漫画版『風の谷のナウシカ』という40年前に描かれたとは思えないほどレベルの高い傑作ファンタジー作品

ほんとに40年前の漫画か？
パヤオも本業は映画監督だからなって思いながら見てたら画力も演出もストーリーもかなりレベル高くてビックリした

ヴ王とか皇兄はただの暴君かと思ったら少ない描写でしっかり爪痕残していったよな

何気に戦争描写が凄い
さすがミリオタやね

クシャナ殿下が映画よりもカッコいいのは何となく予想できるんだよ
クロトワがあんなにニヒルでカッコいいキャラだとは思わなかった
殿下との信頼感とか意外とナウシカチームのジジイとかとも仲良くて好き

>>6
しかも参謀としても優秀だしコルベットの操縦も一流
これは人気出るわ

>>8
アスベルのガンシップ相手にクソ重いコルベットで立ち回るの好き
実力主義で取り立てられたクシャナ軍で人気者になるのも無理からぬ話よね

>>9
コルベットは客船じゃねぇんだ！　いいよね…

映画のためにまず漫画を始めたらしいね

>>7
原作のないアニメ映画作るのに難色示されたから、原作漫画描いたっていう力技だな
しかも博報堂には5万部の売上を50万部と伝えるとか

実は森の人のわけわかんない感じが好き

クシャナ殿下のお母様が、あの少ない登場シーンで娘思いの本当に優しい人だった事が分かるのすき
そりゃ殿下も父王とクソデブ兄貴達ブッコロ！になる

しかし、そのヴ王も兄貴もクソな面以外もちゃんと描写してくれるからいい

マスクしないと生きられない汚染された世界観がコロナ後っぽい
あとアスベルとナウシカがくっつかないのも意外だったし
森の人とナウシカっていう上位種のカップルも誕生する

トルメキアのヴ王の後継者問題とか皇家の内紛も面白いよね
シンナウシカで完全アニメ化したら一番人気でるのはクシャナだと思う

>>15
あれって武人か分家の人間だったヴ王が反乱起こして王になり、その後博付けの為か民族浄化的思考なのかは分からないがかつての王家の血筋であるクシャナ殿下の母親を娶って子供を産ませたが、跡継ぎ問題で揉めそうなのでやっぱ邪魔だわと思い殺そうとしたら、それを察したクシャナ殿下の母親がわざと毒杯を飲んだってことでいいのかな？

>>18
ヴ王だったら
「邪魔になったから殺す。せめてもの慈悲で苦しまずに逝ける毒薬は用意してやったから自分で仰いで死ぬか、面倒だが余に斬り殺されるか選ばしてやる」
くらいやっても特に驚かない。

挟持ある人間がカッコ良すぎる
クロトワ、ナムリス、ヴ王は濃いファンがいると思ってるわ

まともな登場は最終盤国はボロボロ軍は壊滅自分も死亡の、デブで傲慢でクシャナの母を殺してるのも納得なクソ野砲なのに、あれだけ格好良くて読者に爪痕を残していくヴ王のキャラ造形はマジで凄いと思うわ

