【感想】アニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』3話 開幕死にまくるドラルク　ヒナイチアホ可愛いからのおっさん同士のツイスター　続々と濃いキャラが出てくる！

警察官1「吸血鬼でありまーす！」

ヒナイチ「はっ！」

ヒナイチ「君達、怪我は無いか？」

警察官2「え、あ、はい！」

ヒナイチ「それでは私は署に戻る。後はVRCに回収してもらってくれ」

警察官2「はっ！」

警察官1「りょ、了解であります」

ヒナイチ「任せたぞ」

警察官1「なんでありますか、あの人は」

警察官2「バケモンだよ。吸血鬼対策課のエリートさ」

警察官「エリート！？」

警察官2「飛び級して史上最年少で入隊」

警察官2「一気に副隊長になった超新星。戦闘じゃ右に出る者は無い、エース中のエースって話だぜ？」

警察官1「はえぇ～…そんな方なら」

警察官1「出世間違い無しなのでしょうなぁ…」

ヒヨシ「要望書は読ませてもらった」

ヒヨシ「吸血鬼ドラルクか…うん。そんなに大層な相手とは思えんが」

ヒナイチ「隊長、侮ってはなりません！ヤツは200年以上生きるヴァンパイアロードです」

ヒナイチ「ロナルドとの戦いの末に根城を失うも」

ヒナイチ「逆に懐に潜り込む手腕」

ヒナイチ「何より私にあんなことをした吸血鬼が」

ヒナイチ「ただの雑魚とは思えない…」

ヒナイチ「ヤツは正体を隠している。脅威は未知数です」

ヒナイチ「私をヤツの…吸血鬼ドラルクの監視に就けてください！」

ヒナイチ「吸血鬼ドラルク。影から観察すればヤツも尻尾を出すかもしれん」

ヒナイチ「出てきたな」

ロナルド「あぁ腹減った」

ドラルク「まったく、冷蔵庫が空っぽ…」

ドラルク「ぁあ～～！」

ヒナイチ「！？」

ヒナイチ(死んでる！)

ヒナイチ(なんでビルから出鼻に死んでるんだ！毒の沼でも踏んだのか！？)

ヒナイチ(うーん、やはり弱いという事なのか？というか本当に何故死んだんだ？)

ヒナイチ(待てよ、ヤツの死に意味があるとしたら！)

ヒナイチ(間違いない。ヤツは監視者の目を想定し敢えて弱さを演出して見せたのだ！人間の懐に於いてマークを逃れ続ける為に)

ヒナイチ(私でなければ欺かれ捜査を止めていたかもしれん。日頃の生活からそこまで意識を巡らせているとは！)

ヒナイチ(それにしてもハンターロナルドはまんまと気を許しているな)

ヒナイチ(馬鹿め！ロナルド愚かなり！)

ヒナイチ(少し距離を取りつつ尾行するか)

ヒナイチ(ドラルクがアンテナを張れば気付かれかねん)

ヒナイチ(あいつら何処へ行くつもりだ？)

犬「ワンワン！」

ドラルク「スナァッ！」

ヒナイチ「あぁ、犬が吠えたのか」

ヒナイチ「おばちゃんタックルか…」

テッシュ配りの人「どうぞ」

ロナルド「どうも」

テッシュ配りの人「どうぞ」

ジョン「ヌー」

テッシュ配りの人「どうぞ」

ドラルク「スナァ…」

ヒナイチ「なんだ今は、なんで死んだ！？」

ヒナイチ(街の人間に対してもか弱く装うか。徹底しているな)

ヒナイチ(という事は、ヤツの狙いはこの街そのものの掌握！？)

ヒナイチ(弱さの偽装はその下準備か！)

ヒナイチ(狡猾な…ん！)

ヒナイチ(あのスーパーが目的地か)

ヒナイチ(ん？)

ヒナイチ(は？は？)

ヒナイチ「おい、ドラルクはどうした？ヤツから離れるとはロナルド愚かなり！くそっ、ドラルクは…」

新一「あっ、クソザコおじさんだ！」

新一「すぐ死ぬヤツだ！」

浩「バーカ」

真「語尾がザマスみたいな顔ぉ～」

ヒナイチ「小学生に絡まれてる！」

ドラルク「スナァ！」

ヒナイチ「そして死んでるぅ！」

ヒナイチ「それでこっちは見る気もしないし。なんだ？よくある事なのか？」

ヒナイチ(流石に弱者を装うのにも限度があるぞ…そもそも何故死んだ？子供の悪口に傷付いて死んだはずもないし)

