゆるものに穴を開ける」術式を持つ。
黒漆死…ゴキブリの呪霊。呪力で強化したゴキブリ実体を操る。
吼骸…蝗害の呪霊。無数に分裂し相手を食い尽くす。あとキック力がすごい。
回禄…火災の呪霊。漏瑚よりランクは劣るが炎の術式を操る。
壬生狼…新撰組の呪霊。比較的新しい呪霊のため現在調査中である。ただかなりの数確認されており単独では対応が不可能とされる。

>>48
餓者髑髏…かなりデカい。「対象を数分以内に栄養失調で死に至らしめる」術式・領域を持つ。
玉藻前…夏油の化身玉藻前との関連は不明。狐型の呪霊であらゆるものに変身する術式を持つ。
土蜘蛛…かなり歴史の古い呪霊。強靭な糸を操る術式を持つ。
酒呑童子…これまた歴史ある呪霊。単純にフィジカル化け物。「相手を酩酊状態にする」術式を持つ。
デイダラボッチ…はちゃめちゃにデカい。恐らく暴れた場合の被害も一番。「自身に近づくものを近づいた分縮小する」術式・領域を持つ。
大鯰…総監部が最近一番ビビってる呪霊。振動に関する術式を持っており本気を出すと地震を起こされる。現在休眠中。

>>49
威咫禍…雪・吹雪の呪霊。氷凝呪法に似た術式を持ち、対象の温度を奪い絶対零度にする必殺領域を扱う。
疱瘡神…疱瘡の呪霊。疱瘡婆より格が高い。領域効果も複数対象選択可能になっている。
虎狼狸…コレラの呪霊。名前の通りキメラのような姿。コイツに傷をつけられると感染する。領域持ち。
瘧鬼…おこり（マラリア）の呪霊。全身から高熱を発している。刺されると感染する。領域持ち。
麻疹鬼…麻疹の呪霊。手で触れられると感染する。領域持ち。

>>49
>大鯰…総監部が最近一番ビビってる呪霊。振動に関する術式を持っており本気を出すと地震を起こされる。現在休眠中。

か、関東大震災……

>>53
そんで大震災への恐れによって大地への恐れが増幅、漏瑚誕生の温床に…

現代でさえああだから明治期の禪院家とか…

明治頃らアイヌの呪術士にも出てきて欲しい

>>32
日本に併合される時に日本の呪術師vsアイヌ呪術師とかあったのかな…。

宿儺の指呪霊過去にも発生しててそれを倒して高専に保管…のパターンも何回かありそう。

特別等級呪術師　五条薫

六眼持ち・術式「霹靂天神」
「雷」を発生させ操作する術式。本来は莫大な呪力を消費し緻密な操作を要するが、六眼によりそれらはクリアされている。カシモの技とは仕組みが別物。なんか高速移動もできる。
領域展開「千変梅花」
必中のみの領域。展開と同時に相手は感電する。

「女を当主にするなんて…」と禪院家とはこれまで以上に仲が悪い。本人はさして気にしていない。

明治の特級呪霊の内何体かは羂索が契約したりとかで総監部の監視からロストしたりしてそう。
というかこの時代悪のりとしの残した負の呪術遺産の回収でてんやわんやだったろうな。

呪術世界の幕末京都とかえげつない事になってそう

>>40
28の「壬生狼」が京都の呪霊かもね。群体型で厄介なタイプとか？

東京移転最初の強敵
特級呪霊　「化身平将門」
「刀であらゆるものを切断する」術式を持ち、頭を飛ばされても死なない。明治以前でも度々出現しておりその度に多くの術師が犠牲となりながらも祓っている。

呪具師とかもいっぱいいそうよね。呪具作る風景見てみたい。

補助監督制とかないだろうから情報連絡大変そう。黒鳥操術の価値が爆上がりしてる世界。

>>44
明治期に冥さんいたら通信業牛耳ってガッポガッポだろ

個人的には明治とか舞台にするなら帝都物語の加藤保憲みたいなキャラとか欲しい

呪言師（狗巻）もまだ結構生まれてそう

>>51
術師が生まれないようにし始めたのっていつ頃からなんだろうか

無下限呪術は持ってるけど六眼が無いから当主になれない薫の弟五条くん。
反転も使えないのでニュートラルな無限と蒼（それらもほんの一瞬だけの発動）しか使えない。10秒ニュートラルしただけでめっちゃ頭痛がするので術師適正は低め。

蝕爛腐術は毒殺用、政府の依頼で食べ物に混ぜて敵勢力を暗殺するのに使われた。

蒸気機関・キャメラ・電化・洋楽・戦艦等ノ新タナ術式ガ確認サレタシ。
一部総監部構成員カラハ術式ノ認可ヲ拒否スル声アリ。

備考1：近年獣ノ数ガ減ル原因ニ狂犬病ト呼バレシ病ガ大日本帝国政府ヨリ発表サレタリ。ソレニ伴イ狂犬ノ異名持ツ呪霊ニヨリ二級術師5名・準一級術師3名ノ被害ガ発生シケリ。
本件ハ早急ニ解決スベシト総監部ノ全会一致ニ決マリ、高専所属ノ一級術師3名ニ祓霊ヲ要請ス。
備考2：近年樺太ヤ満州ヲ狙フ露帝国ヘノ怒リカラ札幌周辺ニテ怪シキ呪霊確認サレタシ。アイヌ呪術連ニ共闘ヲ要請シ近ク大規模ナ祓霊任務ヲ行フ。

>>57
緊急

先日発生シタ狂犬病ノ呪霊ニヨリ派遣サレタ第一級術師3名ノ内2名ガ死亡、1名ガ重症トナレリ。本件ヲ受ケ呪術庁総監部ハ本呪霊「病犬」ヲ特別等級特定疾病呪霊ニ認定スルコトヲ決定ス。
以降本件ノ処理ヲ禪院家当主禪院景真特別等級術師ニ引キ継グモノトス。

又、先日新橋ニテ発生シタ第二級呪霊ノ一件ノ際ニ確認サレタ「釘崎スミレ」ナル未登録ノ術師ニツイテノ情報ヲ求ム。現在希少トサレル芻霊呪法ノ使イ手デアル可能性高シ。発見次第呪術庁総監部ニ連絡スベシ。

>>57
洋楽の術式ってギター爺のバイオリンバージョンみたいな感じかな？

追加任務
薩摩ニテ故西郷元大将ノ霊柩ガ何者カニ荒ラサレリ。
主犯ハ元薩摩藩士16名ニ加エ数名の降霊術士ガ関与セシト判断ス。当局異能対策師団・旅団モ合流スト情報アリ。武術ニ優レシ術士ノ招集ヲ急グト共ニ。太宰府・吉野ヶ里・高千穂ノ術士数名ニ協力ヲ要請ス

重要件
大英帝国ニテ未登録の術士が確認サレタシ。以降コレラノ案件ノ調査ハ西宮家ニ一任ス。

緊急連絡

昨年失踪シタ加茂家前当主加茂憲倫氏ノ別邸ヲ調査シタトコロ、地下ノ蔵ヨリ膨大ナル量ノ呪物ヲ確認シケリ。一部有用ナル呪具モ有リコレラハ高専ニテ保管スルモノトス。又、歪ナル胎児ガ詰メラレシ筒ガ９ツ発見セラレ、中身ハ呪霊ノ類デアルトノ結論ガツケラレタリ。他者ヘノ危害ヲ禁ズル縛リニヨリ当呪物ノ抹消ハ困難ヲ極ム。対応措置トシテ呪術規定ニ基ヅキ高専忌庫ニ封印セラル。

追記
当呪物ノ追加調査ヲ実施シタトコロ、更ニ発見サレタ資料ヨリ本呪物ハ「人間ノ女ト呪霊ノ合ノ子」デアルト判明セリ。恐ラク母親ハ特異ナル体質デアッタト思ハレルガ、人間ト呪霊ノ合ノ子ガ今後モ制作セラル事態ヲ懸念ス。呪術庁総監部ハ本呪物、事例ヲ特別等級呪物トシテ認定、本事例自体ヲ禁秘トシテ封ズルコトヲ決定ス。
又、本件及ビ多数ノ呪術遺産制作、非術師ヲ用イタ非道ナル実験ノ数々等ノ咎ニヨリ呪術庁総監部ハ加茂憲倫ヲ呪詛師、又初ノ「処刑対象」トシテ認定、各術師ハ当人ヲ発見次第即刻死刑ヲ執行スルベシトノ旨ヲ発表セリ。

昨年度ノ大雪、雪崩ニヨリ陸奥近辺ニテ氷雪ヘノ恐レ高マリテ特別等級呪霊「威咫禍」ノ活性化ガ確認セラル。特ニ今月ヨリ全国的ニ雪降リ始メソノ兆候更ニ高マル。以下ハ今月ニ入ッテカラノ呪術庁ガ確認セシ事例ノ一部抜粋デアル。

