【感想】 アニメ『ひぐらしのなく頃に卒』 5話 園崎魅音の今までとは違った一面が見れた 【修正済み】

魅音「お先に失礼します！」

バイト先の人「園田さんお疲れ様、ごめんね急に来てもらっちゃって」

魅音「いえいえ！」

知恵「皆さん」

知恵「お料理は真剣にやらないとケガをします」

知恵「これも授業ですから、ふざけたりしないで真剣にやってくださいね」

全員「はーい！！」

圭一「なんか先生やけに気合い入ってたな」

魅音「知恵先生はカレーに命かけてるからね…採点もかなり厳しくなるよ」

圭一「家庭科の点数なんて適当でいいんだよ適当で」

レナ「そんなこと言わない方がいいよ？」

レナ「もし先生に聞かれたら…」

圭一「大げさだな！大体カレーなんてジャンクフードじゃないかよ！味も代わり映えしないし」

ガシャン！（大きなもの音）

圭一「さあ、真面目に作るか…」

魅音「言うまでもないけど圭ちゃん、あとそっちの2人も」

魅音「今日の部活はカレー勝負だからね！」

沙都子「望むところでございますわ！」

沙都子「最も、わたくしの学年は班で作りますから調理するのは」

梨花「僕のカレーはおいしすぎて身体がどうにかなっちゃうのですよ」

圭一「梨花ちゃんはかなりの料理上手…くそ！ずるいぞ沙都子！」

レナ「レナもカレーは得意だから圭一くんには負けないよ」

圭一「く…強敵ぞろいか、だが！！」

圭一「まさか…いや、そんな….！」

魅音「魅音は料理が下手なんじゃないかって圭一くんは思ってるんでしょ」

圭一「なっ…！？」

圭一「俺も負けてられるか」

圭一「キャンプでオヤジに仕込まれた技の数々見せてやるぜ！」

沙都子「そろそろ開けた方がよろしいでございますこと」

圭一「沙都子、それが罠のつもりだったら残念だったな」

圭一「飯盒炊飯ははじめちょろちょろ中ぱっぱ」

圭一「赤子泣いても蓋取るな！」

魅音「へえ！圭ちゃん詳しんだね！」

圭一「わかったらしっぽを巻いて帰るんだな！」

沙都子「仕方ありませんわね…」

沙都子「ああ、足が縺れましたわ」

圭一「ああああああ！！」

沙都子「手が滑ってしまいましたわ」

レナ「さ、沙都子ちゃん….」

魅音「私の甘い！！やられた！！」

沙都子「オホホッホ！気づいたときには既に手遅れですわ」

圭一「俺の….カレーが….」

梨花「かわいそ、かわいそなのです」

沙都子「かわいそ、かわいそでございますわ」

圭一「てめえ….！！」

圭一「沙都子ー！！」

圭一「はあ….」

魅音「まあ良く凌いだよあの状況下から」

圭一「今はどんな褒め言葉もいらん…同情するなら飯をくれ」

レナ「ふふふ、我慢して待ってれば今日のお夕飯はきっとおいしいよ」

魅音「じゃあ私はこの辺で、今日もまたバイトでね」

魅音「ただいま」

ピンポーン…（インターフォンの音）

圭一「空いてますよ」

魅音「どうもこんばんは…って」

魅音「圭ちゃん！何やってるんですか？」

圭一「ご馳走様、美味かったぜ」

魅音「え？え！？」

圭一「昨日腹を空かせてたら詩音が家まで弁当を届けてくれたんだよ」

圭一「で、これはその弁当箱」

圭一「ちゃんと洗ってあるからな！」

魅音「あはは、そうなんだ！」

魅音「詩音は気が利くね～」

沙都子「あらあら魅音さん、上機嫌ですわね？」

レナ「そうだね～ほんわかな感じだね」

詩音「これ見てください！可愛い！」

圭一「ここは…？」

詩音「欲しいなって言ったら」

詩音「圭ちゃん買ってくれます？」

圭一「すいませんー！表にあるドレスの人形が欲しいんですけど」

魅音「はーい！！」

魅音「お待たせしま…」

圭一「魅音！？」

魅音「圭ちゃん！？それに….」

魅音「なんであんたがここにいるの！？」

詩音「さ、いきましょう圭ちゃん！デートはまだ途中ですからね」

圭一「え？ああ、だけど…」

詩音「お姉はまだバイト中ですよ？邪魔しちゃ悪いです」

