【感想】アニメ『かぐや様は告らせたい2期』12話(最終回) 体育祭の集大成がシコシコゲーム回というらしさ全開の最高の回だった！　

かぐや『5歳の頃に買い与えられた以来、緊急の連絡以外で携帯に触れることなんてなかった』

かぐや『けれど、生徒会に入ってからはこの日常を残すようになった』

かぐや『何かある度にカメラを構える同年代の少女たちに、軽蔑の視線すら向けていたのに…』

かぐや『それはきっと撮りたいものが無かった』

かぐや『思い返したい日々が無かった。残したい日々が無かった』

かぐや『だから…』

かぐや『こうしてる時、私は少しだけどこにでもいる少女になれた気がした』

ミコ「私たちの写真をですか？」

校長「ハイ！秀知院のパンフレットを作るノデ、是非皆サンにモデルをやって貰えたらと」

藤原「モデルさんですか？たのしそー！」

かぐや「あの…申し訳ないのですが…」

かぐや「私は家の方針で、メディアに顔写真を掲載してはいけない決まりでして」 

校長「オウ！顔出しNGという奴デスか！」

校長「コウイウのでも駄目デスか？」 

白銀「何のパンフだっ！！」

かぐや「私は気にせず皆さんだけで。元々写真を撮られるのは得意ではないですし…」 

校長「ソウですか…」

校長「私の作りたいパンフレットは、ズバリこの学園で青春したいと思わせるモノデス！」

校長「ナノデ、皆サンのイキイキとした姿を見せてクダサイ！」 

白銀「イキイキとした姿…」

校長「さあ、一番をミセルのデス！」

藤原「コ、コウデスカ？」 

石上「藤原先輩のイキイキ観、わんぱくだなぁ」

白銀「こ、こう？」 

石上「初めての七五三！」

校長「さあ！ツギィ！」 

ミコ「ぅぅ…」

校長「どうして顔隠すンデスカ？」 

ミコ「だ、だって、恥ずかしい…」

校長「ノー、ソレはとても勿体ナイ。ソンナに可愛いお顔してるノニ…」 

ミコ「かわいい…？」

校長「ソウデス！とてもプリティーなのに！」

校長「ソノ可愛い顔を見せてクダサイ…」

校長「ワォ！キュート！ベリーグー！」

校長「怖がらナイでー。ソノまま良い身体を預けて～」

校長「ペンを持ったまま、ハニカンデ…ワーオォ！」

校長「ジャパニーズカワイイ！！」 

石上「伊井野は街で変なスカウトにあっても絶対に付いていくなよ」

校長「石上クン、彼女の横に立ってモラエマスカ？」

石上「え、僕も？」

校長「オォ～～～…」

校長「コレはイケマセーン…」 

石上・ミコ「ブツブツブツ…」

校長「四宮サン、石上クンの身だしなみを整えてモラエマスカ？」 

かぐや「あ、はい」

校長「伊井野サンも少しお硬い…。チョット髪を下ろしてクダサイ」

校長「オゥ！イイデスネ！」

校長「イツモ陰ながら助け合ってるノニ、両方ともソレに気づいてナイ感じとてもデテマース」

ミコ「ん？意味がちょっと…」

石上「何いってるんですか？」

校長「次は藤原サンと白銀クン！カマンッ！」」

校長「ノゥ…、モット自然に…」

白銀「と言われても…」

校長「ソウデスネ…何か設定があったら、やりヤスいですかね…」

校長「フム…」

校長「では、二人は恋人という設定デ」 

かぐや（はぁあああああーーー？）

校長「廊下で語らう二人…」

校長「ふとした瞬間に手ガ触れアッテ…」

校長「イイデスヨー！ウイウイしいデスネー！」

校長「正に青春デスネー！アオハルかよーデスネー！トレトレ、トレビアーン！もっと顔近づけてー！！」

かぐや（この男…前々からふざけた男だとは思っていましたが…）

かぐや（ここまで愚弄だとは思っていませんでした…。うちの家がどれだけの寄付をしていると思っているの…）

かぐや（来年も校長を出来ると思わない事ね…）

校長「しかし、残念デス…」

校長「白銀クンの恋人役に相応シイと思ってイタのは、四宮サンだったのデスが」 

かぐや「え？」

校長「白銀クンと四宮サンの２ショットが取りタイ…。二人の互いを高め合う理想の関係…」

校長「私はソレが撮りタカッタ…。この悔しさがワカリマスカ！？」

かぐや（うんうん！わかるわー！！）

校長「ソレでは校庭を背に、集合写真を撮りマショウ！」

校長「ハイ、皆サン並んでクダサイ」

かぐや（集合写真…）

かぐや（そういえば私、その手の写真撮った事、一度もがありませんね）

かぐや（羨ましいわ…）

かぐや「！」