一日　〇〇県××村ニテ出現、村民約60名ガ凍死

二日　同県△△村ニテ出現、村民約50名ガ凍死、又3名ハ生存スルモ身体ノ一部ヲ失フ

四日　××県〇〇郡ニテ出現、対応ニ当タッタ地元ノ術師含ム約70名ガ凍死

六日　同県△町ニテ出現、町民ノ約半数ガ死亡、町ハ運営機能ヲ喪失

七日　同県×村ニテ出現、高専所属ノ第一級術師ノ対応ニヨリ幸イニモ死傷者ハ計25名ニ抑エラル。尚当術師ハ威咫禍トノ戦闘ニヨリ殉職。彼ヘノ叙勲ニ関シテハ検討中

十日　◻︎◻︎県〇〇村ニテ出現、派遣サレタ第一級術師ヲ含む約50名ガ死亡。生存者ノ証言ヨリ高専所属ノ術師ヲ優先シ襲フ可能性有。

廿ニ日　同県×郡ニテ出現、約60名ガ死亡。付近ノ術師ガ対応ニ向カフモ突然ノ猛吹雪ニヨリ到着ガ遅レタ模様

廿六日　同県××町ニテ出現、約200名ガ死亡。当初ハ特別第一級術師禪院喜寿朗ガ対応スルモ本呪霊ハ観測史上初メテ領域ヲ展開、町全体ガ凍リツキ調査ガ足ヲ踏ミ入レルコトモ能ワズ

以上ノ事例ヲ受ケ呪術庁総監部ハ威咫禍ガ記録以上ニ危険性ガ増セルコトヲ確認、又威咫禍ノ移動経路ヨリ徐々ニ南下セル可能性ガ高キコトガ判明シ帝都存亡ノ危機ナリト認識。最優先対策事項トシテ御三家ヲ交エタ対策会議ヲ開クコトヲ決定ス。

禪院家ニテ新タナル術式確認ス。全容ハ今後研究スベキデハアルガ恐ラクハ活動漫画ニ酷似シタ現象ト思ハレル。
当術師ヨリ聴取セシトコロ、概要トシテハ「術師ガ事前ニ用意シタ動キヲアタカモ活動漫画ノ如クナゾル」トイフモノデアリ、連続シテ使用スルコトデ若干ノ速度ノ上昇ガ見ラレルノミナリ。然シ余リニ無茶ナ動キヲセントスルト一瞬動キガ止マッテシマフトイフ欠陥ガアリ実戦デハ役ニ立タヌトノ見方ガ禪院家内デモ主流デアル。更ナル術式ノ研究ガ待タレル。
又、活動漫画ノ術式トイフコトデ呪術ノ伝統ヲ汚シ尚且ツ現時点デハ祓呪ニ有用ニ非ルコトカラ呪術庁総監部ハ本術式ノ認可ヲ保留スル見解ヲ示ス。

政府ヨリ日露戦役ニ伴フ朝鮮半島、樺太併合ニ関スル提案
本文書ハ我ガ国及ビ呪術庁ニ有益トシテ提ズルモノトス。
1.入植ニ伴イソノ地ニ分校ノ設立ヲ検討スベシ
2.進行中ノ樺太・朝鮮・清国ノ術師調査ヲヨリ力ヲ入レルベシ
3.当案件ノ報告ハ時ノ内閣及ビ元老ニ報告スベシ
上三点ヲ念頭ニオキ検討スベシ

印：伊藤博文
　　西園寺公望

拡大スル威咫禍ノ被害ヲ受ケ御三家ト呪術庁総監部ハ協議ノ結果、御三家及ビ高専ニヨル威咫禍討伐特別部隊ノ編成ヲ決定ス。威咫禍ガ弱体化スル春ニ行フ意見モアレド帝都ヘノ影響ヲ鑑ミ直チニ行動スルモノトナレリ。
特別部隊編成ニ際シ高専生及ビ高専所属ノ術師カラ志願者ヲ募ル。我コソハトイフ者ハ高専理事室へ来ルベシ。

条件
・最低準第一級以上デアルコト
・死ノ覚悟ガアルコト
・威力ノ高イ攻撃ガ可能、又ハ前衛ノ援護、強化ガ可能デアルコト
・他者ヘノ反転術式ヲ習得シテイル者ハ無条件ニ参加スルモノトスル

以下数体ノ過呪怨霊ノ情報モトム
ソノ一　蛇龍”清姫”
旧都ノ及ビ奈良ニテ証言アレド被害見ツカラズ

ソノニ　天草ノ尊
旧幕府管轄デアル出島周辺ノ窓ヨリ天草四郎ノ怨念カラ産マレシモノト推察ス。踏ミ絵デ落命セシクリスチャンノ怨念モ混ザルト見テ気ヲツケルベシ

ソノ三　平家ノ夜船
関門ニテ滅ビシ平家ノ怨念ガコレニテ八度目ノ顕現トシテ確認サレタシ。出現位置・術式ノ調査ヲ要請ス

>>66
関門デノ調査ノ結果特別等級過呪怨霊「平家ノ夜船」及び第二級過呪怨霊「平家蟹」「平家蛍」ヲ確認セリ。以下ハ調査、交戦ニヨリ得シ詳細ナリ。

特別等級過呪怨霊　平家ノ夜船
・名ガ表ス通リ複数ノ船トソレニ乗ル無数ノ武者カラ成ル呪霊ナリ。
・史実ノ壇ノ浦ヲ模シタ領域ヲ展開シ呪力ノ矢ヲ必中ニス。
・又渦潮ヲ操ル術式モ持チ自身ニ有利ナ状況ヲ作ル他、渦潮ニ相手ヲ吸ヒ込ム。
・武者ハ皆呪力ヲ纏ヒシ刀ヲ携帯セリ。

第二級過呪怨霊　平家蟹
・蟹ノ如キ呪霊。背ニ人ノ顔有。
・強靭ナル鋏ニテ人体ヲ薄紙ノ如ク切断ス。
・泡ヲ吐キ出シ衝撃ヲ軽減ス。

第二級過呪怨霊　平家蛍
・蛍ノ如キ呪霊。人の頭有。
・尻ノ灯ヲ用ヒ周囲ニ火ヲ放ツ。

>>68
全連盟所属呪術師ニ次グ
下関ハ壇ノ浦ニテ8度目ノ顕現セシ平家ノ怨霊ヲ総力ヲモッテ祓フベシ
祓霊目標：特別等級呪霊　平家ノ夜船及ビソノ影響受ケシ多数ノ呪霊

陣頭指揮：京都高専学長
民間指揮：下関監獄獄長
門司港側総責任：加茂家新当主
下関側総責任：呪術連山陽支部局局長

備考一：長期ノ海戦想定サレリ
備考ニ：領域ノ確認アリ。前線ニテハ簡易領域ノ保持ガ望マレリ

>>70
加茂家新当主の初仕事か。憲倫の失踪で大分立場悪くしてるだろうから禊ぎも兼ねてるんだろうな。

>>71

佐々木小次郎調査→小次郎戦→壇ノ浦戦役→特級の首魁を討伐
一族の禊とはいえ辰明くん仕事量半端ないな…

>>70
記録：壇ノ浦戦役結末ニツイテ
1：数名ヲ除キ全参戦術師ハ軽傷未満デ終エル完勝トスル
2：確認サレシ特級呪霊ノ消失ヲ残穢カラ確定ス
3：以下ノ術師ハ特ニ活躍シタト判断シ恩賞ヲアタウ
　加茂辰明：新加茂家当主兼一級・核トナル武者型呪霊ヲ祓フコトデ討伐ヲ決定ズケル。現在重傷ニツキ治療中(回復ノ見コミアリ)
　黒田みつる：京都高専所属一級(旧黒田藩分家出身)・簡易領域ニテホボ全テノ船舶ヲ保護ス
　ヴォルベルク＝フォン＝ツェルクーリエ：東京高専所属二級術師(プロイセンヨリ留学)・狙撃ヲ主軸ニ計五体ノ一級呪霊ヲ討伐
　名護春木：会津支部所属一級：領域ノ破壊ニヨリ計二十名ノ救助ニ成功ス
以上




秘匿文書
1：呪霊ノ発生源ハ巌流島デアルコトガ残穢カラ確定ス
2：特級呪霊撃破ノ際ニ平家縁ノ特級呪物「安子ノ網」ガ回収サレシ
　　安子ノ網・壇ノ浦決戦ニテ入水セシ安徳天皇ノ遺骸ヨリ髪ヲ抜キ、網ニ結ビシモノ。受肉ハセズ強烈ナ呪力発ス
3：戦役前ニ巌流島ニテ加茂辰明主軸ノ調査中ニコノ呪物ヲ含ミシ仮想怨霊「化身佐々木小次郎」ガ変異スル姿ガ確忍サレタシ。負傷者ハダセド加茂辰明ノ働キニヨリココニテ討伐。呪物ノ回収ニヨリ平家ノ夜船ノ勢イ削グ
4：サラナル調査ノ結果、加茂憲倫ノ残穢確認ス。ヨッテコノ呪霊ノ発生ハ自然デナク加茂憲倫ニヨル人災ト断定ス