圭一「あ、ああ…」

魅音「圭ちゃん….」

魅音「どうして….？」

レナ「はぅ～！！屋台がいっぱい！！かぁいいものあるかな？かな？」

魅音「ん？どうしたの？」

圭一「あ、いや….」

魅音「まずは梨花ちゃんを探さないとね」

魅音「沙都子も一緒なはずだから」

圭一「そうだな…」

詩音「送ってくれるだけでいいからね？付いてくるなんて言わないでよ葛西」

葛西「わかりました…しかし、くれぐれもご用心なさってください」

詩音「ん？何に気を付けろって？」

葛西「この時期の雛見沢は何かと物騒ですから」

詩音「散弾銃の辰って言われた人が何言ってるんです？」

葛西「昔のことです」

詩音「もし本当にあったとして私が選ばれる理由なんてないでしょ？」

クシャッ！（車が枝をつぶす音）

葛西「ところで詩音さん、お帰りはどうされるおつもりで？」

詩音「どうしようか…お姉が許可してくれるなら久しぶりに本家の離れにでも止まろうかな」

葛西「これを機に本家に戻られては？」

詩音「私は寝るからついたら起こして」

葛西「後ろに毛布があるから使ってください、ですがもう直ぐ到着しますよ」

詩音「うるさい、寝る！」

魅音「あれ？圭ちゃんは？」

レナ「あれ？さっきまで一緒だったよね？」

沙都子「圭一さんでしたら詩音さんとどっか行ってしまいましたわよ？」

魅音「アハハ…そうなんだもうすぐ梨花ちゃんの演舞は始まるってのに」

レナ「大丈夫！会場のどこかにいると思うよ」

沙都子「ええ、きっと」

沙都子「2人一緒に仲良く見ていますわ」

富竹「開いたよ」

鷹野「ありがとう…！いよいよね」

鷹野「どう？あなた達も共犯なんだし、折角なんだから一緒に見学しない？」

圭一「え、別に俺たち共犯ってわけじゃ….」

詩音「面白いじゃないですか！覗いてみましょうよ？」

富竹「急いで！君の話してくれた終末作戦が本当なら僕たちを逃がすわけにはいかないはずだ」

鷹野「診療所に行けば私の車が…」

富竹「駄目だ、おそらく発信器がつけられている…おそらく僕の自転車もだ」

村人「村長、悪いんだがちょっと来てくれねえか？」

村長「参ったな…また今年もなんかい？」

大石「それではまた後程話を伺いますので」

大石「これはこれは、公由の村長さん」

村長「大石さん！何があったんです？まさかまた鬼隠しがなんて言わないですよな？」

大石「場合によっては、そのまさかかもしれません」

村長「どういうこっちゃ？」

大石「今から30分くらい前に富竹さんと鷹野さんが駐車場に止めてあった軽トラックを盗んで走り去ったそうです」

村長「はあ？トラックを盗んだ？」

大石「ええ」

大石「ええ、現場に居合わせた人の話によると」

村人「ん…？あれは入江先生のところの」

鷹野「あ！ジロウさん！」

富竹「カギは？」

鷹野「刺さってるわ」

富竹「僕が運転する！」

富竹「鷹野さんは助手席に」

村人「ちょ、わしの軽トラ！！」

村長「富竹っちゅうのは東京から来た若いもんだろ？なんで車泥棒なんて？」

大石「目撃証言によると相当焦ってたそうでしてね」

大石「いや、おびえていたとも取れる」

大石「軽トラに積み込むこともできたのに」

大石「よほど急いでいたのでしょう」

村長「確かに」

大石「どうです？何か恐ろしいものに追われて逃げたように見えません？」

村長「私にはわかりませんな…一体何から逃げたというのです」

大石「オヤシロ様の祟りとか」

村長「そ、そんなこと！？」

大石「はははは…モチロン冗談です」

大石「今、警官を動員して目撃者を集めています中々面白い証言もありますよ」

大石「特に富竹さんらが事件前に会っていた2人が実に興味深い」

大石「今から直接話を聞きに行くところです」

大石「何か知ってるといいんですけどね？」

詩音「葛西？帰りは大丈夫と言いましたよね？」

葛西「用が済んだらすぐに帰ります」