校長「四宮サン、コッチへ来てクダサイ」

校長「最後は皆で記念写真撮りマショウ」

かぐや「え…でも…」

かぐや「私の為にそんな…」

校長「違いマスヨ。コレは貴方の仲間が望んでる事デス」

校長「ココからはプライベート！携帯で撮る分には問題アリマセン」

かぐや「じゃあ…」

（強い風が吹く）

かぐや「！！」

藤原「壊れちゃいましたかね…」 

校長「ノー…」

かぐや「あはは、ちょっと拾ってきますね」 

白銀「四宮…」 

かぐや「流石に動きませんね」

かぐや（写真は、撮り出せないでしょうね…）

かぐや（次に買い替えるならスマホかしら。写真の画質も今のは良いらしいですし…）

かぐや（そしたら、ラインとか出来るようになるし、会長を落とす方法も格段に増える）

かぐや（好い事ずくめ！）

かぐや（いい機会だったわ。中々踏ん切りが付かなかったのだし、スノウとかインスタもやってみましょう。私に出来るかしら）

かぐや（写真の画質も今のはとても良いらしいですし、SNSの類も…、全て出来るように…）

かぐや（写真ごときで何を泣いているの…）

かぐや（私…こんなに女々しかったのね…）

店員「一応確認してみたのですが、これは古い上に企業用の独自仕様でして、現在は修理部品も残っておりません」

店員「残念ですが、中のデータは諦めて頂くほかありません」

店員「SDカードが付いていたら可能性はあったのですが、この機種は内臓メモリに全てのデータが入っておりますので…」

早坂「仕方ないですね。今日の所はスマホを買って帰りましょう」

早坂「どれにします？」

かぐや「会長と同じの」

早坂「えっ！」

かぐや「会長と同じのがいい」

早坂「でも、よく考えてください！かぐや様が会長と同じのを選んでしまったら…」

白銀「やれやれ…俺と同じスマホを買ってくるとは…」

白銀「そんなに俺とお揃いのがいいのか？」

かぐや「はわわわわ…」

白銀「お可愛い奴め」

早坂「ってなりますよ！」

早坂「いやならないんですけどーっ！」

かぐや「何へんな事言ってるの…？」

かぐや「会長はそんな事言わないわよ」 

早坂「まって…、その通りなのですが…」

早坂「今、とても裏切られた気分です」

かぐや「今日はちょっと疲れてるの。早坂の冗談に付き合う気分じゃない」 

早坂「何も冗談はいってないのに…」

早坂「会長のスマホは古い型なのでここには置いてないですよ。同じメーカーの新しいやつにしておきましょう。ほら、これなんかいいですよ」

早坂「４K HDR対応。有機ELディスプレイで、先読み機能もあるので笑顔検出も出来ますよ！！」

かぐや「笑う気分じゃない…」

早坂「え、超音波指紋認証？へぇー！未来―！フィーチャーホンからフューチャーホンにチェンジですよ！なにこれ！すっご！」

かぐや「よくわからないから適当に選んで」

藤原「か…」

藤原「かぐやさん！ついにスマホ買ったんですかー！」

かぐや「まぁ…こないだ壊してしまったので…」

藤原「頑固一徹…。なんと言っても『不要です』『昔から使っているので』と買わないの一点張りだったかぐやさんが…」

藤原「ようこそ文明社会に…」 

かぐや「別にそこまでこだわってた訳じゃありませんし」

かぐや「あの、ラインというものをインストールしてみたのですが」 

藤原「わ～！じゃあ交換しましょう！」

ナレ『世はIT時代！』

ナレ『ガラケーは既に死滅している為、否応なくスマホを受け入れたかぐや』

ナレ『高校生活において、スマホの重要さは今更語るまでもない！』

ナレ『遊びの約束や雑談をスマホで行い、返信がなかなか来ない事に一喜一憂。一説によると告白すらラインで済ます事もあるとか…』

ナレ『そう、この無駄な一年間はラインをやってなかったのが原因！』

ナレ『IDの交換は現代式恋愛のチケットなのである』

白銀（ここだ！携帯を買い替えたこのタイミングでIDの交換を持ち掛ければ…！）

白銀（だけど、こっちからアドレスを聞いてしまえば、それはもう告白同然の…）

石上「人間て、もしかして成長しない生き物なんじゃないですか？」 

藤原「え…哲学ですか？」

白銀（どうにかきっかけを作らないと…）

かぐや「あ、会長。ラインのID交換してもらっていいですか？」

白銀「ああ、IDな。勿論交換して…」

白銀（あれ？）

白銀（あれ？）

白銀（え？え？え？えー？）