>>75
一級5体祓うとかドイツ術師もバカにできんな

壇ノ浦戦役詳細　後年編纂版
当時の報告>>75
討伐対象　平家ノ夜船及び影響下の呪霊
平家ノ夜船　術式：波浪潮術(核となる武者呪霊)・呪力伝播(船舶の術式)
船舶型呪霊24隻・準二級～一級武者呪霊98体・一級～特級旗印武者呪霊9体・中核1体からなる呪霊群の総称
出現の兆候として午前4時00分から10分おきに「おこり」が下関～門司港間に発生する。その後午前6時から7時の間に出現し、関門海峡を通る船舶を次々と沈没させる。明治戦役では発見が数日で済んだため被害を抑えることが出来た。

仮想怨霊佐々木小次郎(平氏変異体)
発生箇所・巌流島　術式：呪刀の生成+波浪潮術(不安定)
幻の剣豪、佐々木小次郎を模した呪霊。
本来は受胎の状態であったが何者かによって特級呪物「安子ノ網」を投入されて覚醒。平家ノ夜船の核の半分となる。ただし元が別の呪霊が変異しているため肉体情報が非常に不安定。戦闘では術師数名に重傷を負わせるが呪物を取り除かれて大幅に弱体化。撃破される。

本来の意味での「過呪怨霊」もいそうだよね。折本里香は実際には乙骨が式神化してたから正確には怨霊じゃないし。

陸奥ニテ特級過呪怨霊「化身源義経」ノ23度目ノ顕現ヲ確認ス。彼ノ呪霊ハ源義経公及ビ奥州ニテ落命セシ源氏武者ノ怨念ノ集合体デアル。
怨霊故ニ凶暴デアルガ、知能ガ高ク権謀術数ヲ用ヒテ度々術師ヲ陥レルトイフ。
呪力ノ篭レルモノノ位置ヲ自在ニ入レ替ヘル術式ヲ使フ。手段ヲ選バズ、又遊ブカノ如ク人ヲ殺スコトカラ呪術庁総監部ハコノ術式ヲ「不義遊戯」ト名付ク。加ヘテ源氏武者ノ如キ式神ヲ召喚、使役ストノ情報有。更ニハ領域ヲ使フ。効果ハ領域内ノ凡ユル物体ヲ連続的ニ転移サセ相手ヲ攪乱ス。義経自体ハ何処ニ何ガ転移スルノカ分カッテイルタメ非常ニ厄介ナ領域トイヘル。
直チニ討伐隊ヲ結成シ祓呪ニ向カフベシ。

特報

禪院家主導ノ高千穂ノ峰ニ於ケル呪術学的調査ノ結果、山頂ヨリ太古ノ呪具「天逆鉾」ラシキ呪具ヲ発見ス。現在ハ禪院本家ニテ研究ガ為サレ、ソノ後ハ禪院家ノ管理ノ下保管スル予定デアル。
天逆鉾ハ数々ノ古文書ニテソノ名ガ記サレル呪具デアリ、凡ユル術式ヲ強制的ニ解除スルトイフ効果ヲ持トサレル。名前ハ知ラレテイルモノノ、ソノ所在ハ長ラク不明トサレ呪術学者ノ間デモ議論ガ絶ヘナカッタトイフ。
呪術庁総監部ハ今回発見セラル呪具ガ本物デアル場合、ソノ効果カラ当呪具ヲ特別等級呪具トシテ認定スル考エヲ示シケリ。

特別等級呪術師　禪院景真

現禪院家当主。
術式「十種影法術」
摩虎羅以外は全て調伏済み。拡張術式として式神の合成体「異合神将」を作り出すことができる。
領域展開「檻影籠懲」
必中のみの領域。無数の式神を出すことが可能となる。式神には必中が付与されており相手に当たるまでは実体を持たない。

五条薫とは性格的な面でも家同士の関係でも仲が悪い。禪院家の中でも穏健派で非術師への態度も比較的柔和。

浅草ニテ宿儺ノ指発見。既ニ非術師32名ガ指ニ引カレシ呪霊ノ被害ニ遭フ。至急第一級以上ノ術師ガ回収ニ向カフベシ。

禪院景真「正月に御三家の集まりがあるとは言え…はるばる京まで上がってくるのは骨が折れたろう？」
五条薫「相変わらずの嫌味な態度は変わらぬようだな」
景真「てっきり威咫禍の件で死んだとばかり」
薫「私があの程度で死ぬ訳が無かろう。それより貴様こそ病犬に喰われておるのでは無いかと心配したぞ」
景真「はははそれは心配をかけた。して、威咫禍はどうであった？無下限の無い貴様では苦戦したろう」
薫「…どうであったか、己が身で確かめるか？」
景真「おお怖い怖い。だが睨むのならその呪布を解いては如何かな？」
辰明（帰りたい…）

加茂辰明　壇ノ浦戦役時16歳　享年27歳
加茂家のゴダゴダの中高専から無理矢理呼び戻されて半ば強引に当主となった。加茂憲倫は叔父に辺り、叔父が一般人への凶行に及んだことを壇ノ浦戦役にて全てを理解するまでは信じ切れていなかった。
当主として選定されたのはこの時点では他の候補が幼年過ぎて術式が不明、又は相伝の術式とは遠かったという消極的な理由から。しかし数年後、本家血筋の人間に赤血操術の継承者が現れたこと、幼年期に叔父から遊びの間に「ちょっと」「術式を弄られていた」ことで体調を大幅に崩し・・・
加茂家では珍しく一般人への理解が非常に深い。これは特に幼年期に継承権が無かったことで両親共々権力争いの外だったことが功を奏した形となる。

術式　歌謡占術：和歌や音楽の歌誌を綴ることで相手に返答を強要する。ここで出来ない場合は相手にペナルティが発生するが、そもそも歌誌を読めない場合は自分にペナルティが発生する感受性と即効性が求められる術式。
辰明は和歌や茶道に精通していたことからこの術式を簡単に使いこなすことができ、拡張術式によって攻撃性能の付与も練達していった。ただこれらの様子を見ていた者からは「拡張術式の威力が高すぎる」と不審がられていたそうだが・・・
厳密には相伝で無い一般的な術式だがこれくらいしか伝統的な術式が無かったことが彼の人生を狂わせる

海外から色んなものが入ってきて術式も変化しまくってた頃だろうから羂索ウッキウキだったろうなこの時代。

島根県ニテ特別等級仮装呪霊「八岐大蛇」ガ発生ス。現在ハ休眠期ニ入ッテイルモノノ、出現カラ休眠マデノ一週間デ約600人ノ非術師ガ犠牲トナッテイル。
体躯巨大ニシテソノ動キ鈍重ナラズ。非常ニ広大ナル領域ヲ展開ス。ソノ内部ハ火山ノ如ク又暴風吹キ荒レル。
「鉄」ヲ操ル術式ヲ扱ヒ、溶湯ヲ生キ物ノ如ク動カス。又全身ヲ呪力デ強化セシ鉄ヲ纏ヒ堅牢ナル防御ヲ誇ル。領域ニヨリ生成セシ刀ヲ必中ニス。

再ビ活動ヲ始メレバ更ニ被害ガ拡大スルコトハ明白ナリ。ヨッテ呪術庁総監部ハ山陽、山陰支部及ビ禪院家、加茂家ニ討伐ヲ要請、特別等級呪具「草彅剣」ノ使用モ許可ス。

特級呪具「草彅剣」
見た目は両刃の銅剣。表面に呪文が刻まれている。性能は摩虎羅の「対魔の剣」に近く、術師が流した呪力を正の呪力に変換する機能がある。変換した呪力は剣に纏わせる形でしかアウトプットできない。
特級仮装呪霊「八岐大蛇」討伐の際に損傷し能力が消失した。

「あーれまー。やっぱり帝都は違えな〜！旨そうなもんも、綺麗なもんもいっぱいだぁ！！」

「あたし？あたしは釘崎スミレ。祓呪師だ！母ちゃんの病気に効く薬を探して上がって来たんだが…楽しいな帝都は」

「芻霊呪法…『共鳴り』！！」

「呪術師として登録…？政府の犬になれってか？あたしはそんなのごめんだね」

シルクロオド調査中間報告
本報告ハ重大ナ呪具ガ複数発見サレタコトカラ早急ニ報告スベキト判断シ行フモノデアル

一、羽天青龍偃月刀　清国四川ノ地ヨリ確認ス。古ノ中華術師ニヨリ錬磨サレタモノトス
二、覇者ノ手綱　　　蒙古ノ地ヨリ発掘ス。カノ覇王ノ墓ニ献上サレシモノト推察ス
三、独鈷杵　　　　　印度ノ地ニテ大英帝国トノ共同調査ニテ確認ス。痛烈ナル殺意ト呪力ヲ確認スルコトカラ現地ノ僧ニ引キ続キ管理ヲ要請ス
四、幽仙弓　　　　　コレラノ調査ヲ行フ中、スペインヨリ発見ノ報告アリ。シルクロオドヲ通ジテ輸出サレタモノト推察ス