>>16>>19
味方が全滅してもほぼ単身で墓所に乗り込んで”失政は政治の本質だ”と蹴り飛ばせるのはすごいよね……。

カオナシや荒地の魔女を見るたびに思い出す
皇弟

クシャナは傲慢とかじゃなくマジマジのマジで王の器だったし、母親に挨拶するとことかクロトワに子守唄歌うとこみたいな柔らかな女性らしさも持ってるのが最高

失政は政治の本質だ！
そんなものは人間とはいえん
一人でも殺せば俺と同じになる

ヴ王名言が多すぎる
自分の暗愚と悪意に自覚的なのがいい、大国の王っぽい

こういうときに全然名前でないけどチャルカ僧正は作中でトップクラスに成長したキャラだと思う
後半本当にかっこよくなった

ナウシカ以外の成長枠だったら
クシャナ
チャルカ
オーマ
辺りだろうなあ。個人的には変化の面でセルムも推したいけど。

我が名はルワ・チクク・クルバルカ！

流れがくっそかっこよくて好き

チヤルカ殿ほんすこ

序盤のできる敵としてのチヤルカ殿も好きだし、ナウシカと出会ってからのチヤルカ殿も好き

駿のことそんなに好きじゃないが漫画版ナウシカはほんと好き

割とマジで日本のファンタジー系作品の最高峰クラスの傑作だと思ってる

映画版がよく森や蟲との共生的なテーマで語られるが
原作全然ちゃうやんけって

>>34
映画版は腐海が世界を浄化してて自分たちは濾過進度を観測するラットとして滅びゆく生き物って設定ないからな

>>34
トルメキアに従う封建諸侯の一人として戦争に協力する姫君よりも、平和な風の谷に突然トルメキアが!にしたのは一般受け狙うなら正解だと思う
映画ほどじゃないが漫画もユートピアエンドの予定だったし、長期連載ゆえの変更もあるからね

続編映画は戦争避けられないからどうなるか
鈴木プロデューサーの初期案、3部構成で2部は戦争編を庵野にやらせて盛り上げてからの3部バヤオは見たかったな

ナウシカは旧人類にブチ切れエンドなんて映画版とはキャラぜんぜん違うよね

森の人関連は存在が火の鳥の世界観に近い感じする

画力に関しては正直見辛くてしょうがねえ

>>36
後半は作画スピード上げるために鉛筆画にしたから多少見辛い部分はあるかも

ジブリはもうナウシカの残りを映像化するつもりはないんだろうか

>>41
バヤオが自分は絶対やらない、庵野なら任せると2013年に公言して何年も経つなど、庵野次第よ
だからジブリ主体で製作はないでしょ

庵野も1986年のラピュタ公開後からずっと要求してたほどだし、満足できる内容思いつくまで作らんだろうね

自分が一番好きなのはやっぱりチヤルカ殿

ナムリスにさえ「あいつを殺すのはちと惜しい」と言われたり、皇弟派失脚の要因にチヤルカの一時失踪が挙げられてるあたり、帝国中から一目置かれてたんやなって

サパタ城攻防戦がそうなんだけど、飛行機があるが戦車が無くて、野戦砲はあるけどマシンガンがない世界での騎馬戦っていう、史実では起こり得なかった戦争の解像度が滅茶苦茶高い。

>>45
ドルクは戦車も持ってるし、サバタの戦いでは機関銃も使ってるうえ、野砲と共に塹壕戦してるなどWW1レベルだよ
しいて言えば、鉄道やハーバーボッシュ法などが無いから火薬の補給が難しい事で大きな差があるかもしれない
ナウシカの額当てがライフルの直撃に耐えるなど、セラミックやオウムの装甲のお陰で重装兵が活躍できる世界というぐらいで、戦術的には目新しい要素は特にないと思う

航空機も機動力と火力のバランスからか、機銃掃射や浮き砲台レベルで攻撃機/爆撃機が登場してないのでWW2レベルに満たないぐらいかな
WW1とナポレオン戦争をミックスした戦争を描きたかったんだろう

>>78
あれ、戦車ありましたっけ。映画版には自走砲出てきたけど、漫画版はエンジン生産できなくて発掘されたもので希少だから基本的に飛行機に使われてたような。
機関銃無いは間違いでしたね。自動小銃は無かったような気がするけど気のせいかもしれない。
要は、飛行機があるけど騎兵戦もある、歴史上成立しなかった世界の戦争を描写していたなと。そういう意味では、セラミックはあるけどコンクリートが無いから成立してたのかな