白銀（四宮が何も策を弄さずストレートに訊いてきた！？）

白銀（いやこれもなにか考えがあって…？）

白銀（でもそんな感じでは…）

白銀「藤原書記。なんか今日、四宮おかしくないか？」

藤原「気づくの遅いですよー。さっきからみんなでその話してる所です」

白銀「え、ウソ…！」

石上「先輩が落ち込むって何ですかね」

白銀「み、身内の不幸？」 

藤原「お腹が痛いとか…」

石上「ゲームのやりすぎで寝不足とか」 

ミコ「それはアンタだけでしょ」

白銀「昨日、携帯壊したのとか関係あるのか？」 

ミコ「どうでしょう…。あまりピンとは来ませんが…」

藤原「かぐやさん、家柄上ひとに離せない苦労もあるでしょうから…。邪推するのはかえって良くないかもしれません」

ナレ『気に掛ける面々…』

藤原「本人から言い出すかもしれませんし、しばらくはいつも通りに接しませんか？」 

石上「そうですね…」

ナレ『出た結論はいつも通り。妙な気遣いはしない。人によっては冷たいともとれるこの結論…』

白銀（これが四宮のIDか）

白銀（なんか送ってみるか）

ナレ『だが…』

白銀（あ…そうだ）

ナレ『それでいいのである』

『♪～』

かぐや「これって…」

白銀「今、生徒会のグループ作ったから入っといて！」

藤原「はーい！」 

石上「了解です」

ミコ「今までグループ無かったんですね」

ミコ「よかった…。私だけ招待されてないのかと思ってました」 

白銀「んな事しねぇよ…」

藤原「あ！ついでに共有のアルバムも作りましょう！みんな自由に写真アップしてくださいね～！」

石上「じゃあ僕は体育祭の時の写真を」 

ミコ「スノウの写真全部送っていいですか？」

藤原「おけまる～！」

『♪～』

藤原「会長ってばグループ作るのはかぐやさんがスマホ持ってからって決めてたんですよ～」

藤原「それでは四宮が仲間外れになってしまうーって」

ミコ「でもいいタイミングですね。四宮先輩の携帯、データ移せなかったでしょうし」

ミコ「からっぽの携帯ってなんか寂しいですから」

ナレ『かぐやの大事にしたかったものとは、誰かと分かち合ったいつも通りである』

ナレ『その証明としての写真。かぐやの落ち込みは、それを失ったからに他ならない』

ナレ『だが、それが誰かと分かち合った大切な思い出ならば、本当に大切な物ならば…』

ナレ『相手も大切にしているものである』

かぐや『こっそり撮ってたんですね…。お可愛いこと…』

かぐや「すごい量ですね」 

藤原「いっぱい撮ってますから～」

かぐや「前の携帯が壊れた時、全部無くしてしまったと思っていたのに…」

かぐや「かえって前よりいっぱいになってしましました」

石上「あ、四宮先輩のスマホこないだ出たばっかのヤツじゃないですか？いいな～」

石上「笑顔検出で撮ってくれるんですよね。ちょっと試してくださいよ」

かぐや「えっ、どうやるの？」

石上「これでOKです」

藤原「じゃあかぐやさん！笑って笑って！」 

かぐや「ええー」

ミコ「笑わないと撮影されないですよ」

かぐや「伊井野さんまで～！」

かぐや「でも写真を撮る時は、真面目な顔で…って」 

石上「会長も」 

白銀「おう」

藤原「では、皆さーん！満点の笑顔で～…」

かぐや「もーーーー！」 

ナレ『本日の勝敗 かぐやの勝利』

藤原「何回でもシコシコして良くて～」

藤原「でも最低1回はシコってしなきゃいけなくて～」

藤原「限界に達した人が負けっていうゲームしませんか！？」

かぐや・ミコ「何回でもシコシコして良くて、でも最低1回はシコってしなきゃいけなくて、限界に達した人が負けっていうゲーム！？」

かぐや「ってなんですか？」

藤原「やろ！やろ！やろ！」 

石上「藤原先輩、落ち着いて下さいよ」 

白銀「一体どういうゲームか全然わからん」

白銀「でもとりあえずやってみるか！」

石上「見ますか！」

藤原「さっすがオトコノコ！！」

藤原「じゃあ準備しますねー」

白銀・石上（あーーーーこれの事か――――！！）

ナレ『何回でもシコシコして良くて、でも最低1回はシコってしなきゃいけなくて、限界に達した人が負けっていうゲーム！』

藤原「ルールはこうです！順番にポンプをシコシコして、一人何回でもシコシコしていいのですが、でも最低１ストロークはシコシコってしなきゃ駄目です。それを割れるまで続けます」

