【感想】漫古☆知新-バカでもわかる古典文学- 2話 児童文学なのにめちゃくちゃ重くない…？【ネタバレ注意】

https://shonenjumpplus.com/episode/316190247017199335

あなたの隣人もにんじんかもしれない…

前話感想記事：【感想】新連載漫画『漫古☆知新-バカでもわかる古典文学-』 1話 漫☆画太郎先生の新作が登場 本編と解説の落差に笑う【ネタバレ注意】

最後のコマは普通に怖い

>>2
え？あのクソ汚い肛門が？
って一瞬思ってしまった

原作の話を知らずに読んでたから
最後の解説で『にんじん』は主人公自身の事って分かった瞬間ゾワッとしたわ

>>4
何で桶に顔突っ込んでるの？トラックオチに続く新しいパターン？って思って解説読むと『最後のターゲットに選んだのは…にんじん』が陰湿な虐待の果てに心を壊された少年が自ら命を絶とうとするシーンだと解ってヒエってなる
「虐待の連鎖を断ち切ることが出来るのか」「あなたの隣人もにんじんかもしれない」がメッセージ性強すぎんよ

>>9
今回トラックオチなかったのも母親たち死んだら幾分かカタルシス得られちゃうからって考えると腑に落ちた

なっが！
https://www.aozora.gr.jp/cards/001156/files/50658_54033.html

しょんべんの下りはマジなんかい

>>7
しょんべんどころか、あーた
死神13のマニッシュボーイやられるんですよ
しかも自分の実の母親に
しかも母親のミスの濡れ衣着せられてだよ
そして結局は「母親はアレな人間ってわかってるけど周囲は何も言わない」だけだとわかって子供がじわじわ壊れるんすよ
(小動物虐殺はこのあたりの説明、とても念入りにコロス)
「実は父ちゃんもどうかと思ってたがまぁ人間やろうと思えば何でもできるもんだから何とかなんだろ」いやなんねえよ！

>>45
あれ？
画太郎作品全員で立ち向かっても勝てねえんじゃねコレ？

最後の解説を読むとなるほどなってなっちゃうの悔しい

>>６
>>「ああ、汚きたない。食べた、食べた。自分のだよ、おまけに……。昨夜のだよ」
>>「そうだろうと思った」
>>こう、なんでもなく、にんじんは答える。みんなが当てにしていたような顔つきはしない。
>>彼は、そういうことに慣なれている。あることに慣れると、そのことはもうおかしくもなんともない。
児童文学の姿か？これが

前回でも思ったけど解説の人…偉いな…当たり前だけど画太郎の方もちゃんと読んでるんだね…

何で掲載許されてるんだ…？

画太郎なのに最後の解説を読んだ後だと印象がそっちに上書きされるから何か純文学的な高尚なものを読んだ感じになるの脳がバグる
これが後書きにあった「終わり良ければ総て良し」ってやつか

>>14
なるほど解説自身が原作の解釈について指摘したことを踏襲しているという高度な構成なんだな

今回は原作も似たようなものなんだろうなって感じがしてしまった

これ画太郎と解説の人でめっちゃくちゃ入念にネーム練り込んでるやろ…

原作は何度読んでも理解できなかったからマジ助かる

解説が本体

読んだ覚えあるしないよう間違ってないのにこんなだったっけという衝撃がすごい
なんかこの漫画家すごい作家だったかも知れん……

>>19
一応画力は凄いから！

画太郎レベルかそれ以下の倫理観の作品を推薦図書にしている、と言う昨今のなんでも規制規制と騒ぎ立てる風潮への火の玉ストレート
解説が本編とは言うが本編があってこそこの解説が活きるわけだしマジで画太郎史上最高傑作なんじゃないスか？