>>88
印度調査続報
独鈷杵ニ秘メラレシ術式ノ解析中ニガンジス川ヨリ特級呪具「三叉戟」ノ発見ガ確認ス。
独鈷杵ノ一件ヨリ極メテ危険ト判断シ高度ナ結界術ノ使用者ノ派遣ヲ緊急要請ス
以下ノ人材デアレバヨリヨシ
・結界硬術ノ使イ手
・簡易領域ノ練度ガ極メテ優秀ナモノ
・霊峰呪法ノ使イ手

尚、先日報告セシ三ツノ呪具ハ継続シテ術式ノ解明ヲ行フモノトスル

>>95
霊峰呪法ってどんな術式だろ。山を作る術式なのか、山からパワーを受け取る術式なのか…

>>95
こんな結界術師必要ってどんな事態が発生してんだ…

加茂憲倫捜索中間報告

僅カニ残ル残穢ヲ追ヒ陸奥二到達ス。残穢非常ニ薄クナリテコレ以上ノ追跡ハ困難トナル。然シ乍ラ幾ツカノ地点ニテ加茂憲倫ノ介入ト思ハシキ事象確認ス。又残穢ノ道程ト第一級以上ノ呪霊ノ発生地点ガ驚クホド類似シテイル為呪霊ニ対シ何カシラノ処置ヲ施シテイル可能性高シ。今後モ捜索ヲ続ケル。

補遺・加茂憲倫ノ別邸カラハ呪霊ニ関スル研究資料モ残サレテオリ、総監部デハ同人ガ呪霊ノ強化手段ヲ有シテイルトノ見方ガ強シ。

そういえば呪術師って幕末は幕府側？新政府側？天皇は特別扱いっぽいから新政府側かな。

対外戦争にも呪術師借り出したりして？

大阪ニテ特別等級呪霊「吼骸」ガ発生。非術師ノミナラズ農作物ニモ大キナ被害ヲ生ズ。現在蝗ノ大群ヲ率ヒ南進ス。
ソノ被害ノ大キサ、対処ノ困難サヨリ総監部ハ本件ヲ「超特級案件」トシテ認定、特別等級呪術師主導ニヨル特別祓呪任務ヲ発令ス。大阪近辺ノ術師ハ特級術師ノ補佐ニ回リ、周囲ヘノ被害ヲ最小限ニ留メルベシ。

>>94
禪院宗家、加茂宗家ノ強力ニヨリ吼骸ノ祓呪ニ成功ス。

被害報告（本祓呪作戦ノミ）
・死亡　2586人
・欠損　15248人
又田畑ノ食害モ深刻デアリ概算ニシテ国民ノ食糧二年分ノ損失ヲ確認ス。

？？？「昔の肉食文化が廃れてから幾年月…すき焼きは良いね！それに鉄道だなんてやはり非術師の文化も馬鹿には出来ないものだね」

>>98
「ライスカレーか…いいね。私も洋食文化は積極的に取り入れるべきだと思ってるよ」

「ガス灯か夜の闇が切り拓かれていくのさ素晴らしい！これによってまた発生する呪霊に変化が起こると考えると捨てたものではないね」

特級呪具一覧　(後年編纂版)

羽天青龍偃月刀　蜀に名だたる英雄の武具を模して研鑽された呪具
術式：簡易的な斬撃の生成＝呪力量・筋肉量に限らず最低ラインが固定される斬撃を発射出来る。当然最低ラインを超える場合はこの限りで無い
覇者ノ手綱　かつて大陸を征服した遊牧民族の覇王に送られた曰く付きのもの
術式：装着した馬に術式を解放させる=発動条件は馬に装着すること+呪力をコントロールできる飼い主が乗馬すること。手綱を通じて術式を読み取ることが出来、呪力を送ることで馬側の術式を使用できる
独鈷杵　神話に出でる神の神具を模した呪具
術式：殺意の極限化＝ヒンドゥー僧によって厳重に封印されているため詳しい性能は不詳。記録によると所持者が絶命するほどの殺意と呪力の生成とこの効果の伝播が発生したとされる
幽仙弓　霊木より生み出された忘れ去られし呪具
術式：葬炎の生成＝弓の出来自体ははっきり言ってなまくらであるが発射された矢は自動的に炎を付与される。この炎は肉体に被弾した時点で傷口を永久に燃やし続ける性質を持つ。対策は患部を体から切り離すこと。内臓に当たれば言うまでも無い。

極秘事項ニツキ第一級以上ノ術師以外ハ読ムベカラズ。






呪術高専呪物回収特別班山陽支部ハ島根県〇〇郡ノ神社ニテ特別等級呪物『阿修羅』ヲ発見ス。
当該呪物ヲ回収セントシタ班員15名ガ死亡。応援要請ヲ受ケ、後続部隊ガ到着スルモ当該呪物ハ見当タラズ死体ノミガ発見セラル。
班員ノ一人デアル【削除済】ガ行方不明デアル点ト呪物ノ失踪ヨリ当該呪物ガ受肉セシ可能性ガ高ク総監部ハ受肉体ノ早急ナ発見ト抹消ヲ要請ス。又、本案件ハ呪物ノ制作ノ模倣ガ行ハレル可能性ヲ憂慮シ一定階級以上ノ術師以外ニ対シ本案件ノ完全秘匿ヲ行フモノトスル。

特別等級呪物「阿修羅」
当該呪物ノ起源ハ不明。現場ニテ発見サレシ資料ヨリ、当該呪物ハ平安ノ世ニ実在セシ術師「両面宿儺」ヲ模倣シタモノト思ハレル。素材ニハ人間三人ガ使ハレ、解体セシ三人ヲ呪糸ヲ用ヒテ繋ギ合ハセ、一年乾燥サセ作成ス。使用スル人間ハ咎多キ者ガ望マシヒトサレル。本呪物ノ再現ハ呪術規定第六条ニヨリ禁ゼラル。違反者ハ例外ナク処刑対象トナル。
呪物トシテノ能力ハ不明。但シ現場ノ死体ノ状況ヨリ受肉体ハ切断ニ関ワル術式ヲ持ツ可能性高シ。現在受肉体ハ逃走中。総監部ハ既ニ御三家、各地方支部長官ニ通達、早急ナル討伐ヲ要請ス。

>>102
烏ヲ通ジ阿修羅捜索隊ヨリ送ラレシ手紙

第三捜索部隊、「阿修羅」ノ受肉体ヲ確認ス。ソノ容姿正ニ三面六臂ノ鬼神ノ如シ。交戦スルモ切断ノ術式ニヨリ我以外ノ術師皆死ス。我モ片足片腕ヲ失ヒ近クノ民家ニ潜伏ス。然シ阿修羅ハ既ニコノ家ノ近クヲ徘徊シ我ノ命ハ恐ラク数分足ラズナリ。阿修羅ハ呪具モ領域モ使用ス。総監部ノ想定ヨリ遥カニ恐ロシク、強力ナリ。早急ナル援軍ヲ求ム。少ナクトモ特《判読不能》。

《以降ハ血ニヨリ判読不能》



補遺
五条薫氏ノ鑑定ニヨリコノ手紙自体ニ阿修羅ノ呪ヒガ刻マレテオリ、半バ呪物化シツツアルコトガ判明ス。後半部ノ血ニ塗レシ部分ハ全テ血デ「憎」「殺」「怒」ト書キ潰シタモノデアリ、恐ラクハ手紙ヲ書キシ《削除済》隊員ノ血デアルト思ハレル。
呪物化ノ恐レヲ考慮シ、コノ手紙ノ内容ヲ書キ写シ手紙自体ハ焼却処分スルコトヲ決定ス。

呪物、呪具ノ作成ハ呪術規定第六条ニテ定メラルル。作成ニ当タリ製作者ハ呪具師免許ヲ取得スル必要アリ。無免許ニヨル呪物ノ製作ハ第六条ニ基ヅク厳正ナル処分ヲ受ケル。呪物作成ニオケル三禁ハ以下ノ通リデアル。必ズ遵守スベシ。