ヒナイチ(まさか！)

ヒナイチ(己の強大な力によって子供を傷付けぬよう自ら死んだのか？)

ヒナイチ(馬鹿な…冷血非道の吸血鬼にも捨て切れない人の心、即ち)

ヒナイチ(愛が存在するというのか！？)

新一「待ってよオジサ～～ン」

ドラルク「幼子は殺めん…」

ヒナイチ(くそ…ヤツの底が測れない)

ヒナイチ(しかしこのままではヤツの本来の力は見られそうに…ん？)

ヒナイチ「あれは！」

ヒナイチ「デカイ蚊！」

ヒナイチ(ハントを…)

ヒナイチ(いや、これはヤツの力を見る好機)

ヒナイチ(さぁどうする、吸血鬼ドラルク！)

ドラルク「ん～？」

ドラルク「うわぁ～～～！蚊ぁ～～！」

ドラルク「ドラルクパンチ！」

ドラルク「スナァ！」

ドラルク「ドラルクマッハダッシュ！」

浩「来んなー！」

ドラルク「あだっ、あだだだだだ…」

ドラルク「スナッ！」

ドラルク「かっ、はぁ…」

ドラルク「蚊！」

ドラルク「ジョンガード！」

ジョン「ヌ…」

ドラルク「ぉお！ロナルド君、よくやっ…」

ドラルク「たスナァ！」

ロナルド「馬鹿野郎！ジョンを盾にしやがって！」

ドラルク「まぁ待て！ジョンならばあの程度の攻撃、オリハルコンに爪楊枝を当てる如くに」

ロナルド「なんでお前はジョンの固さを盲目的に信じてんの？」

新一「あっ、ロナルドだ」

浩「赤いぞ」

真「キックしよ、キック」

ロナルド「うお！小学生！集まるんじゃねぇ！」

ロナルド「帰りなさい、夜だよ！あっ、あ～あ～！うるせぇ！帰れ！ママの元へ帰れ！」

ヒナイチ(馬鹿は私でした)