>>81
ごめん、よく見るとウシウマ？に引かせている移動トーチカ？だったわ。君の指摘通りだと思う。
3巻の67ページで、コルベットに対して対空砲火を行ってる

66ページでドルク兵が構えてる銃は銃剣・マガジンだけでなくボルトもついてるので自動小銃ではない
行軍中でも歩兵が3人体制で機関銃で対空射撃してる。一人が銃身の下で這って二脚を抱え、一人が給弾ベルトを手で補助するなど昔のスタイルでバヤオの拘りだろう
また122ページでは有名な砲台長が自爆するコマの続きで、ドルク兵がクシャナ達騎兵へ機関銃を撃ってる

トルメキア兵は124ページでは銃剣無しの騎兵銃からマズルブラスト、薬莢が連続で出てるので、少なくともSMG
76ページでクロトワたちが構える銃もボルトが見えないので、戦車兵みたいに航空兵はSMGが標準装備かもしれない
同時に騎兵はハルバードみたいな銃剣付きの長銃も持ってる。こっちはボルトアクションじゃないだろうか

ということで、騎兵がSMG・ハルバードじみた長銃・剣を装備して機関銃掃射を突破し擲弾兵みたいに塹壕潰すとか、セラミック装甲＝ミノフスキー粒子みたくバヤオ好みの戦場を描いてるな
127ページを見るに、確実に潰すには銃では力不足、擲弾以上の火力が必要みたいだ
重砲相手に城が成立してるので、コンクリートなみの防壁なのかもしれない

>>78
土鬼の戦車は毛長牛に引かせてるだけだから戦力としては使い辛いと思う

てかまあ、映画だけでも飛行機に機銃満載してるからね
映画だけだが、トルメキアはIII号突撃砲みたいなのも使ってるし

ハーバーボッシュ法が無いという描写もなかった早とちり
火薬は何らかの方法で量産できてもおかしくない。辺境の風の谷でもガンシップを維持できてるほどだし

腐海と腐海生物がいるせいで戦車が現実ほどアドバンテージにならんのよね。

エンジンの扱いとか細かい所も好きよ　

新造出来ないから墜とした敵のエンジンは基本的に回収するとかそういうの

クシャナ母って生きてるんだっけ？
人形を娘と思い込んでるやつ、ナウシカで見たのかエヴァで見たのかわからんくなる

>>48
生きてはいる
そういえば二人とも人形を娘と思い込む母を登場させてんだね

>>52
あー両方ともだったか
あの人らほんと…

>>48
ゼロ魔のタバサ（シャルロット）もそうだね

ナウシカの母親が(しょうがないとはいえ)虚無と憂いの強いあまり印象の良くない人物なのが、母親を善良で魅力的に描く宮崎駿のイメージとは違ってちょい驚く

ナウシカは両親に溺愛された一人っ子なんだと何となく思っていたけど、
原作読んだら全然違っていて悲しくなった思い出……

クシャナ周りの人間関係が凄い好き。
ヴ王も自分そっくりの息子達は馬鹿ばっかりなのによりによって政治的に一番厄介な立場で尚且つ自分が見下してる女である娘のクシャナが顔は母親そっくりなのに自分の才覚を一番色濃く受け継いでるんだから腹立ってしょうがないだろうなって。

>>55
ヴ王は老若男女問わず有能な奴は大嫌いだぞ。
ついでに言えば王子は本人の告白と、個々の対応見ると軍事でクシャナには遠く及ばんが別に無能ではない。

>>57
多分正確には　
めちゃくちゃ有能な奴は好きだけど殺す
だと思うわ

>>55
その息子たちも父の粛清を恐れて馬鹿を演じている切れ者だったみたいだけどヴ王的にはそれも見透かした上で兄弟の中で1番王の器だったクシャナだけを亡きものにしようとしたのかな

まずトルメキアの風の谷進攻がそこまで激しくないし、父親もあそこでは死なないし、ナウシカへの虫エ○エ○辱しめ攻めが欠片も通じない辺りで、知ってるナウシカじゃない！ってなる。