・人ヲ使フベカラズ
・非術師ヲ呪フベカラズ
・自ラヲ呪物化スベカラズ

海外ニテ術師派遣ノ要請

以下ノ地域ニソレゾレ一級術師三名ヅツノ派遣ヲ要請ス

南亜米利加チリ国：ケツァルコアトル神(仮称)
バルカン半島：混血型人怨混成体
清国荊州：仮想怨霊項羽
北亜米利加カリフォルニア州：煌狼(仮称)・終鳩(仮称)
エジプト：特級仮想怨霊アヌビス神

>>104
海外呪霊ってよりは海外への恐れが原因で発生した呪霊なのかも

大阪ニテ宿儺ノ指ヲ確認ス。既ニ呪霊ガ取リ込ミ道頓堀ニ不完全ナル領域ヲ展開ス。
第一級以上ノ術師ガ対応ニ当タルベシ。

鉄道ニ関スル術式ヲ確認ス。使用者ハ東京高専ノ一年生。
二点ヲ呪力デ印付ケシ、ソノ二点ノ間ニ呪力デ構築サレシ線路ヲ引ク。線路上ヲ自身ヤ一定以上ノ呪力ガアルモノヲ走ラセルコトガ可能ナリ。当術師自身ノ応用力モ高ク、多クノ戦果ヲ挙ゲル。
第一級術師ヘノ推薦状ガ総監部ニ提出サレルモ、総監部ノ大半ハ当該術式ニ対シ否定的ナル反応ヲ示シ昇級ヲ取リ下ゲル意見モアリ。

緊急
世界ニ起コル戦役カラ世界各地ニ無数ノ低級呪霊ノ発生確認セシ
近ク天元サマヨリ大日本結界ノ強化ヲ行イ世界ニ発生スル呪イヲ我ガ国ニヨリ集中サセル効果ヲ強クス

コノ結界ノ強化ニテ世界ノ呪霊ガ集結スル可能性アリ
結界ノ構成ニハキタル1月1日カラ行イ6日ニ行フ。全世界ノ術師ハ総力ヲモッテ防衛ト排除ヲスベシ

当時の文書から意訳した資料

呪術師は呪術庁の統括の下で活動する国家直属の職員であった。基本業務は総監部の指示に従い、呪霊の討伐、呪物の回収、主要都市における結界の整備等を主な業務とした。
階級は
・特級
・第一級
・準第一級
・第二級
・準第二級
・第三級
・第四級
・第五級
に分かれ、昇級システムは第二級までは能力、功績に応じた年一度の自動昇級、準第一級からは第一級以上の術師の推薦、総監部による審議を必要とした。
特級は国家の切り札であると同時に危険物という意味であり特級術師は帝と叛逆に関する縛りを結んでいた。
総監部内では文明開化に伴う新たな術式の発生に対し、容認するか呪術の伝統を守る為否定するかで大きな派閥争いが起きていたそう。
五条家は容認派、禪院家は否定派、加茂家は前当主の影響もあり半々といった感じだったそう。

記録──1884年　1月1日　東京ニテ特級術師[編集済]二ヨル謀反ヲ確認。
当人ノ術式デアル「傀儡操術」ヲ用イ、欧米諸国産ノ近代兵器ヲ使役シ、術師及ビ一般人へ危害ヲ加エル。
当人ハ「縛リ」ヲ破ッタ「罰則」ニヨリ、常時魂ニ対スル侵食ヲ受ケテイタコトガ後ニ判明ス。
他4名ノ特級術師及ビ討伐隊ニヨリ、謀反ハ鎮圧サレタ。
人的被害
特級術師　二名───首謀者　［編集済］　　討伐隊先陣　加茂憲倫＿＿額ニ外傷ヲ持チシ状態デ後ニ生存ヲ確認ス。
第一級術師　六名───帝ノ護衛隊　乙組　乙骨達也　戊組　禪院直枡　
　　　　　　　　　　　以下討伐隊四名　禪院歌意　禪院義哉　蝶野政路　中野夢愉
以下被害者数ニ限ル
準第一級術師　十八名───帝ノ護衛隊　甲組　三名　乙組　一名　丙組　四名　丁組　五名　戊組　二名
　　　　　　　　　　　　　討伐隊二名　　　　　　治癒班一名
第二級術師　二十五名
準第二級術師　十三名
第三級術師以下合計　　五十二名
一般人　推定七千五百二十三名

首謀者ニ対スル尋問ニオイテ本人ハ、「私はこの国に変革を起こしたかった。今の日本は天皇の傀［以下、意図的ニ押サレタ卜推測サレル印判ニヨリ解読不可］」卜供述シテイル。
尋問後、秘匿処刑ガ決定。当人ハ無抵抗デ処刑サレ死亡ス。
鎮圧後、特別等級処理班ニテ、コノ事件ハ自由民権運動及ビ鎮圧隊ノ衝突事件卜サレタ。
帝ハ鎮圧後ニ首謀者ノ「呪イ」ニヨリ魂ノ健常ヲ奪ワレ、1892年ニ死亡スガ、本人ノ意思ニヨリ二十年秘匿サレタ。
新タナ帝ガ建テラレタ現在、ヨリ厳重ニ対策スルコトヲ呪術庁ニ求メラレテイル。

警告:この文書を閲覧している無許可のいかなる人間も「認識型魂縛破壊術式」より即座に処分される。適切な対策術式無しに頁をめくれば、即座に魂の破壊によりﾀﾋに至る。
警告を理解した上でこの文書の閲覧を続けよ。
〚文書の閲覧制限を解除します〛

呪術庁本部　極秘資料──────「魂」の本質とその研究
今この文書を閲覧しているということは、君は「認識型魂縛破壊術式」に対抗して来た、信頼できる人間だということだろう。ごきげんよう。私…九十九朱鳥は、呪術庁本部で魂を研究している人間だ。
これは私が生前遺した機密文書だ。私の死と同時に、対抗術式が呪術庁に顕現するように仕組んでおいた。
その「縛り」をもってして、この「認識型魂縛破壊術式」を成立させているのだ。
これを見ることができるのは第一級の術師の全て、呪術庁上層部、特級術師の中で私が信頼している一名のみだ。
もしこの情報が漏洩したら、この世界には大きな混乱がもたらされる可能性が高いからね。
さて。前置きが長くなってすまない。ここから先に、君の求めている情報が入っているよ。

（どこかから切り抜かれたような資料が雑に貼り付けられている。おそらく、朱鳥が生前に遺した報告書の一部だろう。）
（判読不可）…ェクト「GEIST」により、以下の事象が判明した。
・肉体の形は魂に引っ張られる。これは、「魂は肉体であり肉体は魂である」という結果につながる重大な根拠である。
・生物は、魂に肉体が肉付けされた存在である。しかし、後に一体化すると解釈することが可能。
・人間の感情、それら全ては魂の代謝によるものである。
以上の情報は、1894年に祓われた特級呪霊から聞き出した情報であり、それは魂に干渉する「無為天変」という術式を所持していた。それに加え、プロジェクト「GEIST」による調査結果から魂に関する情報がさらに…（判読不可）

残りの文書は、ここには遺せない内容だ。この調査の報告書はとある人物に閲覧されるのを避けるために、ここと、もう一つ、とある場所に秘匿されている私の家族に分散して遺してある。
その人物は肉体を乗…
（以下の文書はちぎられている上に血痕で視認不可能に鳴っている。また、非常に強力な残穢も確認された。）

五条薫の手記　（現代語訳　一部抜粋）

1883年 2月5日
…東京に到着する。新しい屋敷も中々良い所だ。東京は京と雰囲気は異なるが活気があって見て回るのが楽しみだ。（中略）本家の連中が京に残るのは百歩譲って良いとして景真と憲倫は頑として京に居座るつもりなのが腹が立つ。帝をお守りするという仕事を私一人に押し付け自分は京で安穏と過ごすとは見上げた阿呆共だ。

4月26日
…久しぶりに貴文に会う。禪院の誰かと違い相変わらず謙虚で愛い弟だ。（中略）六眼を私が保持しているせいで相伝の無下限呪術を持つにも関わらず第二級術師で止まっていることは申し訳ないと思っている。せめて反転術式を習得してくれればいいのだが…。

9月4日
…高専へ赴く。学長から訓練を頼まれたからだ。新しい術式持ちが現れたとのことで正直楽しみである。（中略）今日は中々収穫の多い日だった。近頃の近代化に伴い術式も進化していることが分かった。生徒達は飲み込みが早く成長が楽しみだ。総監部や禪院家は新型の術式については否定的なようだ…頭の硬い連中だ。

1884年　1月9日
…連日例の事件の始末書を書いている。正月の祝賀どころでは無い。全く奴もとんでもないことをしでかしてくれたものだ。（中略）乙骨家は完全に呪術から離れ北へ移住するそうだ。分家だから影響はないと言えばそうだが、親戚が減るのは悲しいことだ。達也とは何度か酒を酌み交わした仲でもある故に今回の達也の殉職は…中々苦しいことだ。（中略）なんと生きていたという憲倫の見舞いに行く。見舞いと言っても奴はどういうわけか反転術式を身につけたらしく傷らしい傷は額の縫い跡くらいになっていて元気そうだ。…若干話し方に違和感を覚えるが…頭を強く打った影響だろう。こんな明るい奴ではなかった気がするが。