ミコ「なるほど」

ミコ「つい私、Hなゲームかと…」

藤原「なんで男子はテンション下がってるんですか？」

白銀「今からやらないって言ったら意味出るよな…」 

石上「めちゃくちゃ出ますね」

白銀「ていうか、アレ狙って言ってるだろ」 

石上「五分五分って所ですかねぇ。謎のミラクル属性持ってるので」

かぐや「こんなのどこから…」 

藤原「体育祭で最後風船飛ばしたじゃないですか。捨てるの勿体ないから大きいの貰っておいたんです！」 

ミコ「素晴らしいエコの精神です！」

藤原「かぐやさんもミコちゃんもやりますよね」 

ミコ「あ、はい。せっかくなので」 

かぐや「まあ皆さんがやるのであれば…」

藤原「じゃあ会長→かぐやさん→石上君→私→ミコちゃんの順で行きましょう！」

ナレ『ゲームスタート！』

白銀（まあ別に罰ゲームがあるわけでもないしな。言うなれば至近距離で破裂するのが罰って感じか）

白銀（その位ならお遊び感覚で構わないだろう。久々に気楽なゲームだ）

白銀「いや結構膨らむな！！！」

藤原「はい！」

白銀（いやいやいやこれはマズイって！目の前で割れたら絶対腰抜かす！）

白銀（そんで腰を抜かせば…）

かぐや「こんなものが怖いだなんて…お可愛い事…」 

白銀（おおおおおおお落ち着け、俺…）

白銀（見ろ！四宮は平然としてるではないか！男の俺がビビッてどうする！）

ナレ『かぐやの人生に風船をわざと割るという文化はカケラも存在しなかった』

ナレ『知らないものは当然怖い。かぐやとて年頃の少女である。未知の恐怖には人並みに怖がりもする』

ナレ『だが…』

かぐや「まったく…。皆さんこんなものの何が怖いのですか？」

藤原「かぐやさん！両手じゃないと膨らませるの無理ですよ？」

かぐや「え？」 

ナレ『封じられるルーティーン！！』

かぐや（やだやだ怖い絶対いやぁ本当にやめてよ！やるなんて言わなきゃよかった！これの何が楽しいの。もういや助けて早坂ぁー！）

藤原「がんばれがんばれ、かーぐやさん！」 

かぐや（あの風船女だけは絶対に許してなるものですか！！）

かぐや「はい！つぎ石上君！！」

石上「大見得きったわりに1シコですか」

かぐや「ビビりの石上くんが言うじゃない」

石上「ビビりですか。そうですね…」

石上「まあ見ててくださいよ」

ナレ『石上優。恐れることをやめた男…』

ナレ『様々な苦難を乗り越え、人間として一つ成長した…』

ナレ『彼は学んだのである』

石上（そう…大事なのは目を逸らさない事だ。色んなことに目を逸らしていたから、色んなものが怖かったのだと気づいた）

石上（よく見れば何も…っ！）

石上（あっ！よく見たらめっちゃ怖いわ、これ！）