>>56
「よくも蟲で私を辱めたな！」とか言って姫様ブチ切れてなかったっけ
今手元にないからわからんけど

>>56
漫画のあのシーンは、封建制の理解が必要だから映画じゃ描けないよね
風の谷はトルメキアと主従関係を結んでも、いわゆる部下でも子分でもないのでトルメキアは勝手な真似ができないしナウシカも舐められちゃアカンと強気。
ガンシップも繰り出して強気の外交
カッとなった理由は映画だと父親を殺されたから、漫画はプライドを傷つけられたからと猛々しさも別レベルよ

>>58
ナウシカも差別意識は普通に持っていること、だけじゃなくてトルメキアに舐められた真似されたって意識もあったんじゃないかな
直前のシーンで、父親に族長としての態度を戒められたから気負っていたのかも

ヴ王のナウシカへの破壊と慈悲の混沌って表現好き

>>59
上人さまの「やさしく猛々しい風」って評も好き

宮さんが隠してた描きかけの原稿を庵野秀明が机からこっそり引っ張り出して読んでたんだよな
「宮さん、ずっと俺の為に『ナウシカ』描き続けてくれないかな…」と思ってたそうだ
好きなのは「庭」の話
なんとなくわかる…

>>61
庭の話良いよね…墓所や夢で腐海の森の果てに行く話とか世界の真相に触れる描写はワクワクした

クシャナ側は旅を通じて欠けていた物を取り戻して王として完成する、英雄の物語
ナウシカ側は人の枠を越えていく神話の物語みたいなイメージだわ

>>63
個人的にはクシャナは「社会的な」人としての成長で、ナウシカは「根源的な」人としての探求だと思ってる

庭園の主の残酷な優しさ(精神に非寛容だが肉体の生に寛容)は
ナウシカの破壊と慈悲(精神の生のために肉体すらも懸ける)
と対照的だよねえ。

クシャナとトルメキア軍の関係も好き。
全滅まで秒読み状態の兵士たちがクシャナが生きていた、来てくれたってだけで士気が一瞬で全回復するんだぜ。支持力がヤバすぎる。
でも兵士達からすれば美人だし頭はキレるし兵士たちを大事にするし、それに一兵卒でも死んだら泣いてくれるんだから支持しない理由がない。
ヴ王と他の王子たちはマジで一秒でも早くクシャナを始末したかったろうな。

映画見たぼく「ひめねえさま可哀想……」
漫画見たぼく「ひめねえさま(クシャナ殿下)可哀想……！」

>>68
可哀想なのはかわいいからな

なんかナウシカからアスベルへの矢印が結構目に見える形で描いてあって割とびっくりした思い出

トルメキア軍内部には絶対クシャナ殿下ファンクラブがある

>>71
ヴ王狂信集団みたいなのもそれはそれでいそう。
パッと見、王に忠実なだけの集まりに見えて人が入ってくるけどヴァルト王に使い潰されたり残酷さにドン引きしたりして居なくなっていく。でも、その中にどうあろうがヴ王の王としての圧倒的さに惚れ込んで自分の命を掛けてでも絶対の忠誠を誓うやべーのがいる。

巨神兵がただの旧世界の兵器じゃないのが好き

同時に、「世界が燃えちまう訳だ」とも思えた
高知能の巨人が空間歪めて飛び回るんだから

>>72
オーマは『醜い化け物だけど強大な力を持っていて、可憐な女の子のために尽くして死にたい』っていう宮崎駿の願望が物凄いストレートに出てるよね。

>>73
しかもその女の子は母親になってくれる…

いつか制作されるだろうシン・ナウシカで７巻まで描き切ってくれることを待ってる

>>76
映画から漫画へつなげる手順も気になるな
今更風の谷をトルメキアの傘下にはできないだろうし、風の谷とは無関係にクシャナの元へ義勇兵として参加する形になるんかな

鈴木プロデューサーの案では庵野に派手な戦闘やらせるのは確定のようだから楽しみだ

城で壊滅しながらもクシャナの軍旗で士気が上がったり、サパタ攻防戦でナウシカの援護のために来てくれた騎兵がいたり、弱点がわからないのにヒドラ相手に奮戦してたりと第3軍の兵士は魅力的で好き