ヒヨシ「おう、帰ったかヒナイチ」

ヒヨシ「喜べ、お前の要望が通ったぞ」

ヒナイチ「え？」

ヒヨシ「あの後本部長に話したらヒナイチがそれ程重視する吸血鬼なら捨て置けないとの事でなぁ」

ヒヨシ「お前を吸血鬼ドラルク調査監視任務に就ける事になった」

ヒヨシ「引き続きよろしく頼むぞ。あっはは」

ヒヨシ「早速、今日の調査の報告をしてもらえるか？」

ヒナイチ「…はい」

ジョン「ヌー」

ドラルク「お～ 2巻が出たんだな、ロナ戦」

ロナルド「ま、なんとかな」

ドラルク「メイデンにぶち込まれた甲斐もあったというものだな」

ロナルド「思い出させんじゃねぇ！」

ロナルド「これ宣伝がてら、そろそろギルドに顔を出さねぇとなぁ」

ドラルク「ギルド？」

ロナルド「この辺りのハンターが所属するハンターズギルドだよ。ま、ハンターの溜まり場だ」

ロナルド「そこで仕事回してもらったり情報交換したりよ」

ドラルク「ほぉ～ 行ってらっしゃい」

ロナルド「アホか！テメェの顔合わせだ」

ドラルク「私の？ハンターの溜まり場で！？」

ドラルク「待て…まだサインとかも考えてないし…そんな急に…」

ロナルド「歓迎会開くとかじゃねぇから！」

ロナルド「なんでハンターに厚遇されるつもりなんだよ！脳に花でも咲いてんのか？」

ドラルク「私、髪とか変じゃない？」

ロナルド「元からサリーちゃんのパパみてぇな頭だボケがぁ！」

ドラルク「ほぉ～、此処がハンターの巣窟か」

ロナルド「嫌な言い方すんな」

ドラルク「新横浜ハイボール？」

ロナルド「ギルドマスターの副業」

ロナルド「おう、邪魔するぜ」

ゴウセツ「はい、いらっしゃい。お久しぶりですねぇ、ロナルドさん」

ロナルド「マスター久しぶり。これ、ロナ戦の2巻」

ゴウセツ「どうもご丁寧に。また店に置かせて頂きますよ。そちらの方が件の吸血鬼ですかな？」

ロナルド「件のふざけたクソ雑魚だよ」

ドラルク「やぁやぁ、吸血鬼ドラルクです」

ドラルク「なんか売れない芸人の楽屋みたいなとこですなぁ」

ロナルド「バカヤローーー！」

マリア「うるせぇ、売れないとか言うな！」

ター・チャン「人気商売は目立ってなんぼアル！」

メドキ「結構衣装代もかさむんだぞクソォー！」

ショーカ「かさむかさむ」

ドラルク「ロナルド君みたいなのがいっぱい居るな」

ロナルド「もう口にガムテープ貼っとけタコ！」

ショット「しかし変な吸血鬼だなぁ。ハンターと組むなんて。仲間殺しだろ？」

ドラルク「仲間殺し？なんと失礼な」

ドラルク「我々にとって仲間とは自らの血族だけだ」

ジョン「ヌー」

ドラルク「そして我が血族は便利で有用な人間社会を保全すべきと考えている」

ドラルク「それを害す下等吸血鬼や愚かな同胞を退けるのは」

ドラルク「我々の求めるところである」

ドラルク「まぁつまり、面白そうだから手伝ってあげてるというワケだ。大いに感謝してくれて良いんだよ君達」

ショット「そこまで厚かましいと清々しいな」

ドラルク「ナァ」

ロナルド「俺が用を済ませるまでもう動いたり喋ったりすんな。死んでろ」

ドラルク「分かった分かった、神経質だな」

ロナルド「いいか、マスターと話してる間…」

ドラルク「こんばんはぁ。なんで野球のユニフォーム着てるんです？」

ロナルド「！？」

ドラルク「趣味？」

ロナルド「こらぁ～～！死んでろつったろ！ちょっかい出すなぁ！」

ドラルク「だって気になるんだもん」

ドラルク「君らハンターが面白ちんどん集団なのが悪い」

ロナルド「殺すぞ」

ホームランバッター「よろしく。俺はホームランバッター。バットとボールで戦うハンターさ。バットはともかく、ボールで戦うのは骨が折れるぜ！」

ロナルド「親切にしなくて良いからバッター！」

ドラルク「あ！そっちは何だったっけ、腕の人」

サテツ「え、その…俺はサテツ」

ロナルド「うろちょろすんな！」

ドラルク「なんです？その被り物。取ってみても良いですかな？」

ロナルド「はしゃいでんじゃねぇ～～！」