>>117
18××年　8月18日
…加茂憲倫の失踪の一報が届く。どうやら奴は多数の規定外呪物を制作していた模様。（中略）確かにおかしな所はあった。突然人が変わったように研究に励みだし術式、呪霊、術師とあらゆる呪術的要素を探究していた。私自身いくつか奴の研究を覗き見したことはあった。六眼を見せろと言われた時は流石に断ったが。奴は手段を選ばないろくでなしだったが、新式の帳や呪具など功績も多い。（中略）総監部から加茂憲倫捜索の命令が下る。明日からの別邸調査には私も加わるつもりだ。

8月19日
吐き気を催す。奴は真性の屑だ。

8月20日
…発見された呪物の鑑定を行う。これは六眼を持つ私にしかできない作業だ。（中略）ほとんどの呪物は人間を素材にしたものだった。特に酷いのは「九相図」と書かれた九つの瓶。どうやら胎児を使っているようだ。散乱した資料に目を通す。真に重要なものは持ち去っているだろうからここにあるのは「終わった」研究なのだろう。呪術師をやっていれば大抵のことには動じずにいられる。だがこの資料は一枚一枚読むごとに、例えようもない嫌悪感と狂気じみた探究心を覚え吐き気がする。呪術師としての一線を奴は軽々と飛び越えたのだ。史上最悪。その名が相応しいだろう。

8月21日
…加茂家は新当主を決めるのに忙しい様子だ。前当主の置き土産のせいで加茂家は相当に地位を危ぶめている。どうやら相伝を受け継いだ学生が最有力らしいが…ご苦労なことだ。当分は後始末と尻拭いで駆け回ることになるだろう。（中略）今回の一件をきっかけに禪院家は加茂家の御三家除名を提案するつもりだそうだ。景真のやつはそんなことはしないと思うが…禪院家は一枚岩ではない。そんなことを考える奴も多いだろう。いつかしっぺ返しを喰らっても知らんぞ。

加茂辰明関係者一覧

土井マサル　壇ノ浦戦役当時16歳　失踪年48歳　4級→準2級→1級
術式：四遁練術(火水風土の属性を掛け合わせる術式)・付属式神「八咫ノ燕」
元孤児。幼年期に辰明と出会って食料を恵んで貰ったことがきっかけで親しくなる。尚辰明のことを「タッちゃん」と呼んでいたという。
老け顔でどこか汚らしい言葉遣いが気になるが多くの記録では辰明世代最強の術師として残っている。高専卒業後は辰明とは親しい友人として交流する。辰明の急逝を境に明らかに記録の数が少なくなっている。これは辰明の死の裏側や真相を知って高専関係者と交流を制限したため、あるいは何者かによって焚書されたと考えられている。
最後の記録は当時革命まっただ中、任務としてアジア北方の国に渡って消息不明となっている(後年調査で当国のどこにも一切の残穢すらないことが判明している)

加茂永時ノ翁　壇ノ浦戦役当時57歳　没年99歳　特別1級
術式：呪符卸(呪符の作成や大規模な調服を可能とする)
いわゆる辰明の「じいや」。幼年期に加茂家からでた辰明ともこっそり会うほどに心配していたほど。故に彼が当主として戻ったときは数日中泣いて喜んだほど。
辰明急逝を境に加茂家での立場が危うくなるが辰明の意思を無かったことにされまいと晩年まであがき続けた。といっても晩年は気のいいおじいさんとして加茂家後進の育成に励んだ。最も、その努力は現代の加茂家の実情を見れば特に大きな変化をもたらせたと言えないが。

他当人の両親や同世代の高専術師、他家当主に一般術師など幅広く交流があったがこの二名は壇ノ浦戦役・元旦大結界防衛戦・白龍ノ凶乱等の任務から彼を知る上では必須となるであろう。

京ニテ特級受肉体「阿修羅」出現ス。特級呪霊「壬生狼」及ビ特級術師禪院景真氏ト交戦シ大キク負傷スルモ逃走ス。
景真氏ノ供述ニヨルト阿修羅ハ報告通リ三面六臂ノ姿デアリ、三人ノ声デ譫言ヲ話シテイタトイフ。確認サレシ術式ハ「切断」デアリ、指ヲ向ケタ先ノ物体ヲ寸断ス。景真氏ノ推察デハ呪力ニヨル斬撃ヲ飛バセシ可能性有。
領域ハ寺院ノ如キ生得領域デアリ、内部ノ凡ユル物体ヲ切リ刻ム。

《以下ハ総監部カラノ許可ヲ得シ者ノミ閲覧ヲ許ス》




《特級資料第58号…閲覧ヲ許可ス》

以下ハ京ノ某寺ニテ発見サレシ文書デアル。文言ハ寺ノ住職《削除済》氏ノ血デ書カレシモノデアルト判明ス。



恨メシイ　恨メツイ
僕ハ怒ツテヰル　私ハ泣イテイハ
頭ヲ割リ　脳髄ヲ引キズリダシ
奴デハナイカト　イシモ確カメル
恨メシイ　恨メシイ
命アルモノ　全テガ恨メシイ
俺ハ怒ツテイル　僕ハ羨ンデイル
殺シテヤル　殺シテヤル　殺シテヤル　殺シテヤル
殺シテヤル　殺シテヤル　殺シラヤル　殺シテヤル
殺シテヤル　殺シテカル　殺シテヤル　殺シテヤル
身体ハ戦ヲ求メル　魂ハ悲鳴フ求メル
眼ハ血ヲ求メル　手ハ臓腑ヲ求メル
修羅ノ道　未ダ終ワラス

禪院景真の手記（現代語訳　一部抜粋）

…特級受肉体「阿修羅」の討伐任務を受ける。まずは玉犬で探りを入れる。少なくとも遠くにはいないようだ。（中略）駆けつけた時には壬生狼と交戦していた。集団で行動し何度か取り逃していたが、数を半数に減らしていた。そこに関しては阿修羅に感謝か。（中略）阿修羅と交戦する。そこらの特級呪霊とは比べものにならない程強い。式神も何体か失ってしまった。貫牛で大きく削れたが…戦うのをやめなかった。領域を展開された時は冷や汗をかいた。なんとか中和に持ち込めたが…。（中略）ギリギリの所で逃してしまった…。薫にまた色々と言われてしまう。鵺が負傷していなければ追えたのだが…。阿修羅からは尋常ではない怒りを感じた。誰かを探しているかのようだった。「ケンジャク」と繰り返し言っていた気がする。

>>122
羂索が宿儺を再現しようとして人間×3使って作った実験体が洒落怖のアシュラさんで、制作過程の惨さで羂索を憎んでるのか　面白い

事変用語集2036番号
白龍ノ凶乱
新潟～福井間に発生し、累計5000人を超える術師・一般人の犠牲を出した明治期最大級の呪霊災害
徳川幕府は3代将軍の時代にも一度出現した特級指定呪霊「白龍」による凶行であり、これが二度目の権限となる
白龍は特定の仮想対象の怨念嫉念から生まれた訳では無い、純粋に人々の何気ない呪力が蓄積された特級呪霊。一切の術式を使用せず呪力にて生み出された質量により通った跡を根こそぎ消し飛ばす。ただ力押しが強烈故に結界術も反転術式も効きが薄いという呪霊の天与呪縛といえる存在。
記録上は加茂辰明が最後に参加した大規模任務であり、当人はこの戦いにて右腕と左脚膝より下を全て失っている。
本任務に参加した術師の9割が死亡する大惨事となったが、生存した全ての術師は例外なく1級に昇格している。

本任務に参加し、長く呪術連に登録された術師の多くは大正～昭和の大規模任務の中核として働くことから歴史の転換点とする有識者も多い。

近頃流行セシ「狐狗狸」ナル降霊術ノ禁止ヲ徹底セヨ。
狐狗狸ハ硬貨ト数名ノ人間ヲ媒介トセシ簡易的ナル一種ノ降霊術ナリ。数人分ノ呪力ヲ一度ニ使用スル為一定ノ手順ヲ踏ムコトデ非術師デモ降霊ガ可能トナル。然シ乍ラ非術師デハ呪力ノ操作ガ難シク大抵ハ呼ビ寄セタ呪霊ニ殺サルル。被害ノ状況ヨリ狐狗狸デ呼ビ出サレシ呪霊ハ基本獣型デアルト予想ス。呪術庁ガ把握セヌ儀式デアル為何者カガ開発セシ新式ノ呪術デアルト推察ス。
儀式ノ簡易性、非術師デモ遂行可能ナ点ヨリ早急ナル対策ヲ打タネバ甚大ナル被害ガ出ル可能性高シ。
各支部ニ通達シ行政ヨリ禁止令ヲ出ス旨ヲ通達ス。