歌舞伎はいいぞ
七之助丈のクシャナ、解釈も含めてほんと完璧だから

>>84
この手の歌舞伎とか2.5次元とか食わず嫌いしてたけど行ってみたくなってきた

>>84
映画のオープニングをタペストリーにしたり歌舞伎の作り込み凄かった

>>84
女形の人間国宝坂東玉三郎さんの薫陶を受けた中村七之助さんの女形が活きるよね…美しい

三巻とかいうパヤオの戦争ごっこ好きがこれでもかと詰め込まれてる巻

クシャナは相容れないなりにナウシカを意識して沿おうとするけど
ナウシカの方は一顧だにしないからやきもきしちゃう

砲弾を目くらましに突撃するの死ぬほどかっこよかった
現実は、アレみたいなやり方で死傷者増えまくって盛大にやらかしたけど…

このスレ見てたら久しぶりにまた読みたくなってきたな。

土鬼は墓所がバックにいることもあって技術力はかなりありそうだけど、トルメキアは首都からして旧文明の遺跡に寄生している有様で異物を食いつぶしながら存続するしかなく、生存のために略奪戦争を吹っ掛けたと描写されているよね
セラミックを加工する技術はあるから銃くらいは作れるのかもしれないが

ナウシカ以外のキャラでも墓所を壊す選択をしたかな？と思う
これから生きる生命すべてに対する業を肩に背負うことは、ナウシカ以外には無理だったろうか

>>103
偉そうでムカつく
危険かもしれないから
本当のこととは思えない
戦争の恨み

といった理由で破壊はあり得るでしょうな
エンタメとして読者が納得するにはナウシカのような理由で選択させる必要あるけど

>>104
そうなんだよね、壊すだけなら他のキャラでもしそうだなって
むしろ一時の感情に流されたら壊すよなと思う

>>103
墓所壊そうと思うと巨神兵持ってくる必要あるけど
巨神兵飼い慣らせるメンタルの持ち主ならぶっ壊すんじゃない？
という身も蓋もないことを言ってみる

「庭」の主が本当に刺さりすぎて辛い(幸せ)なんだ…
どうしようもない過去から投げかけられた”影”のような生命で、世界システムの一部であるモノなのに
安寧と静謐と受容と癒しで、”哀”を背負って訪れる客人達を受け入れるのみ
墓所が未来にしか生きていないのに対し、あの庭園は過去のままでしかいられないんだろうなって…
すき

虚無だ！
それは虚無だ！

どこで読めるんだい

>>108
大抵の書店で売ってるよ
あと図書館にもあるはず、うちの地元にはある

>>115
残念ながらさすがに町の小さな本屋には無い

>>116
本屋で取り寄せると本屋が長生きする

>>116
うちの地元じゃコンビニに並んでたが…

>>115
図書館が盲点だけど遭遇率高いよね
割と学校の図書室にも入ってたりする

>>108
場所取る上に売れる漫画じゃないので、書店に行こうと考えるなら通販でポチれ
新書サイズ、文庫版も出さない以上は電子書籍もバヤオが生きてる間は無いだろな

>>117
文庫版にしても細かすぎて印刷潰れて読めなさそう

3巻の攻防戦も好きだけど6巻のジワジワと全員集合した中で行われるナウシカVS皇兄大好き

序盤から忌み嫌われる卑しい存在として描かれてた蟲使いたちが終盤にナウシカを神聖視してナウシカの下に向かうために命より大切な蟲を潰すシーンが印象に残ってる
最終巻の表紙でもナウシカの近衛兵みたいに描かれてるのも好き

