【感想】 ひぐらしのなく頃に卒 15話(最終回) 一体何を見せられたんだ！？ 作画に力の入った殴り合いシーンには笑った

羽入「僕も同じだったのです」

エウア「なんのことか？」

羽入「かつての僕は奇跡を信じようとしなかった、何度世界が繰り替えされようとも」

羽入「たとえいくつかの幸運に恵まれたとしても定められた運命は何も変わらないと気づいてしまったから」

羽入「僕は世界に期待なんてしなかった！期待しても裏切られるだけだから…」

羽入「奇跡なんて信じなかった！来るはずのないものだから…でも…」

羽入「皆が…圭一がレナが、魅音が詩音が…沙都子が教えてくれた！」

羽入「奇跡は起きるものではなく起こせるものなのです！！」

エウア「もう飽いた」

エウア「もう飽いたといっておる…」

エウア「そなたは実に退屈であるな」

沙都子「やりなさいよ」

沙都子「私なんて梨花の世界から消し去って聖ルチーア学園で精々洒落たお友達を作ればいいですわ」

梨花「悪くないかもね」

沙都子「私を殺した後、梨花は気づくのですわ…雛見沢が一番幸せだったって」

沙都子「私が一番梨花のことを思っていたって！！」

梨花「知ってるわよ！！そんなこと！！」

梨花「あんたが一番私を思っていること…」

梨花「私があんたを世界で一番思っていること…！」

梨花「とっくの昔から知ってる…！」

梨花「に決まってるだろ！！！」

梨花「何が梨花の世界から消し去ってだよ！あんたなんか消さないわ！決してなんてやるものか！」

梨花「だったら殴る！ぶん殴る！顔が腫れてでもぶん殴りまくってから」

梨花「計算ドリルの束でしばきたおしてやるわよ！」

梨花「全部解けるようになるまでね！！」

沙都子「ああああああああああ！」

沙都子「嫌嫌嫌嫌嫌嫌！！」

沙都子「勉強なんて嫌！！」

沙都子「嫌い嫌い、大嫌い！！」

沙都子「考えるのも嫌！見るのも嫌！ずっと遊んでいたいの！」

沙都子「梨花と…一緒に！！」

梨花「あんたねえ…！わがままもいい加減にしなさいよ！」

沙都子「はぁ？そっちこそ自分の夢を勝手に押し付けないでよ！」

梨花「このバカ沙都子！！」

沙都子「梨花の分からず屋！！」

エウア「ほう…」

エウア「ん？なんの真似だ？」

羽入「奇跡はお前には味方しない」

エウア「なんの真似かと聞いておる」

羽入「100回絶望の淵に立たされたら200回這い上がる」

羽入「1000回惨劇の渦に飲み込まれたら2000回抗い戦う！」

羽入「奇跡はそんな僕たちに味方するのです！」

羽入「僕と梨花が運命を打ち破るために」

羽入「僕たちが奇跡を手にするために！」

エウア「アハハハハ….！！」

羽入「今日までどれだけの日々を紡いできたか…！」

羽入「はああああああああああ！！」

エウア「アハハハハハハ！！」

羽入「僕と…梨花と…！」

羽入「圭一と…レナと…！」

羽入「魅音と詩音と…！」

羽入「雛見沢のみんなと….！」

羽入「沙都子を…！」

羽入「舐めないで欲しいのです！」

エウア「アハハハハハハ！面白いぞ出来損ないよ！これは褒美を取らせるに値しようぞ！」

エウア「アハハハハハハ！！」

羽入「抜刀！！鬼狩りの竜王！」

羽入「すべての罪を食らいつくせ！！」

エウア「アハハハハ….！！アアア…！」

エウア「アハハハハ….！！」

エウア「小癪な真似を…！」

羽入「奇跡を見せたらいうことを聞く約束です！この世界から立ち去りなさい永遠に！」

エウア「良かろうぞ！出来損ないの分際で」