古典の方がコンプラガバガバで笑ってしまった
たしかに

鋭く文学的かつ批評的な一編である

すごく社会派で笑えないやつ2話目からぶっこんでくるのやめーや！

漫画の方だけ読んでるとふざけてるようにしか見えないのに、最後の解説と合わさるとちゃんと考えて作ってるんだなって感心する

もしかして他の画太郎作品も自分が読み取れてないだけで何か高尚なメッセージや風刺が込められているではと思えてきた

>>26
作中で暴れまわる汚い婆は実は要介護状態の祖母がモデルで『せめて漫画の中だけでも』元気にはしゃぎまくる姿を描きたかったらしいしな

やっぱこの人天才なんだな……

>>解説を読んだ画太郎先生から「まさに私のションベン・・・いや大便者です」とお言葉を頂戴しました。
あのさぁ…

原作が思いのほかねっとりと猫を○した時のシーンを描写していて画太郎の方が何倍も配慮してるの笑っちゃうんですよね
笑えねぇよクソが

でもタコピーとか一ノ瀬家とかあるからにんじんも……うん……

歴史の先生が「古典は名作だから読み継がれてきたと言われるが、この世の殆どの傑作はアレクサンドリア図書館と共に燃え落ちた」と言ってたなあ
作品が読み継がれるには周りの環境の運もあるんだろうな

普通に完成度高くて笑っちゃうんだよね

まあ古典がガバガバなのは確かなところ

子供のころ読んだけど、なんでこれが名作扱いなのか理解できなかった
大人になって読んで、歴史的な価値はあるだろうけど古典の名作といって子供に読ませるのはやっぱり理解できんわ

土竜叩きつけるシーンも猫に猟銃ぶっ放してザリガニの餌にするシーンも原作準拠だと知って震えている
原作だと猫が亡くなるまでの過程が割と生々しく書かれているから漫画より数段グロくてオシッコ止まらない…

>>39
可哀想に
スープ飲む？

>>39
猫もうずらも「なかなか死ななくて無我夢中で殺害する」ってあたりがもう生々しくてツライ
殺される猫も「こいつは誰にも可愛がられてないからええやろ」で選ばれるし
うずらも「自分は殺したくないのに家族にやらされる」「締めてもいつまでも死ななくて家族が嘲笑ってる」「どうしたらいいかわからなくなって頭を踏み潰したら残酷〜とか家族に引かれる」
毒家族とか以前にいじめなんだよな
現代でもこれを「ノスタルジックなのびのびした少年時代を描いた名作」として肯定的に解説してる読書感想ブログ(商用や教育関係者ではない)が存在するのが本当に恐ろしい
やりたくもない虐待や殺しを他人に強要されて精神が捻れていく過程をあんなに克明に描写してるのに

小動物もそんなに簡単には死んでくれない、必死に生命にしがみつく姿を見て自分も強く生きよう、とか、どうしても理不尽に奪えない命もあると悟った、とかならギリギリ文学と言えるが…
ちなみにコメントにあったアゴダ・クリストフの『悪童日記』や、あとリリー・フランキーの『東京タワー』とかは子供でも踏み止まるところは自分の判断でちゃんと踏み止まってる

えっぐいことやってるのに描写が淡々としてるせいで
にんじんの独白ってよりにんじん観察日記みたいなんだよね＞原作

どうせ画太郎が勝手に描き足したんだろってシーンが大体原作にそのままある
何ならどこが画太郎による脚色なのか解らない…

「あれ？ なんか今回は真面目だなぁ」と思った。

学生のころ原作読んだがわりと嫌な描写多かったな……

少なくともスープの汚物は原作でも覚えてる
ウゲーでしたわ

父ちゃん何やってんだよ案件ではある

漫画より原作の方がやばい描写が多くて震える

他の動物は惨殺されてるのに猫だけはグロ画像を出さないの助かる
読者への配慮が行き届いていてるな

緩急酷すぎて不思議な満足感がある
鬼才だわ

にんじんは読んだことないな
今度読んどくか

まじめに古典の知識が深まっていくのでくやしい