ナウシカとクシャナ殿下がダブルヒーローで
クロトワがヒロイン

ナウシカとクシャナ殿下の関係が物語を通して変化するのがまた良い
前半は理想論者ナウシカと現実主義者クシャナ殿下と見せかけて、後半は逆転した感もある
意見の相違はありつつ、目指すゴールは似てて互いにリスペクトがある
アスベル、セルムよりヒロインしてるクシャナ殿下がよいっすね

>>113
最終的に「私は既に王を持っている」で、玉座につかずに終生代王にとどまるのいいよね
巨神兵の手に乗って飛び去るナウシカにマントを投げ渡したあの瞬間から（あるいは実はそのずっと前から）クシャナにとっての王はナウシカなんだ…

クシャナ殿下がかっこよすぎて惚れる…！！
女性が男性を抱きかかえて…ってシチュ見たことなかったから、殿下がクロトワ担いでいくシーンが素敵
ナムリスに求婚されても男前すぎる態度で返すし…
この原作を全部アニメ化して欲しかったな

墓所は生命に対する侮辱だっていうけど、墓所を壊すのはナウシカの傲慢じゃないのかって思ってしまう…すまん…

>>118
そんな感想持つのはええんやで
それが正しい解釈とか言い出さない限り

バヤオの趣味も思想もモロに出てる作品だから、受け入れられないとこあるのも当然
映画も一般向けに戦争好きは省き、ナウシカ生存エンディングにしてるぐらいだし

>>118
それ分かっててやってるからまあ

>>118
虚無だ！それは虚無だ！

>>118
墓所による今ある生命への冒涜に対しては慈悲を見せ
墓所の持つ人類の卵は墓所もろとも破壊する
ナウシカはヴ王の言った通り「破壊と慈悲の混沌」で今を生きる凶暴で傲慢な一人の人間って考えてる。

>>130
そんな言葉で済ませられる枠を超えた傲慢さではないかな？

>>131
それっぽい演出して甘い言葉で洗脳してくる奴らを退けてやっと出てきた遥か過去から現在まで世界に悪意を振り撒いている元凶だぞ。墓所の主の言葉が100%真実である確証は何処にもないぞ
それこそ穏やかで賢い新人類の卵なんてナウシカの想像でしかない
だって考えてみろよそんなのデザインできるなら、おろかで狂暴な作中人類なんか要らんのよ、
なあ本当にかわいいかわいい卵だけ眠ってると思う？
まあ墓所も庭も1ヵ所じゃないよな多分

>>145
かわいい卵
実際読んだ人はどのくらい墓所の主の言葉信じてるんだろうか
自分的には真っ黒な嘘はつかないけどホントの事は言わない、明確な意思をもって相手を騙すタイプに思えた。
新人類の卵はあると思うけど、そいつらに奉仕させるために旧人類の上級国民ともかいそうだなとか思った

寝巻きのまま、やたらテンポよく敵兵殺戮する殿下には参るね

>>124
あれ相手も精鋭じゃなかったっけ…？

ヴィレッジヴァンガードとかいう大体どこでもマンガ版ナウシカを推薦してる店

パクリとかそういう事ではないけど、NieRとかFE風花雪月はマンガナウシカを一部モデルにしてる気がする
特に後者のアガルタの設定はめっちゃそれっぽい

親の仇！の子供や親戚まで殺戮したあとに「苛烈な人の怒りそのものだ」で片付けられる感じか

ナウシカもクシャナも正しい選択をしたと描かれてることへの賛否で、感想が分かれるのは仕方ないね
バヤオが説教臭いとは小中学生でも抱くことがあったし

これ、小学校の図書館にあった
なんか図鑑みたいな上中下セットみたいな分厚いやつ
おかげで俺の性癖は壊れた

小学生にはちょっと難しそうだけど置いてたりもするんだね

そういえば見てて思ったんだけど、ナウシカ世界って徹甲弾あるのかな？榴弾しか出てきてないような…

>>137
機関銃で装甲騎兵を食い止められずチャンバラやる世界だから、多分なさそう
現実でも、ただの鉛玉ではない「徹甲弾」は存在する装甲艦艇を沈めるために進化したけど、そもそも重装甲で移動可能な兵器が存在しない世界

