【感想】 アニメ『呪術廻戦』 1話 演出や話の構成上手いし戦闘シーンはバッチリ動くし面白い！　最高の導入だった

五条「おはよう」

虎杖「ん…..ああ….」

虎杖「ん？」

五条「今の君はどっちなのかな？」

虎杖「あんた…確か…」

五条「五条悟、呪術高専で1年を担当している」

虎杖「呪術…伏黒….」

虎杖「先輩！…あっ！？」

虎杖「なんだよ、これ」

五条「人の心配している場合じゃないよ」

五条「虎杖悠仁…」

五条「君の…秘匿死刑が決定した」

プルルルル…（呼び出し音）

看護師「はい！杉沢…」

虎杖「あ、虎杖です…さっき電話した…はい」

虎杖「全然折り返しないんですけど、爺ちゃんどうしてます？」

看護師「あれ～？ちゃんと伝えたんだけどな…そのまま待ってて、もう私がきいてきちゃうから」

看護師「虎杖さんってナースコール全然しないよね？」

看護師「逆に怖いっていう…」

看護師「虎杖さん～？お電話ですよ、悠仁君がなんか持ってきて欲しいって…」

祖父「やかましい！来るなって言っておけ！」

祖父「部活しろ！部活！」

看護師「だって…悠仁君何部？」

虎杖「うっす、明日夕方行きます」

カツカツカツカツ…（足音）

カツカツカツカツ…（足音）

伏黒恵「こんなところに特級呪物保管するとか」

伏黒恵「馬鹿すぎるでしょ」

伏黒恵「ん？」

伏黒恵「なっ？えっ…！？」

伏黒恵「ないですよ？」

？？「マジで？うけるねー！夜のお散歩かな？」

伏黒恵「ぶん殴りますよ？」

？？「取り戻すまでかえって来ちゃだめだから」

伏黒恵「今度マジで殴ろう」

カンッ！（バットの打球音）

虎杖「始めますよ？本当にいいんすね？」

虎杖「佐々木先輩…」

佐々木「んっ…」

虎杖「井口先輩….」

井口「んっ…！」

虎杖「よっしゃいくぞ！」

虎杖「こっくりさん、こっくりさん！生徒会長がギリ負ける生き物を教えてください！」

全員「お？」

全員「く…」

全員「り…」

全員「おね….？」

虎杖「ははは！くりおねだって！ザッコ！！」

生徒会長「オカ研！！」

虎杖「あ、プランクトン会長どったの？」

生徒会長「ふん！！」

生徒会長「活動実態のない研究会には、事前通告のとおり部室を明け渡してもらう…さっさと退去しろ」

虎杖「うちの先輩方を舐めてもらっちゃこまるな会長…」

生徒会長「なんだ？それは」

全員「ふふっ…！」

佐々木「ラグビー場が閉鎖されてるのはご存知ですね？」

生徒会長「ああ、体調不良で入院した部員まで出たからな」

佐々木「おかしいと思いませんか？あの屈強なラガーマンがですよ？」

佐々木「実は彼らが体調を崩す直前…」

佐々木「奇妙な物音や声を聞いたそうです」

佐々木「そこで、この30年前の新聞記事です」

佐々木「建設会社の吉田さんが行方不明になったという事件…」

佐々木「最後の目撃情報はここ」

佐々木「建設途中の杉沢第三高校…！」

生徒会長「むむっ…」

佐々木「資金繰りに行き詰まった吉田さんは」

佐々木「闇金に手を出し、その筋のにも狙われていた」

佐々木「つまり、一連の騒ぎの原因はラグビー場に埋められた…」

佐々木「吉田さんの怨霊の仕業だったのです！」

生徒会長「いや、マダニが原因だそうだ」

生徒会長「マダニ、大型の吸血虫」

生徒会長「噛まれることによって感染する重症熱性血小板減少症候群は死に至ることもあるので注意」

虎杖「だからなんだよ！オカ研がオカルト解き明かそうとしてんだから、立派な活動報告だろうが！」

生徒会長「ガキの遊びじゃないんだよ！」

生徒会長「そもそも一番の問題は虎杖悠仁！」

虎杖「ん？」

生徒会長「お前の籍はオカ研ではなく陸上部にあり」

生徒会長「同好会規定に定める最低人員の3名に達していない！」

生徒会長「ということだ！」

虎杖「へ？」

佐々木「虎杖….」

虎杖「いや、ちゃんとオカ研って書いたけど？」

高木「俺が書き換えた」

虎杖「陸上部顧問、高木！！」

高木「虎杖！全国制覇にはお前が必要だ！」