エウア「我に一矢報いたことに免じてな！」

エウア「ククク…！」

エウア「アハハハハ….！！」

沙都子「今度は梨花が私の夢にあわせなさいよ！」

沙都子「私と2人で雛見沢で過ごすの！」

梨花「嫌よ！私の夢は譲らない！あんたと聖ルチーアへ行くの！」

沙都子「じゃあ私の夢だって譲りませんわ！あんたと雛見沢で過ごす！」

梨花「沙都子と…ずっと一緒にいたいの！」

沙都子「梨花とずっと一緒にいたいの！！」

梨花「聖ルチーアに一緒に行きたいの！！」

沙都子「行きたくないの！行きたくないの！」

梨花「沙都子おおおお！！」

沙都子「梨花あああああ！！」

梨花「ねえ沙都子」

沙都子「なんですの？」

梨花「あんたを孤独にさせてしまったことは謝る」

梨花「これからはあんたのことだけ見る…勉強もずっと教えてあげるから」

沙都子「嬉しいですわ梨花…その言葉を聞くためにもう数えることさえ久しい年月を経た甲斐があったものですわ」

沙都子「でもごめんなさい私本当にバカなのですの」

沙都子「いくら梨花が付きっ切りでもお勉強なんて二度と御免ですわ」

梨花「そうよね…あんた受験勉強何年くらいさせられたの？」

沙都子「さあ？梨花が思い浮かべる一番大きな数字に3を掛けたくらいの年数ですわよ」

梨花「繰り返すものはアレルギーになりやすい…最後はもう年代を見るだけで蕁麻疹が出てたでしょうね」

沙都子「勉強を続けることでいつまでも梨花と同じクラスでいれるかもしれない…そう思って私なりに長い間頑張りましたのよ」

梨花「それだけ努力して学力が上がらないならやっぱり貴方勉強は向いてないわ」

沙都子「気づくのが遅すぎますわね」

魅音「あ！こんなところにいた！」

レナ「圭一くん！2人とも見つけたよ！こっちこっち！」

圭一「なんでこんな場所に…」

圭一「って！梨花ちゃん！それに沙都子も！！」

圭一「どうしたんだよその格好！」

魅音「ちょ！凄い淡なんだけど！」

レナ「大変！！車の中に絆創膏あったかな？かな？」

沙都子「私は平気ですわ、梨花のへなちょこパンチなんて効きませんもの」

梨花「そのへなちょこパンチで泣きべそかいてたの誰だった？」

沙都子「あら、梨花こそ目が真っ赤ですわよ」

魅音「はいはい！もうそのへんで！」

圭一「2人が殴り合いの喧嘩なんて何があったんだよ」

圭一「迎えに来て正解だったな」

魅音「それで喧嘩の原因は？おじさんが聞いてあげるよ？」

魅音「ちょっと内緒なんて冷たいんじゃないの？」

レナ「みぃちゃん、2人はきっとたくさんたくさん話し合ったんだと思うよ」

レナ「だから原因なんてものきっと大事じゃないんだよ」

魅音「へっ…レナにはかなわないね」

レナ「もういいの？」

梨花「もういいっていうか…」

沙都子「すっかり愛想が尽きてしまいましてよ」

梨花「こっちのセリフよ」

レナ「レナ思うんだ…双子だって生涯を最後まで寄り添うわけじゃない」

レナ「一緒に居た時間はとても濃密で忘れがたいものであったとしても」

レナ「ずっと一緒にいることは定めなんかじゃないって」

魅音「双子でさえ…家族でさえ別離は訪れる…でもねそれが2人の関係の終わりなんかじゃない」

圭一「なあ沙都子…それに梨花ちゃんも」

圭一「親友の定義って俺はこう考えるんだ、たとえ一緒にいなくてもこれかた会うつもりがなかったとしても」

圭一「いつかまた出会った時、自分も相手も絶対に親友同士であると互いに信じあうこと」

圭一「そういうのが親友同士じゃないかな」

魅音「親友って言葉は手錠なんかじゃないし、もし片時も離れないことが親友だと思うなら」

