【金田一少年】原作を読んだら面白さも増すが逆に笑い辛くなる所もある『犯人たちの事件簿』というスピンオフ漫画

スピンオフの完成度としては最高峰だと思う
対抗馬は恋するワンピース

トリックは実現できちゃダメなんだよ
だから氷橋はいいんだよ！

番組かようつべで金田一のトリック全部やってみたとかやらないかな

強盗や通り魔的なのより役としては弱いからな、怨恨殺人
クローズドな事件で社会的影響も少ないし、再犯の可能性は0に近いので実際に死刑免れる可能性のあるミステリには珍しいパターンだと思う

別に笑いづらくなる要素ないと思うけどな
むしろ原作とあわせて読んだら全部笑える

金田一は「それ相応の動機がなきゃ殺人なんて手段を選ばない」
コナンは「殺人なんて手段を選ぶような人間に共感出来るような理由があってはいけない」
って方針なんだったか

どっちも殺人には否定的なのに正反対の描写になってるのは興味深い

この２つの作品混ぜたやつ出したのは天才かと思った
オーディオコメンタリーみたいなもんやん

原作読み直すとどうしても犯人たちのほうが頭にちらついてしまうようになるｗ

金田一を殺そう→雪山や底なし沼に投棄しても生きてた
金田一を呼ばない→呼んでないのに来る

個人的には高遠の「ハメ技じゃないか…」もだけど、犯人たちにとって金田一が如何に厄介な存在なのかが見てて楽しかったわ

当たり前だけど今どき現実で親の仇で殺人なんてないからな…
確かに司法的にどういう判断下るのか気になる

この事件だと被害者たちが犯人やその親を危機に陥れたわけでもないから当時子供の証言でどこまで罪とされるかというとまあ…もしかしたら助かったかもであって絶対に助かったではないしね
綾辻さんも自分が助かるのに必死で親子を見捨てました、今はひっそりと暮らしてますだったら殺人までは行かなかったんじゃねえかな…

アニメの明智さんは踊ってくれないんだよなあ

アシスタントに「自分の漫画なのに模写しかしないんですか･･･？」とか言われてたのは草

最近読んでないんだけど、マガジンってまだ"!?"ってやつやってるの？

明智警視が盛られるとそれに釣られてダンサブルさせた綾辻さんの犯人としての格も上がっていく

一つの章に対して特定のネタを重点的にやったのが良かった
S・KをDAIGO風略称にしてネタに昇華したのは上手い

殺人事件をコミカルに茶化すなんて下手すりゃ炎上しかねん内容を
ここまで(ほぼ)万人が受け入れられる様に描けたのは素直に凄いと思う

ただ、どれだけ作者が気を遣っても人によっては
イラっとしたり引いたりする部分が出るのはもうどうしようもないからな

例えば綾辻の「先に金田一殺せばいいんじゃない？」って台詞は
個人的にドン引きだった
犯行に無関係の人間を巻き込まず、最後に金田一に対して「ありがとう」と言った綾辻に
例えギャグであってもあんな台詞を言わせて欲しくはなかった

どっちを先に呼んでも「あっ、ここかぁ！」となる名作

トリックと行動力とアドリブ力に恵まれた分、色んな意味で運に見放される犯人たち

氷橋のトリックって無理あるよなって意見は昔からネットで議論されてたので、それに苦労する犯人という笑いを交えつつ、新たなツッコミどころをミームネタに完成させた作者さんすごいわ

かほる先生が蝋人形手作りして、無事完成して蝋人形に愛着湧いてるっぽい雰囲気好き

金田一原作軽く読んだ事ある程度だからスピンオフで初見事件の方が多いんだけど、公式YouTube無料配信の怪盗紳士の話見たら全然印象違って驚いたし犯人知ってても面白かったなぁ。

犯人たちの事件簿を描いてる船津さんがかなりの常識人なんだろうね。
ツッコミってだいたいの感想の最大公約数的なところあるから、普通の感覚を持ってないと共感が得にくい。
そこツッコんでほしいわーってとこちゃんと網羅してもんなあ。

主人公が犯人になってバレないように殺人してくゲームのゲームオーバー画面で、婚約者を殺した犯人を殺さず通報する選択肢を選ぶ（口封じで殺されるゲームオーバー）で、雪夜叉が愛する人も手を汚すのは望んでいなかったろうしお前の判断は正しかったけど法で裁けない奴らもいるがな…ってゲームオーバー画面でコメントするらしいの重い

不思議なもんで「フィジカル必須のトリック」とか「犯人の圧倒的演技力」とか、リアタイで読んでると気にならならないんだよな。このスピンオフで始めて「言われてみれば…」って気分になった

根底に原作への敬意があるのが分かるから安心して読める
10巻といわずどんどんやって欲しい

「鐘が落ちてきて頭部と腕が切断される」は、
原作者の文章による指示を作画担当が誤解して作画したものってことがわかりやすいけれども
この氷橋のエピソードも実はそうじゃないかと思っている

崖の高さが作画だと人物と比較して２５メートル近くあるように見えるんだけども、作中に具体的な数字は書かれていない
綾辻さんの「危険よ！！こんなガケ、落ちたらひとたまりもないわ！！」ってセリフにつられて、思いっきり高く作画してしまったんだろうけども
トリック的には人や自動車が対岸に渡れなければ成立するわけで、
自動車は１メートルも段差があれば渡れず、人間単独についても「流れが激しくて川を渡れない」って不可能だということが書かれているので、ガケの高さは数メートルもあれば充分なはず

橋は大雨で増水した時に流された→川が２０メートル以上も増水してたら下流の町は全滅している
金田一やおっちゃんに加え、アイドルさんもロープ一本で凍ったガケを下まで登り降りした
という描写が出てくるのが、原作者の頭の中ではガケはそこまで高くなかっただろうと思う根拠

で、その作画ミスのツケが「犯人たちの…」の綾辻さんに回ってきたわけだ
高さが数メートルであれば、あそこまで死ぬ思いをせずに済んだのにw

犯人たちの描写がああだっただけで
例えば風車は担ぐんじゃなくて首にでも縄かけて吊り上げて、蝶麻酔は注射じゃなくて冒頭の忌避材みたいにガスだと思ってるけど、ギャグとして面白いのでオッケーです

本編のコマにスピンオフを混ぜて一緒に見たら楽しめるかも

後の展開知ってると
「地獄の夢って見たことある？」
速水玲香「これから見ます」
ってなるの笑えるわ

リスで・・・？
リスで助かろうとしたの、今？

は死ぬほど笑ったｗ
しかもどうやって助かったか描写されないのがさらに拍車をかけた

みなさん、こんにちは、新しい章がここにあります, a new chapter is here bit.ly/newchap247