生徒会長（生徒より問題がある教師が来てしまった…）

虎杖「しつけえな、なんべんも断るって言ってるだろ！」

高木「ダメだ！！」

虎杖「ダメなの！？」

高木「だが俺も鬼ではない…俺が負けたらお前のことは諦めよう」

高木「正々堂々、陸上競技で勝負だ！」

虎杖「おもしれえ…やってやんよ！」

虎杖「にーん！！」

生徒会長（入部届を書き換えるのは正々堂々なのだろうか…？）

伏黒恵「なんだこのラグビー場は…」

伏黒恵「死体でも埋まってるのか？」

伏黒恵「だとしても、このレベルがうろついてるとは…」

伏黒恵「恐らく2級の呪い…例の呪物の影響か？」

伏黒恵「くそ…気配が強すぎて絞れねえ！すぐ隣にあるようではるか遠くでもおかしくない」

伏黒恵「特級呪物、厄介すぎだ…」

伏黒恵「誰が持ちだした？今どこにある？」

生徒「おい！こっちこっち！陸部の高木と西中の虎杖が勝負するってよ！」

生徒「へえ？何勝負？」

高木「しゃあ！ふんっ！」

生徒「14メートル！」

高木「ぬはははは！！」

生徒「すげえ高木…全然現役じゃねええか…」

生徒「どうする？虎杖！」

佐々木「ねえ…虎杖って有名なの？」

井口「眉唾だけどSASUKE全クリしたとか…」

井口「ミルコクロップの生まれ変わりだとか…」

佐々木「死んでねえだろミルコ」

井口「ついたあだ名が西中の虎…」

佐々木「だっさ…」

虎杖「ねえ、投げ方適当でいい？」

高木「うん、ファールは取らんから好きに投げていいぞ」

高木「すまんな、お前の専門外をあえて選んだのは俺の本気を伝え…」

ゴンッ！！（砲丸の落下音）

生徒「ええっと…大体30メートル」

虎杖「おっしゃ！俺の勝ち！」

高木「ああ….」

佐々木「虎っていうよりゴリラじゃない？」

井口「ピッチャー投げだったな…」

佐々木「虎杖、あんた運動部の方が向いてるよ」

佐々木「無理してオカ研残らなくていいんじゃない？」

虎杖「え？先輩ら怖いの好きなくせに、俺がいないと心霊スポット行けないじゃん」

佐々木「好きだから怖いのよ」

虎杖「それにうち全生徒入部制じゃん？俺こういうの無理だし」

佐々木「何もしなくていいの！幽霊でいいのよオカ研だけに！」

佐々木「って言ったわね…」

虎杖「色々あって5時までに帰りたいからさ、先輩がいいならいさせてよ」

虎杖「結構気に入ってんだオカ研の空気」

佐々木「そういうことなら私らは別に…」

伏黒恵「すごいなあいつ…呪力なし素の力であれか…」

虎杖「あ、もう半過ぎてんじゃん！！」

虎杖「じゃあ先生、俺用事あるんで」

ドドドド！（砲丸が落ちる音）

伏黒恵「はっ！！」

伏黒恵「呪物の気配…！」

伏黒恵「おいお前！！」

伏黒恵「って、速すぎるだろ…」

生徒「あいつ50メートル3秒で走るらしいぜ？」

生徒「車かよ…」

祖父「くんなっていったろ？」

祖父「花なんて買って来るんじゃねえ！」

虎杖「いつも通りじゃん…っていうか爺ちゃんにじゃねえし看護師さんにだよ」

祖父「なおさらだバカ！つうか部活はどうしたよ？部活しろ部活！」

虎杖「うるせえなあ、5時前には終わんの、俺も暇じゃなきゃ見舞なんかこねえの」

祖父「よし、じゃあ暇な俺の話を聞け」

虎杖「興味ねえし…」

祖父「いいかよく聞け」

祖父「最期に言っておきたいことがある、お前の両親のことだが…」

虎杖「だから、興味ねえって！」

虎杖「じいちゃんさ、死ぬ前にかっこつけるのやめてくんない？」

祖父「男はなかっこつけて死にたいんだ！空気読めクソ孫が！」

虎杖「いちいちキレんなよ」

虎杖「いつも通りで良いって」

祖父「けっ！ゆとりがよ！」

祖父「悠仁…」

虎杖「ん？」

祖父「お前は強いんだから人を助けろ、手の届く範囲でいい救えるやつは救っとけ」

祖父「迷ってもいい、感謝されなくても気にするな」

祖父「とにかく1人でも多く助けてやれ」

祖父「お前は大勢に囲まれて死ね…」

祖父「俺みたいになるなよ…」

虎杖「じいちゃん？」

ピンポーン（ナースコールの音）