魅音「それは大きな勘違いだね」

レナ「圭一くん！おはよ！」

圭一「相変わらず早いな…たまには寝坊したって…いやそういうわけにはいかないか」

レナ「そうだよ！だって…」

魅音「おはよー2人とも！遅刻しなかったね」

圭一「当然だろ！間に合わなかったら一生後悔するところだったぜ」

レナ「うん！今日は私たちの大切な仲間が旅立つ日なんだから！」

圭一「頑張れよ梨花ちゃん！雛見沢分校の部活魂を忘れるな！」

魅音「梨花ちゃんならどこでもやっていけるよ！初代と2代目部長のお墨付きだからね」

レナ「はぅ～！やっぱりルチーアの制服を着た梨花ちゃんはかぁいいよ！お持ち帰り～！」

梨花「にっ…今は困るのですよ」

梨花「それでは行ってくるのですよ」

魅音「深刻すぎだって沙都子！3年経ったら帰ってくるよ！」

魅音「まぁ、留年しなかったらだけど…」

魅音「あ、まだ詩音からの伝言を伝えてない…」

圭一「いいから」

レナ「邪魔しちゃだめだよ」

沙都子「お別れですわね、精々独りぼっちをお楽しみあそばせ」

梨花「お生憎様…素敵な友達を沢山作れるってあんたが教えてくれたわ」

沙都子「そうね…梨花にお似合いの洒落た友人が沢山できるでしょうよ」

梨花「そうね…でもそこに沙都子はいないのですよね」

沙都子「ええ、ここにも梨花はいませんわ」

梨花「私たちはこの宇宙でたった2人の繰り返すもの」

沙都子「私たちは永遠だからこそ時には別離が必要なのですわよ」

梨花「互いがアレルギーにならないように2人の絆を確かめるために」

沙都子「それでもきっとあんたの姿が見えなくなればすぐに探し出すわ」

梨花「あんたが追うなら私は逃げるわ」

沙都子「追うのを辞めたらあんたが探すわ」

梨花「あんたが北へ行くなら私は南へ」

沙都子「東へ行くなら私は西へ」

梨花「いつか会えるわ」

沙都子「すぐに会えるわ」

沙都子・梨花「また、何かのなく頃に」

大石「皆さん、よいお年を」

悟史「ここは…どこ…沙都子….」

鉄平「沙都子ー！！」

鉄平「見てみ！こんな上等な肉がタイムセールで大安売りだったんや！」

沙都子「お肉ですの？」

鉄平「待ちな！特売品の激安野菜も沢山買ってきたねん！今日はこれですき焼きパーティーでもやろうで！」

沙都子「今日はそんな気分じゃありませんわ」

詩音「はろろ～ん！！ねーねですよ！」

沙都子「ちょっと詩音さん！」

詩音「梨花ちゃまのお見送り私も行きたかったな…悪いのはバイトを入れたよしろうおじさんですからね」

詩音「鉄平の叔父様！」

詩音「まさか2人だけで食べるつもりじゃないですよね？」

鉄平「アハハハハハハ！飛び入りは大歓迎やんね！」

沙都子「そろそろ追いかけますわよ梨花」

沙都子「もういいわ北条沙都子、あんたにあんたを返すわ」

鉄平「どうしたんね？」

詩音「もしかして体調でも悪いんですか？」

沙都子「おほほほ！なんでもございませんわ！」

沙都子「すき焼きパーティーなんて素敵じゃありませんか！油断すると2人の分もぺろーっとなくなってしまいますわ！」

鉄平「ええねんええねん！それでも食べきれんくらい買ってきたねん！」

沙都子「あら、叔父様にしては中々やりますわね」

鉄平「アハハハハハハ！沙都子に鍛えられてんねん！わしはスーパーの達人じゃ！」

詩音「でもちょっと多すぎですよ？圭ちゃんとレナさんにも声をかけます？あ、ついでにお姉を呼んでもいいですけど」

沙都子「あ、噂をすれば…！」

沙都子「圭一さん！レナさん！魅音さん！」