またユートピア、救世主を求める人心は存在する、けれど否定すると明言したクリエイターは他に安彦良和がいる
富野由悠季のNT論を選民主義としてたもとを分かち、ORIGINではアムロにシャアへOT宣言させるなどしている

バヤオはガンダム以上に救世主が望まれる世界で、その否定をやったんよ。それを受け入れられない読者が出るのは、本人も想定済みでの説教だろう

ナウシカ達がしたたかなように、新人類だってしたたかなんだろうから
ナウシカ達が滅んだ後にしれっとスゲ変わってるかもしれない

>>153
旧世界と新人類の為にナウシカ達が死んでやる義理はないけど逆もまた然りですからね
どんな事情であれ、それでも産まれて来たなら生き延びる権利は有るんだから

>>157
でも新人類たちは別にナウシカたちを殺そうとかは考えてなかったよね
ナウシカたちが滅んだ後の清浄な空気の中で新人類は平和に生きるよ、って聞いただけじゃなかった？

そもそもナウシカ達滅ぶんだっけ？旧人類も適合させてあげますよとか言ってなかった？
人間で無い物にされそうだったからぶっ壊したのかと思ってたが

新人類は卵で寝てるだけだから選択肢すらない
ナウシカ達も生きれるように改造とか言ってるのはシュワの墓所が巨神兵相手は敵わんと慌てて下手に出ただけでそれだけの権限がシュワの墓所に有るかどうかすら疑問なんだわ

墓所も自分らで作ったもので滅ぼされるとはなんともね

見直すと「汚染に適応した人間を元に戻す手段もある」とは言ってるがナウシカにせっつかれて語るあたりキュウべえに似た意地悪さを個人的に感じる
あと最後の最後に巨神兵を「世界を滅ぼした怪物」呼ばわりするのも自分達が創り出した生命に対して何だかなぁってなるな墓所の主

これ墓所の主以外の旧世界の生き残りが「自分の子どもだ……！」みたいな感じで私情100%で止めたらナウシカはどう反応するんだろうってずっと考えてる

そもそも墓所の主に会いに行ける人間は限られてるんで
一般人はまず会えない
んで会えても、選ばれた人間です。人類を救って～
ってすぐまるめこまれちゃう

ひろゆき含め、色々想像して語ってた人もいたけど、実際にはパヤオにとって火の七日間引き起こした連中の劣化版に見えたって話だな
これはそのままナウシカの選択(パヤオの考え)にも絡む話でしょう

>>167
城のジジイ達が言ってた俺達も火は使うけど使いすぎるとやべえってやつか

>>179
初期案では過大な火である墓所をナウシカが拒絶してメデタシメデタシだったんだろう
連載中に色々あって作者の考えも変わって、ナウシカが巨神兵を焼き払おうとして皇兄に火使ってんじゃんと突っ込まれるけど反論しない、墓所に行く前に蟲使いには嘘の希望を伝える、ということは墓所と交渉するつもりもなかったなど、闇キャラに変化して更に面白くなった

まあ漫画ナウシカはそんなパヤオが、13年仕事をこなしながらか描き続けたことで、映画当時は問題なかった科学批判自然崇拝といった単純な構造で物語は語れないってもののけ姫に至った
その道程がまたおもしろいと思う

現在の人類が今後に適応する方法も真偽怪しいからまとめてぶっ潰すってのはわかる
ただ確認してからでも遅くは…

>>169
あれは「創造物として支配されるか、たとえ滅ぶとしても自分たちで生きるか」って話だし…

>>169
信用が置けないとか支配とかそういったは本題ではなく、ナウシカは7巻203ページで古代の人達が命を勘違いしていたと主張、208ページでは墓所のテクノロジーを拒絶してるなど、墓所を「生命に対する侮辱」と捉えてるシーンが多い
ナウシカが蟲使いに嘘伝えてるように、その選択は普通の人々にとっては受け入れがたいものだという自覚描写含め、君がモヤモヤ抱くのも当然だと思う