>>128
「狐狗狸」ヘノ対策トシテ九十九氏ノ提唱セシ計画ヲ発動ス。現在流行セシ狐狗狸ニ代ワリ呪術要素ヲ無クセシ児戯ヲ広メル。各支部ハ非術師ヲ装ヒ普及ニ努メルベシ。

東京高専ニテ保管サレシ特級呪具「黒縄」遂ニ使ヒ果タス。先日ノ「威咫禍ノ南進」及ビ「白龍ノ凶乱」ニテ相次ヒデ使用サレ最後ノ七尺分ガ消失ス。
「黒縄」ハ術式ヲ乱シソノ効果ヲ掻キ消ス。然シ使フ程ニ黒縄ハ消費サレ短クナルトイフ欠点モ存在ス。起源ハ現在モ研究中デハアルモノノ、恐ラクハ平安ノ時代ニ西方ヨリ齎サレシモノト推察ス。当時ノ資料ニヨレバ両面宿儺討伐ノ際ニモ用ヒラレ、ソノ時点デ入手セシ黒縄ノ凡ソ五分ノ四ヲ消費ス。
現状新タナル黒縄ノ調達手段ガ不明デアル為、総監部ハ早急ナル産地ノ特定ト黒縄ノ入手ヲ命ズ。

第一二四回　宿儺ノ指破壊計画備考

今回モ宿儺ノ指ヲ破壊スルコト能ワズ。特級術師ノ力ヲ以ッテシテモ傷一ツ付カズ、又先日研究ガ終了セシ天逆鉾デモ大キナ効果ハ見ラレズ。　
多クノ呪物ハ相互不可侵ノ縛リニヨリ破壊耐性ヲ獲得シテイルガ、宿儺ノ指ハソレガ無イニモ拘ラズ高イ破壊耐性ヲ持ッテイル。
総監部ハ宿儺ノ指ノ抹消ニ関シテ、受肉サセタ上デ殺スノガ最モ確実ダトノ見解ヲ示ス。然シ乍ラ現在宿儺ノ指ノ受肉ニ耐エラレル人物ハ確認サレテオラズ、計画ハ困難ト思ワル。

>>132
今回ノ破壊計画ニ乗ジ呪胎九相図ノ破壊モ試ミラレルモコチラモ失敗ス。九相図ハ常人ノ受肉ハ容易デアリソレヲ利用セシ抹消モ可能ナレド、呪術規定ヨリ見送ラルル。
今後モ引キ続キ高専忌庫デノ保管ヲ継続ス。

特級呪物　般若ノ面

室町期ニ制作サレシ能面ナリ。コレヲ被リシ者ハ強イ殺人衝動ニ駆ラレ見境無ク人ヲ殺ス。面自体ニ呪力ガアリ非術師デアレドモ術師以上ノ膂力ヲ得ル。
製作者ハ不明。然シ面ノ裏ノ記載ヨリ同等ノ効果ヲ持ツ能面が少ナクトモ4個存在スルト推察ス。

当該呪物ハ京ノ某寺院ニテ発見サルル。寺院ノ倉庫デ長年保管サレルモ、寺ニ侵入シタ泥棒ガ面ヲ発見シ装着ス。派遣サレシ術師ガ到着スルマデノ間ニ寺院ノ僧侶28名、地元ノ農民15名、駆ケツケシ羅卒4名ガ死亡。交戦後一度ハ取リ押サヘ面ヲ剥ガントスルモ顔ノ皮ト一体化シテオリ外スコト能ワズ、ヤムヲ得ズ装着者ヲ殺スコトデ事ヲ納メル。装着者ノ死亡後、面ハ一人デニ剥ガレ落チル。
回収セシ術師曰ク「面ヲ手ニ取レバソレヲ付ケントスル欲求アリ」。面ニハ人ヲ惹キツケル効果モアルト推測サルル。
現在当該呪物ノ破壊ハ完了スルモ、存在ガ疑ワルル同類ノ呪物ガ未ダ未発見デアル為引キ続キ調査ヲ行フ。

>>135
追加調査報告

般若ノ面事件以降調査ガ行ワレ更ナル情報ガ見ツカル。能面型ノ当該呪物、総称「呪面」ハ全部デ7ツ存在スル。現在ハ「般若」「翁」「童子」の3ツガ高専ニヨリ確認、破壊サルル。五条薫氏ノ鑑定ニヨレバ、面ニ施サレシ呪イハ全テ共通デアリ、効果ハ「面ヲ付ケントスル欲求ヲ植エツケル」「面ヲ付ケシ者ノ感情ヲ変ヘ周囲ヲ攻撃サス」「装着者ノ膂力ヲ増幅ス」デアル。
製作者ハ依然不明。又残リノ4ツノ所在モ不明デアル。

加茂辰明急逝後ノ臨時資料(後年修復版)

加茂辰明は肺結核によって若く急逝したと加茂家・大日本呪術連双方より発表されたが現場の状況に疑問を持つ者によって秘密裏に調査が行われていた。が、この調査に関する全ての資料は「デタラメ」として全て焚書されている。
ところが2019年後期に加茂家地下深部を調査した結果、隠匿結界が張られている密室が発見された。この結界は複数の呪符によって構成されていて中には天元様の臣下によって細々と伝えられていた「天流結界術」の呪符も発見された。
この当時は呪符職人が現代より多かったこと。表に出ていた呪符職人は加茂永時ノ翁位なので断定は出来ないがおそらく当人主導で作成された者と考える。
ここにあった書物はほとんど劣化がなく(旧体もいいとこだったので解読めんどっちかったけど)内容も概ね想像通り、とある人物による告発書と永時ノ翁宛の手紙、事件の調査報告書などてんこ盛りだった。
筆者がゾクッと感じたのは告発書に書かれていた人物の多くは昨年五条悟によって粛正された上層部の家系の者で合ったと言う点だ。おそらくだが羂索の息がかかっていた上層部は文字通りとっくの昔にズブズブだったのだろう。
続く

>>137　2ページ目
病状の詳細、総監部地下にあった大規模な方陣とおびただしい数の呪霊の残穢、そして送られた手紙・・・
全てを総評すると結核が直接の原因としても時の上層部、それも複数人によって呪殺というより呪術による免疫破壊が行われたと判断することが正しいと判断する。
最も白龍ノ凶乱以降辰明公は負傷や呪術と関係ない体調悪化が何度も確認されていたから時間の問題だった気がするけど・・・

それとは別に送られた手紙。この手紙は永時ノ翁に送られた1枚だけで無く各主犯の家庭に送られたもの13枚が確認できた。おそらく口封じもかねて縛りをつけて永時ノ翁に押しつけたのだろうな。
で、肝心の内容。正直内容は無に等しいけど以下数点が気になった
・全て和紙で出来ているが厳密には紙の成分は石、より詳しくすると外傷による破壊や分解が不可能なのものに変換されている
・全て同様の文章が綴られている
・墨では無く莫大な量の人血で綴られている
この3点は特に気になった。そして書かれている内容。・・・加茂辰明を調べる人間は一発で誰が書いたかわかる内容・・・
「タッチャンガナニヲシタ。ミライエイゴウタタリツヅケテヤル」

>>139
追記　
・永時ノ翁に送られた手紙とそれ以外の手紙は全く別の内容である
・永時ノ翁への手紙は事件への関与を確認するための会合場所を指定したものと加茂家の関与を疑っていることを指摘している二つの内容で構成されている
・どうやら土井マサルは手紙が送られる数日前に腕を野党から切りつけられて負傷したという報告を高専に行っている
・本件の当時の調査は五条家の有志も関与していると判断する
・加茂辰明には伴侶がいないため、かろうじて加茂家に徴収されなかった遺産は彼の父母と弟に渡されている。尚、彼の弟の家系は現在米国にて移住していることがわかっている。この遺産の受け渡しは永時ノ翁をはじめとした辰明派の人間によって遂行されたと判断できる証拠も発見された(遺書、遺書を認める数名の血印を記した血判状等)
・加茂家主流派は長らくこの遺産を回収しようとしていたが妨害にあっている。時の対戦が始まって以降は完全に中止している

第三期　西洋呪術視察団　報告

…前回ニ引キ続キプロイセン、英国含ム西洋ヲ視察ス。前回ノ報告書ニモアル通リ西洋ニオケル呪術ハ既ニ廃レ、呪術師ノ人口ハホボ皆無ニ近シ。然シ代ワリニ土地柄モアルノカ呪霊ノ数モ非常ニ少ナク、イテモ等級ハ四級程度デアル。
西洋デハ呪術ハMagic…謂ハユル「魔法」ト呼バレ、呪術師ハ古クヨリ「魔女」トシテ捕ラヘラレ処刑サレタトイフ。故ニ呪術師ノ血筋ソノモノガ絶エシモノト推察ス。
（中略）
…英国ニテ「Hermetic order of the Golden dawn」…邦訳スレバ「黄金ノ夜明ケ団」カ…ナル組織ノ情報ヲ得ル。儀式呪術ノ研究、実践ヲスルトノ事。先ニ英国ニ入リシ西宮李助氏ノ案内デ接触ヲ試ミル。…