ロナルド「失礼な事してんじゃねぇよ、バカ！ヴァモネさんはすげぇ強い大人気ハンターなんだぞ！」

シーニャ「あらぁ、ロナルド久しぶりじゃなぁ～い」

ドラルク「おや、他のハンターかね？」

シーニャ「きゃぁ～ 何この子」

シーニャ「かわいぃ～～～～！」

ドラルク「ぁああああ～～～！」

シーニャ「この子が例の吸血鬼ね？」

ドラルク「ロナルド君！何この人、怖い！」

ロナルド「そいつは吸血鬼調教師シーニャ・シリスキー。ハントした吸血鬼をふん捕まえて自分好みに調教しちまうハンターだ」

ドラルク「怖いぃ～～～！」

シーニャ「悪すぎの肌色もガリガリボディもどストライク！」

シーニャ「一級品よぉ～！」

ドラルク「いやぁ～～！やめてください！やめてください！」

シーニャ「ロナルド、この子私に寄越しなさい！」

ロナルド「いいよ！」

ドラルク「ロナルドくぅん！」

ドラルク「冗談じゃない。私とコンビを組んだんだろ、君は」

ジョン「ヌヌヌヌヌ」

ロナルド「うるせぇ、解散だ。丁度テメェのお守りにもうんざりしてたところだぜ」

ロナルド「ジョンの事は俺に任せろ。せいぜいシーニャに可愛がってもらえ」

シーニャ「決まりね。じゃあ早速これを着て」

ドラルク「いや何それユニフォームなの！？」

サテツ「シーニャ、強引だぜ？人のコンビを勝手に…」

ドラルク「ぉお！ありがとう。この前特に活躍しなかった人！」

サテツ「は……」

ゴウセツ「まぁまぁ、ロナルドさんもそう簡単にコンビ解消などすべきではないですよ。どうでしょう、ここは私に任せて…」

ゴウセツ「シーニャVSロナルド ドラルク争奪ガチ〇コマッチを開催するのは！」

ドラルク「私の運命が余興にぃ～！」

ゴウセツ「ルールはそうですなぁ…先に3勝した方が勝ちと致しましょう」

ゴウセツ「勝負の種目は1試合毎に両者が交代で決めるという事で」

ゴウセツ「はい掛け金はこちら。押さないでねぇ。ワンドリンク制ですよぉ～」

シーニャ「メンズファーストよん。先に種目決めさせてあげる」

ロナルド「じゃ腕相撲で」

ロナルド(…お前もメンズだろう)

ゴウセツ「両者位置について…」

ゴウセツ「レディ…」

ゴウセツ「ファイ！」

ロナルド「わっ、負けたー」

ドラルク「ロナルドく～～ん！」

ロナルド「いやぁ、シーニャ強いなぁ。勝てないなぁ」

ドラルク「ロナルド君…」

シーニャ「うふっ」

ドラルク「いやぁ～～～！」

ドラルク「ロナルド君の人でなし～！」

ロナルド(シーニャの仕業って事なら世間にも言い訳が立つ)

ロナルド(これで事務所がすっきりするぜ。あばよドラ公)

ショット「やる気無さそうだな」

マリア「まともにやれバカ！」

ター・チャン「付いてんのかお前！」

ロナルド「おいうるせぇぞ外野ぁ！」

ドラルク(ヤツめ、私を厄介払いする大義名分を得たとしか思ってない。マズいぞ。なんとかせねば)

コユキ「まる」

ゴウセツ「さて、次の勝負はどうします？」

シーニャ「そうねぇ～、ポーカーとかどうかしらぁ～？」

ゴウセツ「では私がディーラーを」

ドラルク(ポーカー…)

ジョン「ヌー」

ゴウセツ「ロナルドさんの番です」

ロナルド(よし…)

ロナルド(これなら負けれる！)

ゴウセツ「手札を変えますか？」

ロナルド「いいや、このままで!」

ドラルク「おぉーっと」

ドラルク「足が滑ったぁ～！」

ジョン「ヌッ。ヌッ」

ロナルド「邪魔すんじゃねぇ！引っ込んでろバカ！」

ゴウセツ「ではカードを開けますよ」

ゴウセツ「ぉお！フルハウス。良い手ですなぁ」

ロナルド「なにっ！」

ドラルク「よし、ナイスジョン」

ジョン「ヌーー」

シーニャ「でも私4カード」

ドラルク「あぁ～～！普通にめっちゃ手札良かったぁ～！」

シーニャ「ん～～まっ」

ドラルク「おわぁ～～～！」

ロナルド(あの野郎何か仕込みやがったのか。しくじってやんの。今日までの舐めた真似を後悔しても遅ぇぜドラ公)

ピピピピピ(携帯)