打算というか希望なら、7巻222ページで王蟲と墓所の血が同じと語られてる事。つまり王蟲も「沢山作られた神の中の一つ」かもしれない
王蟲が介入することで、墓所の語る未来とは異なる可能性もある
ナウシカは王蟲びいきだし、それ込みで「この星が決めること」で済ませてるのだろう

生命に対する侮辱、で突っ込まれる気もしたんで先に書くと、7巻172ページで墓所を「生命への最大の侮蔑」と語っている。
命自体が奇跡で、粘菌や王蟲は予定通りに行動しているわけではないという考えは王蟲に託すネタにも繋げられる

城壁ぶっ壊して突撃するシーンめちゃめちゃ好き超カッコいい

クシャナはすごく人間してて好きだ
主人公じゃないからある種の貧乏くじ引かされてるのも含めて

ターンエーガンダムのラストが古代技術を受け継いでも地球人は戦争を克服できると信じる、単独で月まで行ける宇宙船を作ってムーンレィスと外交するってのはパヤオへの嫉妬がいくらかは影響してそう

ナウシカ「うるせえー！！」墓所「ぶべらっ」
ナウシカ「うるせえー！！」墓所「ぶべらっ」
ナウシカ「うるせえー！！」墓所「ぶべらっ」
…
墓所「ウギャーッ！！！」
ちゅどーん
完

今では漫画のほうがストーリー好きだけどアニメしか知らなかったときに漫画見たときは
王蟲まで古代の人間に作られたシステムだったって分かったときは悲しかったな
王蟲は超自然的な星の守護者的な生命だと勝手に自分の中で神格化してたから

>>186
自分は逆に、造られた生命でも自分達を高めていったロックだなともっと好きになった

>>187
ナウシカは王蟲も粘菌もそう捉えてるっぽいね
粘菌くんは残念ながら？普通の粘菌になっちゃったけど
作られたと言っても王蟲は墓所と同等の可能性も描いて、あとは読者が考えろって事だね

必死こいてクソみたいな世界を生きてるのは私達なんだから偉そうにしてるお前らは黙ってろ！殺す！
の精神だからだいぶイケてる女だ…

スタジオジブリ作品関連資料集によれば、映画版の初期プロットでは終盤に巨神兵のコクピットにクロトワが乗り込んで操縦し王蟲の群れと戦う展開だったらしいが、もしそれが映像化されてたら漫画の巨神兵の設定はどうなっていたのだろうか

>>193
1巻の15ページで、ナウシカが巨神兵？の内部を通り抜ける時に操縦席が描かれてるから、むしろ漫画の初期案がそうだった
映画のナウシカはテレパシー、ドルク兵が溶け死ぬ横で王蟲が死にそうと嘆く倫理観、その他王蟲中心主義など異常な要素は軒並みカットか変更して普通の人に。そんな感じで人間よりも火の七日間の恐ろしさを描くために無人化したんじゃないかな
漫画も変更しなきゃ「火の使い方」を巡ってナウシカVSクシャナVSクロトワその他と鉄人28号みたいな立ち位置になってたかもしれない

蟲に取り憑かれている、の説得力が映画と漫画で段違いなんだよな

>>196
人が操作する旧型と無人化した新型とかだったら面白い
……エヴァいやなんでもない

まあ平和と平和的な文化しか愛さない新人類が幸福でも人類といえるかは……
この辺は伊藤計劃のハーモニーみたいやな

詩と音楽に満ちた庭で牧人が「ここにあるもの以外に次の世に伝える価値のあるものを人類は作れなかった」ってどこか悲しい顔で言うの好き

俺は漫画版も映画版も好きだ

濃いキャラいっぱいいるけど土鬼皇帝兄弟が一番好きだな
若い頃はナウシカのようだったけれど闇堕ちしたというミラルパのキャラがいい