銀座大火、日本橋大火、神田大火等東京ニテ大火事相次ギ特級呪霊「回禄」活性化ス。回禄ハ活動時副次的ニ火災ヲ引キ起コス為危険度ガ高ク早急ニ対処スベキ案件デアル。
回禄ハ火災ヘノ恐レヨリ生マレシ呪霊故頻繁ニ発生シ易ク、特ニ東京ニ古クヨリ出現ス。ソノ術式ノ危険性ヨリ出現スル毎ニ多数ノ被害ヲ出ス。
術式ハ火炎ニ関スルモノデアリ、炎ヲ纏ヒ操ル。ソノ温度ニ上限ハ無イトサレ呪力ニヨル防御ヲ以テシテモ熱マデハ防ゲヌ為並ノ術師デハ近ヅク事スラ能ワズ。

旧○○邸ヨリ約200点ノ呪具ヲ発見、回収ス。
呪具ノ大半ハ妖刀デアリ、等級ハ三級〜特級相当マデ様々デアル。特ニ特級相当ノ4点ハ慶応期ニ陰陽庁ノ記録ヨリ喪失セシモノデアルコトガ判明ス。
回収セシ呪具ノ保管先ニ関シテハ現在御三家デ協議中。

>>144
特級呪具ノ保管先ニ関スル協議未ダ終ワラズ。特ニ「妖刀村正」ハ禪院家ト加茂家ガ所有権ヲ主張シ譲ラズ。最終的ニ五条家ガ調停シ、高専忌庫ニ保管スルコトデ合意スル。
ソノ他3点ノ特級呪具ニツイテハ現在モ協議中。

総監部ヨリ通達

加茂家ヨリ加茂辰明氏逝去ノ急報アリ。生前ヨリ辰明氏ハ結核ヲ患ヒ、度重ナル任務ニヨリ身体ヲ酷使ス。コノ度ノ死因モ結核ニヨルモノデアルト推察ス。
総監部ハ辰明氏ヘノ畏敬ノ念ヲ込メ近々大々的ニ葬儀ヲ執リ行フ予定。御三家、呪術庁幹部ハ必ズ出席スベシ。

>>147

加茂辰明ノ死因ハ結核デアリ呪術的ナ要因ハ一切無イ。コノ頃結核ガ流行シ疾病呪霊発生ノ恐レアリ。故ニコノ件ニ関スル過度ナ調査ヲ禁ズル。

両面宿儺研究報告

…平安ノ世ニ実在セシ術師両面宿儺ニ関スル呪術学的調査ヲ実施ス。コノ調査ノ目的ハ両面宿儺ヲ通シ呪術ノ真髄ヲ見極メントスル所ニアル。
（中略）
…主ニ信濃近辺デハ両面宿儺ヲ信仰スル地域多ク、一種ノ英雄トシテ祀ラルル。文献ニヨッテ朝廷ト敵対セシトモ、恭順セシトモアリテ真偽ハ不明ナリ。
各地デ呪霊ヲ討伐セシ伝承アリテ人々ハ宿儺ヲ神ヤ英雄トシテ崇メントシ、仏神ト習合シ祀ッタト考エラルル。…

>>149
…信州〇〇村ノ祠ニテ呪具ト思ハシキ金剛杵ノ欠片アリ。村ノ伝承ニヨルト、コノ地ヲ平定セシ英雄両面宿儺ノ持物デアルトイフ。平安期ノ歴史書ニモ宿儺ハ「神武解」ナル金剛杵ノ如キ呪具ヲ把持セシトアル為強チ出鱈目トモ言ヒ難イデアロウ。
…発見サレシ呪具ハ既ニ大キク破損シテオリ刻マレシ能力モ発動デキズ。残穢ノ調査ガ実施サレルモ、呪具ノ残穢ト宿儺ノ指ノ呪力ガ一致セズ、伝承ノ真偽ハ疑ハシキモノトサレル。
（中略）　
…今回ノ如キ事例ハ甚ダ多ク、特ニ宿儺ノ持物ナリト伝ヘラルル物品ハ各地ニ点在ス。文明開化ニ伴ヒ、殖産興業ヲ推進スベク全国ノ呪術遺産ハ全テ国ガ管理シ、日本ノ近代化ヲ推シ進メルトノ方針ガ帝ヨリ定メラル。ソレニ従ヒ我々呪術庁ハ非術師カラ呪術ヲ成ル可ク遠ザケントスル義務アリ。宿儺ノ指ハ非術師ヘノ影響大キク早急ニ対処スベキ事案故、今後モ破壊計画ヲ継続ス。

特級呪具「妖刀村正」

「村正」銘の妖刀は数多くあるが、特級認定されているのは一振りのみである。
能力は「使用者の動きの最適化」「呪力の強制的な引き出し」であり、使用者の呪力を際限なく引き出し意思に関係なく最適化された動きで相手を斬る。ただし、呪力の強制抽出は刀を鞘に収めることでしか中止できないため、並の人間が使えばものの数分で呪力を吸い尽くされてしまう。また、最適化された動きはあくまで「刀にとっての最適」であるため、無茶な動きに振り回され身体を壊す恐れもある。しかしながら攻撃の最大出力はかなり高いため上位の術師が使えばとてつもない力を発揮する。

五条薫に関する呪術史調査報告（一部抜粋）

…五条薫は加茂憲倫失踪後彼の膨大な研究資料を押収すると共に呪術研究者としての道を歩み始めることになる。（中略）当時既に有名な呪術研究者であった九十九朱鳥と接触し共同して呪霊発生のメカニズムを開明、非術師からの呪力の漏出が原因であると初めて明確に証明した。また呪霊等級区分を設定したのも彼女である。当時は主観的な強さで総監部が設定していたが、術式の有無や言語能力の度合いといった尺度が決められたことで呪霊の等級は明確化した。
…32歳で次代の当主である五条晃（五条悟の高祖父）を出産、その後は呪術研究を進める傍ら五条家の後進育成にも努めた。特に晩年は落下の情や簡易領域といった対領域の技術の研究を行っており、携帯式の簡易領域発生装置の開発に尽力していたが、未完のままこの世を去ることになる。老衰、享年72歳。同時並行で進められていた「魂」についての研究は九十九朱鳥に引き継がれることになった。

コノ頃流行リシ仏像・経堂ノ破壊ニヨリ各地寺院ニ安置サレシ呪物ノ禁解カレ非術師ニ多大ナル被害ガ発生スル事態多発ス。
又仏教ヲ排斥セントス民衆ノ邪念凝リ固マリテ新タナル呪霊モ数多ク出現ス。コレラハ皆寺院、僧ヲ優先的ニ襲フ傾向アリ。
特ニ地方寺院ノ呪物ニ関シテハ呪術庁ノ把握ノ外ニアル物モ多ク早急ナル回収ガ求メラレル。

白龍出現ノ報

長野ニテ強大ナ呪霊ガ出現ス
現在多数ノ集落・元藩士用住居・北陸支部ナド多大ナ範囲ニテ破滅的ナ被害ダセリ
一切ノ術式ニヨル被害無キコトト残穢検査カラ家光公ノ時代ニテ確認サレタ呪霊「白龍」ガ長キ眠リヨリ目覚メタモノト断定ス
観測上コノ呪霊ハ討伐ニ成功シテイナイコト、余リニモ強大デアルカラ目標ハ永久封印ヲ行フコトトスル

人員ハ編成次第各支部ニ通達ス

>>157
各陣地担当術師詳細
北陣総責：北陸支部副部長(支部長は先の被害にて現在集中治療中)
東陣総責：藤柳篝第一等級術師　(注意：東陣ニハ本作戦中核トナル術師ヲ配属ス。絶命シタ時点デ作戦遂行ハ不可能トス)
西陣総責：加茂辰明特別一級術師　(当日腹心二名ノ動向モ許可ス)
南陣総責：楽巌寺音正第一級術師　(本作戦ノ情報伝達ヲ担フ)

作戦概要：呪霊操術ヲ使用シ、白龍ヲ完全ニ調服。ソノ後、白龍ノ呪霊情報ヲ活カシ、特級呪具「游雲」ノ複製ヲ目指ス。コレラノ作業ニヨリ白龍ノ弱体ガ確認後、天元様ノ結界術ニヨリ大日本各地ノ結界ヲ強化スル呪力源トシテ永久封印ヲ行フ。

SCP味を帯びてきてるな

なんか普通にクオリティ高くてめっちゃ好き