ロナルド「はい、お待たせしましたロナルドです！」

フクマ「どうもロナルドさん。ロナ戦2巻の事で良い知らせがありますよ」

ロナルド「良い知らせ？」

フクマ「えぇ。あの吸血鬼とコンビの話好評でした。編集長ももっとこの路線をと」

ロナルド「へ？」

フクマ「ですからドラルクさんとのコンビでハントする話を今後のロナ戦の主軸にしましょう」

フクマ「私も期待していますよ。よろしくお願いしますね。では」

シーニャ「急に出てって誰から電話よぉん」

ゴウセツ「次のゲームは如何しますか？」

ドラルク「ロナルド君、頼むからちゃんと勝負をしてくれよ」

ロナルド「言われなくても」

ロナルド「命懸けで勝ってやるぜ、クソ野郎！」

シーニャ「あら、急にやる気になったのねぇ」

ロナルド「負けられない事情が出来たんでなぁ」

ドラルク「ようやく私の重要さに気付いたか。おつむの回りが遅いぞ、ロナルド君」

ドラルク「スナァ！無言で腹パンすなぁ！ぁ…」

ロナルド「もうなりふり構わねぇからな、俺は！」

ゴウセツ「それで次の勝負は何にします？」

ロナルド「射撃で」

メドキ「あっ、得意分野選ぶとかそういうやつ？」

ショーカ「なりふりは構わないけどルールは守るんだな」

シーニャ「私もハンターよ。銃にも多少の覚えはあるわ」

ゴウセツ「室内用のモデルガンと的を用意しました」

メドキ「なんでそんなのあるんだろう」

ゴウセツ「では…」

ゴウセツ「始め！」

ホームランバッター「ノータイム全弾ど真ん中命中！」

メドキ「ついに本気を出したぞ」

ショーカ「天下のロナルド、伊達じゃないぜ」

ショット「あ、ちょっと照れてる」

メドキ「ほんとだ」

マリア「相変わらず褒められ慣れしてねぇな」

ロナルド「うるせぇぞ、外野ぁ！」

ター・チャン「てか前半はなんだったアル！舐めプしてんじゃんねー！」

メドキ「こっちは賭けてんだ！ちゃんとやれぇ！」

ホームランバッター「そういやロナ戦2巻買ったぞー」

ショーカ「あぁ俺も」

ロナルド「黙ってろ馬鹿野郎ども！お買い上げありがとう！」

ドラルク「さて、俄然盛り上がって参りましたなぁ」

ロナルド「何やってんだテメェ！」

シーニャ(何があったか知らないけどこれは作戦練らなきゃ勝てないわねぇ)

シーニャ(ドラルクちゃんをゲットする為よ。アタシもマジになるわ)

コユキ「ばつ」

ゴウセツ「次の勝負は如何しましょう」

シーニャ「そうねぇ、私が得意で且つロナルドが苦手そうなゲーム」

シーニャ「ツイスターよ！」

ロナルド「馬鹿野郎」

ゴウセツ「成人用ジャンボツイスターの登場です」

ロナルド「なんでそんなの置いてんの？ねぇ」

ゴウセツ「このツイスターは妻とめくるめく一時を過ごした思い出の品」

ゴウセツ「おっと、昔の血が騒ぎ出しますなぁ」

ロナルド「マスター落ち着いて！」

ドラルク「さぁ、現れたるは4色のリング。ロナルド君は如何なる動きで我々を魅せてくれるのか」

ロナルド「お前もうずっと死んでろボケがぁ！！」

ドラルク「バックスナァッ！」

シーニャ「さぁやりましょうか、ロナルド」

ロナルド「やってやるぜ、馬鹿野郎！」

シーニャ「あぁら、めっちゃ目がガチ」

ロナルド(男にはなぁ、負けられない戦いってのがあるんだよ！)

ロナルド「もうメイデンの中は嫌だぁ！」

シーニャ「メイ何？」

ゴウセツ「では始めましょう。色を読み上げますよ」

ゴウセツ「シーニャ 右足 緑」

シーニャ「はっ！」

ゴウセツ「ロナルド 右足 青」

ロナルド「せいっ」

ゴウセツ「シーニャ 右手 黄色」

シーニャ「はい」

ゴウセツ「ロナルド 左足 黄色」

ロナルド「しえっ！」

ゴウセツ「シーニャ 左足 青」

シーニャ「はっ」

ゴウセツ「ロナルド 右手 青」

ゴウセツ「シーニャ 左手 青、ロナルド 左手 緑」

ドラルク「既に絵面が地獄だなぁ」

ゴウセツ「シーニャ 左足 緑、ロナルド 左手 緑」

ゴウセツ「シーニャ 右足 青、ロナルド 右足 青」

ゴウセツ「シーニャ 左手 緑、ロナルド 右手 青、シーニャ 右手 赤、ロナルド 左足 黄色」

ドラルク「さぁ、思ったより両者粘ります。それだけ地獄が長引いていく！」

ショット「俺達はいつまで男同士のツイスターを見てなきゃいけないんだろうな…」

ゴウセツ「両者 右手 緑！」

ドラルク「おぉーっと、これはどちらも厳しいかー！」

シーニャ「やるじゃない…引き分けかしらね」

ロナルド「ふざけんなよ…！」

ロナルド「引き分けなんてヌルい字は」

ロナルド「このロナルド様の辞書にはねぇ！」

ドラルク「ロナルド君キメたぁ～～！」

ロナルド「俺の身体は思ったよりも柔らかいぞ！」

ドラルク「キメ台詞ダサっ」

ドラルク「大番狂わせ」

ドラルク「ツイスターもロナルド君の勝利です。やったぁ～！」

ロナルド(ロナルド様にかかったらこんなもんよ)