看護師「はい？どうされました？」

看護師「もしもし？虎杖さん？」

看護師「もしもし？」

虎杖「じいちゃん…死にました…」

看護師「うん、必要な書類はこれで全部ね」

虎杖「うっす、お世話になりました」

看護師「本当に大丈夫？」

虎杖「そうっすね、こういうの初めてなんでまだ実感わかないかな」

虎杖「でも、いつまでもめそめそしてっと爺ちゃんにキレられるし」

虎杖「あとは笑ってこんがり焼きます」

看護師「言い方！」

虎杖「ん？」

伏黒恵「虎杖悠仁だな？」

伏黒恵「呪術高専の伏黒だ少し話がしたい今」

虎杖「あの、喪中なんですけど」

伏黒恵「悪いが時間がない」

伏黒恵「お前の持っている呪物は危険なものだ今すぐ俺に渡せ」

虎杖「じゅぶつ？」

伏黒恵「これだ」

虎杖「あーはいはい拾ったわ」

虎杖「俺は別にいいけどさ先輩らが気にいってんだよね、危険ってどういうことよ？」

伏黒恵「日本国内の不可解な行方不明者、死者は年間平均１万人を超える」

伏黒恵「そのほとんどの原因は呪いだ」

虎杖「呪い？」

伏黒恵「お前が信じるかはどうでもいい、それが事実だ続けるぞ」

伏黒恵「特に学校や病院には膨大な怨念が溜まりやすい」

伏黒恵「辛酸、後悔、恥辱…」

伏黒恵「人間の負の感情が呪いの源になる」

伏黒恵「だから多くの学校などに」

伏黒恵「魔除けとして呪物を密かに置いていた」

伏黒恵「お前が持っているのもそれだ」

虎杖「魔除けならむしろありがたいんじゃないの？」

伏黒恵「最後まで聞け！」

伏黒恵「より邪悪な呪物を置くことで他の呪いを寄せ付けない劇毒、魔除けとは名ばかりの悪習だ」

伏黒恵「年月と共に封印が緩み、今や呪いを招き肥えさせる餌に転じた」

伏黒恵「お前が持っているのは特級に分類される危険なものだ」

伏黒恵「人死にがでないうちに渡せ」

虎杖「だから俺はいいんだって先輩に言えよ」

伏黒恵（空…？俺が追ってきたのは箱にこびりついた残穢か！）

伏黒恵「中身は？」

虎杖「だから先輩が持ってるって…！」

伏黒恵「なんだ！？」

虎杖「そういや今夜学校であれのお札剥がすって言ってた」

伏黒恵「なっ…！」

虎杖「もしかしてやばい？」

伏黒恵「やばいなんてもんじゃない…」

伏黒恵「そいつ…死ぬぞ」

佐々木「取れないわね…」

井口「わざわざ忍び込んでやることか？」

井口「電気つけようぜ」

佐々木「ダメ！雰囲気重視よスリルを楽しむのがオカ研魂じゃん」

佐々木「どうせ何も起こりやしないんだから」

佐々木「あ！取れた！」

井口「あっ」

佐々木「うわー…本物？」

井口「人間の指？」

佐々木「これ….」

ドーン！！（衝撃音）

２人「うわああ！！」

佐々木「なんなの…？」

虎杖「お札ってそんな簡単に取れるの？」

伏黒恵「いや、呪力のない人間にはまず無理だ…普通はな」

虎杖「右！近道だ！」

伏黒恵「今回のは中のものが強すぎる、封印も年代物…紙切れ同然だ」

虎杖「つってもな、呪いなんていまいちピンとこねえや」

伏黒恵「そいつらどこだ？」

虎杖「4階！」

虎杖「あっ！！」

虎杖「なんだこのプレッシャーは？」

伏黒恵「お前はここにいろ」

虎杖「俺も行く！やばいんだろ？」

虎杖「ふた月かそこらの付き合いだけど友達なんだほっとけねえよ」

伏黒恵「ここにいろ」

呪い「今…何時ですか…？」

呪い「短い針は…11時…」

佐々木「何？あの化け物…？」

井口「佐々木…」

佐々木「井口…よかった…どこに？」

井口「助けて…」

佐々木「え？」

井口「あ、ああ….」

呪い「今何時ですか？」

佐々木「きゃああ！！」

伏黒恵「呪いが放たれた！」

伏黒恵「相変わらず気配がめちゃくちゃだ！」

呪い「ちゅるちゅーる」

伏黒恵「邪魔だ！！」

伏黒恵「玉犬！！」

ワオーン！！！（玉犬の鳴き声）

伏黒恵「食っていいぞ」

虎杖「あいつに言われた通り待つだけなのか？俺は何にビビってる？」

伏黒恵「そいつ…死ぬぞ」

虎杖「そうだな…死の気配がここまでくる…」