葛西「詩音さんにこれを」

葛西「護身用です」

葛西「ああ、扱いには気を付けてください」

葛西「正規品ではありませんので」

詩音「みたいね」

葛西「相手にちらつかせて音を聴かせるだけでも常人なら襲い掛かろうとする気は起きないはずです」

詩音「私のこと心配してくれてるんだ？」

詩音「ありがとう葛西」

葛西「いいえ…」

詩音「不審者がここのセキュリティを突破できると思えないけどね」

葛西「念のためです…では、これで」

大石「どうも園崎詩音さん、少しお時間いいですか？」

詩音「こんな夜遅くにお仕事ですか？大石のおじさま？」

大石「ハハハ…！いえ、ね…どうやらあなたと前原さんみたいですよ」

大石「富竹さんと鷹野さんが最後に話をしたのは」

詩音「え….？最後？」

プルルル….（電話の音）

圭一「はい前原です」

詩音「あ、圭ちゃん？私です詩音」

圭一「どうした？こんな時間に？」

詩音「お姉をうまくごまかせたか心配になって」

圭一「梨花ちゃんの演舞を見てなかったのがバレそうになった時はヒヤッとしたけど」

圭一「まあ、なんとかなったぜ」

詩音「ふふふ、さすが圭ちゃん！」

圭一「うるせー詩音！」

詩音「あの…少し確認したいことがあるのですが」

詩音「今晩の綿流しのお祭りの時に…私達4人…あの、入ったじゃないですか」

圭一「どういうことだよ…？」

詩音「つまり、オヤシロ様の祟りに襲われたのかと…2人が狙われたならその理由は明白です」

圭一「なんで！？よりによって綿流しの日に祭具殿に忍び込もうって言い出したんだよ！」

魅音「ごめんなさい…まさかこんなことになると思っていなくて」

圭一「俺は全然関係ないんだぞ！」

圭一「どうすんだよ！！どうすんだよ！！」

魅音「詩音…」

圭一「どうやって責任取ってくれるんだよ」

詩音「お姉….！」

魅音「どういうことか説明してくれるかな」

詩音「違うんですお姉、話を….！」

魅音「あなたが圭ちゃんを巻き込んだの？圭ちゃんは祟りに襲われるの？」

魅音「圭ちゃんが….あんなにやさしくしてくれた圭ちゃんが…」

魅音「詩音、あなたのせいで」

魅音「まだ話は終わってないよ詩音」

詩音「こないで！！」

詩音「こないで！！」

魅音「あなたのせいでオヤシロ様の祟りは圭ちゃんを選んだ、圭ちゃんにもしものことがあったら貴方のせい」

魅音「詩音のせい」

魅音「返してよ…圭ちゃんを返してよ」

詩音「来ないでって言ってるでしょ！！」

魅音「圭ちゃんを狙うのは誰？詩音は知ってるんでしょ？」

魅音「葛西さんからきいてない？」

詩音「知らない…」

魅音「村の誰が命令を出している？」

詩音「知らない！！」

魅音「婆っちゃなんでしょ？御三家筆頭の園崎お魎が裏で糸を引いてるに決まってる」

詩音「知らない！！」

詩音「知らない！私が知るわけない！！」

詩音「お願い…それ以上…」

詩音「お姉….」

魅音「どこ行くの？まだ途中でしょ？」

詩音「や、やめ…」

魅音「本当は私だってこういうことはしたくない」

魅音「やらないといけない…村にこびりついた印象を誰かが終わらせないと」

魅音「それが園崎家次期当主である私の役目…私がこの手で」

魅音「村の暗鬼を浄化する」

魅音「そして…」

魅音「圭ちゃんを守るの…」

魅音「だから詩音、あなたも協力して？しってることを全部話してくれたら…」

魅音「え？」

魅音「詩音….？え….？」

魅音「私…これ….」

魅音「詩音のこと…殺….」

魅音「あああああああ！！ごめんね、ごめんね….」

魅音「うわあああああああ！」

魅音「うわあああああああ！」

魅音「安心して詩音、ちゃんと最後までやり遂げるから」

魅音「圭ちゃんのために…」

魅音「婆っちゃに聞きたいことがあるんだ」

魅音「前に園崎家は祟りとは無関係って言ってたけど」

魅音「本当のこと話してくれるよね？」