ロナルド「ぎっくり腰やらないで良かったー」

ドラルク「ロナルド君、また心の声とセリフ逆だよ」

ドラルク「おめでとう。最後の試合も私の為に」

ドラルク「スわぁーっ！はっ！」

ロナルド「さて、最後の勝負だが」

シーニャ「どっちにも公平な種目でしたいわ」

ドラルク「ロナルド君、上手く君が勝てそうな案を出したまえよ。ぎぃやぁああああ！！」

ロナルド「棒倒しはどうだ？」

サテツ「あぁ～～～！」

シーニャ「待ってよ。それドラルクちゃんがイカサマできるんじゃないの？」

ロナルド「あぁ、それもそうだな」

ドラルク「スナァァアアアアア！！」

ゴウセツ「実況変わりましてギルドマスターでお送りします。それではドラルク争奪戦、ファイナル！」

ゴウセツ「シーニャVSロナルド！」

ゴウセツ「仁義なき吸血鬼棒倒し…ファイッ！」

シーニャ「負けないわよ、ロナルド」

ゴウセツ「先手はシーニャ、先手とばかりに大きく塵を取ります」

サテツ「なんかお墓崩してるみたいな絵だな」

ロナルド「悪いがお前に譲る気はねぇ、シーニャ」

ドラルク「うっうっうっうっ」

ゴウセツ「対するロナルドは手を伸ばして相手の塵を削る作戦の様です」

マリア「セコい上に地味！」

シーニャ「ふっふふ。小細工したとこ可哀想だけど無駄よ。見せてあげるわ！」

シーニャ「力の差を！」

ゴウセツ「おっと！シーニャ仕掛けたぁ！」

シーニャ「どう？降参しても良いのよ」

ロナルド「見せてやるのはこっちの方だ」

ロナルド「ふっ」

ドラルク「はぁ～～～～！」

ロナルド「このロナルド様の底力をなぁ！」

ゴウセツ「なんとぉ～！ロナルドこれを返したぁ～！」

ロナルド「俺はこの馬鹿とコンビなんでなぁ。削れるギリギリの加減が分かるのよぉ！」

ロナルド「さぁ削ってみろ！テメェにこれ以上削れるもんならなぁ！」

シーニャ「アタシの負けよ！」

ゴウセツ「勝者、ロナルド！」

ロナルド「正義は最後に勝つってな」

サテツ「あれ？十字架テーブルに刺さっちゃってんだけど…」

ショット「おい。さっきドスドスやってた時…」

ロナルド「ギクッ！」

ホームランバッター「イカサマじゃねぇか」

マリア「バカヤロウ！」

ロナルド「う、うるせぇ！終わりだこんな茶番」

シーニャ「そうだったのね、ロナルド…」

ロナルド「へ？いや、その！」

シーニャ「逆に大金星よぉ～！」

ロナルド「逆にぃ！？」

シーニャ「そこまでする程ドラルクちゃんの事思い合っていたのねぇ」

シーニャ「あんたがそんな情熱的なんて知らなかったわぁ～」

シーニャ「久しぶりよぉ」

シーニャ「吸血鬼以外にアタシの心がときめいたのは！」

ロナルド「ちょ…ちょっと…」

ロナルド「シーニャ…さん？」

シーニャ「早速…」

ロナルド「あっあっあっあ」

シーニャ「この衣装を着るのよぉ～」

ドラルク「ふん、ざまあみろというヤツだな」

ゴウセツ「何かお飲みになりますか？」

ドラルク「ホットミルク。ロナルド君のツケで」

ドラルク「同胞の血を引く者よ」

ドラルク「君の望みに応えよう」

ロナルド「こいつ」

ロナルド「ダンピールでな」