虎杖「死ぬのは怖い…」

虎杖「怖かったかな？全然そんな感じしなかったけど」

虎杖「泣いたのは怖かったからじゃない、少し寂しかったんだ」

虎杖「爺ちゃんの死と今の目の前の死…」

虎杖「何が違う？」

祖父「お前は強いから人を助けろ…」

虎杖「くっ….！」

伏黒恵「呪いの数が増えてきた！近いな！」

ガルルルル…（玉犬の鳴き声）

呪い「うう…..！」

伏黒恵「見つけた！」

虎杖「短気で頑固者…」

虎杖「見舞なんて俺以外きやしねえ」

虎杖「俺みたいになるなって？確かにな」

伏黒恵「くそ！人間ごと呪物を取り込む気か！」

伏黒恵「間に合わねえ！」

バリン！！（ガラスをぶち破る音）

伏黒恵「虎杖！！」

虎杖「爺ちゃんは正しく死ねたと思うよ…」

虎杖「けど！！」

呪い「ぐえええ…」

虎杖「こっちのは…」

虎杖「間違った死だ」

井口「うっ…」

虎杖「これが呪い？思ってたのと違うな」

パーン！！（銃声）

呪い「ぐえええ」

伏黒恵「なんで来たといいたいとこだが…よくやった」

虎杖「なんで偉そうなの？」

虎杖「因みにあっちで呪いバクバク食ってるのは？」

伏黒恵「俺の式神だ…見えてんだな、呪いってのは普通見えねえんだよ」

伏黒恵「死に際とかこういう特殊な場では別だがな…」

虎杖「あー確かに、俺いままで幽霊とかみたことないしな」

伏黒恵「お前、怖くないんだな」

虎杖「いや、まあ怖かったけどさ、知ってた？人ってマジで死ぬんだよ」

伏黒恵「は？」

虎杖「だったら」

虎杖「せめて自分の知ってる人くらいは正しく死んでほしいと思うんだ」

虎杖「ま、自分でもよくわからん！おっと？」

虎杖「これが？」

伏黒恵「ああ、特級呪物両面宿儺の指だ、諸共食われなかったのは奇跡だな」

虎杖「食ってどうすんだ？美味いのか？」

伏黒恵「馬鹿言うな」

伏黒恵「より強い呪力を得るためだ危ないからさっさと渡せ」

虎杖「はいはい」

伏黒恵「はっ…！」

伏黒恵「逃げろ！！」

呪い「ううう….」

虎杖「伏黒！！」

伏黒恵「鵺！！」

伏黒恵「ぐあっ…！！」

虎杖「あっ…！」

呪い「ううう～～～」

ドドォーン！！（爆発音）

伏黒恵「くっ！」

伏黒恵「くそ…頭回んねえ….！」

虎杖「ん！！」

伏黒恵「虎杖！！」

伏黒恵「あいつら連れて逃げろってのがわかんねえのか？」

虎杖「お前だってやばいじゃねえか…！」

伏黒恵「呪いは呪いでしか払えない！お前じゃ勝てないんだ」

虎杖「そんなこと言ってる場合か！それじゃお前は死ぬだろ！」

虎杖「今帰ったら夢見がわりいんだよ」

虎杖「それにな…」

虎杖「こっちはこっちで」

祖父「人を助けろ…」

虎杖「めんどくせえ呪いかかってんだわ！」

虎杖「ぐっ！！」

虎杖「はっ！！」

虎杖「はあ！！」

伏黒恵「バカ！俺によこせお前も食われるぞ」

虎杖「うわああああ！！」

虎杖「食ってどうすんだ？美味いのか？」

伏黒恵「より強い呪力を得るためだ」

虎杖「あるじゃねえか全員助かる方法！」

虎杖「俺に呪力があればいいんだろ？伏黒！」

伏黒恵「やめろ…やめろ！！」

伏黒恵「両面宿儺の指…特級呪物だぞ…猛毒だ確実に死ぬ」

伏黒恵「だが、万が一…万が一….」

パーン！！（爆発音）

呪い「うううう！！」

宿儺「ふふ….」

宿儺「ふふふふふふ！！！」

宿儺「あははははははは！！」

宿儺「あーはやり光は生で感じるに限るな！」

伏黒恵「最悪だ…最悪の万が一が出やがった」

伏黒恵「特級呪物が受肉しやがった！」

宿儺「呪霊の肉などつまらん！人は？女はどこだ？」

宿儺「いい時代になったものだな、女も子供もウジのように湧いている」

宿儺「素晴らしい！鏖殺だ！ははは！！」

宿儺「あ？」

虎杖「人の身体で何してんだよ返せ」

宿儺「お前なんで動ける？」

虎杖「いや、俺の身体だし」

宿儺「抑えこまれる…」

伏黒恵「動くな！お前はもう人間じゃない」

虎杖「は？」

伏黒恵「呪術規定に基づき虎杖悠仁」

伏黒恵「お前を呪いとして払う！」