石上（隙を見て帰ろう…！） 

ナレ『無意味な体育祭編だった』

石上「はい！次、藤原先輩！」

藤原「石上くんも1シコじゃないですか」

かぐや「藤原さん、みかん食べます？」

かぐや『柑橘類の皮に含まれるリモネンはゴムを溶かす作用があり、風船に汁が付着すれば即破裂する』

藤原「あ！後でいただきます！」 

ナレ『かぐや、痛恨の失策！』

藤原「はい、次ミコちゃん！」 

石上「藤原先輩も1シコじゃないですか」

ミコ「あ…あ…あ…」

藤原「ミコちゃんはまだまだイケますよー！」

藤原「もっといってみよう！」

ミコ「はい…」

藤原「まだまだイケます！」

ミコ「でも…」

藤原「からの～～～」 

ナレ『こいつクズだな…。と誰もが思った』

白銀「次期生徒会長の器を見せろ！」

石上「恐怖の強さだけ勇気に価値が生まれる！」

かぐや「それが強さよ！伊井野さん！」

ナレ『全員が乗った！』

かぐや「くっ…」

かぐや（そう、これは頭脳性。割れなきゃ私の勝ちなんだもの！勝利に拘るストイックな姿勢なの！）

かぐや（別に怖い訳じゃないんだから！！）

ミコ「あれ…虫？」 

かぐや「あ、いま虫いましたね」

ナレ『万事休す。流石のかぐやも絶望を隠しきれない！』

白銀（四宮、もしかしてこういうの苦手なのか？）

白銀（だけど、空気を壊すまいとそれを堪えて参加して…。だとしたら俺は…）

白銀父「御行、俺はろくでもない人間だ。お前たちに指図できることなど一つもない…」

白銀父「だが、たった一つだけ約束して欲しいことがある…」

白銀父「愛する仲間、愛する女が困っていたら、なんとしても守ってやるのが男だ」

白銀父「その為ならどんな困難にも立ち向かう。そういう男になれ。俺がお前に求めるのはそれだけだ…」

白銀少年「父さん…」

ナレ『父の言葉を息子は…』

白銀「シャァー！次、四宮のばん―――！」 

ナレ『ガン無視した！！』

かぐや「っ！？」

白銀「はい、頑張れ。四宮」

藤原「みかん頂きますね！」

ナレ『おさらい。柑橘類に含まれるリモネンは、ゴムを溶かす作用があり、風船に汁が付着すれば…』

石上「はっ…、走馬灯…」

ミコ「私、まだ何も成し遂げて…」

藤原「鳥葬なーう」

ナレ『本日の勝敗 勝負無効。そして…』

白銀（考えろ、白銀御行。ただ手を差し出すんじゃない。ここでスマート且つ大胆に、それでいてさりげなく四宮の好意を引き出す方法を…）

かぐや（これはチャンスよ、四宮かぐや。乙女らしさをアピールしつつメンタル最弱の会長に手を握らせる）

白銀「無事か。四宮」 

かぐや「え、ええ」

かぐや（そしてあわよくば…）

かぐや（告白をさせる！）

ナレ『闘いは、まだまだ、まだまだ、まだまだ続くっ！』