【感想】 アニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)2期』 1話 おもしれー女が帰ってきた！ ギャグと話の展開が安定した面白さ！

カタリナ「うへへ…サクサク～」

アン「お嬢様！いい加減起きてください！」

カタリナ「うう…」

カタリナ「おはようアン….」

アン「おはようございます、学園が休みだからといっていつまでも寝ててはいけませんよ」

カタリナ「昨夜は本を読んでいて夜更かししちゃたのよ」

カタリナ「こうやって魔法の伯爵の最新刊を読んでられるのも破滅フラグを回避したからこそよね」

カタリナ「ああ、生きているってなんて素晴らしいの！」

カタリナ「おはよう！トムさん！」

カタリナ「清々しい朝！」

カタリナ「悩み事がないって幸せね！」

ハッピーカタリナ「本当毎日ハッピーね～！」

議長カタリナ「そうですな…そういえば思えば長い間破滅フラグとの闘いでした」

真面目カタリナ「8歳の時、頭をぶつけて前世の記憶を取り戻しこの世界が乙女ゲームフォーチュンラバーの世界だと気づきました」

強気カタリナ「カタリナは主人公マリアをいじめる悪役令嬢！」

強気カタリナ「マリアが攻略対象と結ばれれば国外追放に、結ばれなければ殺されるというバッドエンドしかなかったのよね！」

弱気カタリナ「国外追放されても生きていけるように魔力を磨き農業の勉強もしましたが」

弱気カタリナ「それに、殺されそうになった時のために剣の腕も磨きました」

真面目カタリナ「1人目の攻略対象はジオルド王子、カタリナの婚約者でこの国の第三王子」

真面目カタリナ「破滅フラグを回避するため、何度も婚約破棄を申し出ましたが」

真面目カタリナ「断られました」

弱気カタリナ「ゲーム通り、カタリナは数ある婚約話を断るための防波堤代わりなのですわ」

強気カタリナ「もう1人の攻略対象、義弟のキースは本当に良い子に育ったわ」

真面目カタリナ「辛い生い立ちのキースを孤独にしないよう」

真面目カタリナ「愛情深く育てましたからね」

真面目カタリナ「結果、ゲームのようなチャラ男にならずマリアと恋に落ちることはありませんでした」

強気カタリナ「3人目の攻略対象のアランもゲームのような俺様我儘王子にはなりませんでしたね！」

弱気カタリナ「双子の兄ジオルドと比べられて育ち劣等感の塊でしたが」

弱気カタリナ「いまではジオルドとも仲良くなったみたいですわ！」

議長カタリナ「アランの婚約者メアリも、ゲームと違ってマリアのライバルにはなりませんでした」

ハッピーカタリナ「メアリのハートを射止める大事なセリフも」

ハッピーカタリナ「カタリナがパクっちゃったからよ～」

強気カタリナ「悪気はなかったのよ！！」

真面目カタリナ「4人目の攻略対象は宰相の息子でシスコンのニコル、たまに見せる笑顔は万人を魅了します」

ハッピーカタリナ「魔性の伯爵にそっくり～！」

強気カタリナ「前世の親友あっちゃんのネタバレによると」

強気カタリナ「ゲーム内でニコルとの接点はなかったはずだけど…」

強気カタリナ「妹のソフィアとロマンス小説で仲良くなってニコルとも親しくなったのよね」

強気カタリナ「ソフィアもゲームとは違って」

強気カタリナ「マリアのライバルにはならなかったわ！」

議長カタリナ「魔法学園に入学すると、マリアとも友達になりました」

ハッピーカタリナ「マリアさんは魅力的で、攻略対象がみんな恋に落ちると思いました」

強気カタリナ「でも、そうはならなかった」

強気カタリナ「気づいたらカタリナは」

強気カタリナ「ゲームの隠しルートに進んでいたのよ！」

強気カタリナ「隠しルートのラファエルは闇の魔力に操られていたのよね」

強気カタリナ「でも、頼もしい仲間のおかげで回避できたわ！」

強気カタリナ「あっちゃんにも助けてもらったのよね～！」

議長カタリナ「そしてゲームはみんなお友達で終わる友情エンドを迎えたのです」

強気カタリナ「破滅フラグに怯える日々は終わったの！これからは思いっきり人生を楽しみましょう！」

強気カタリナ「私たちも解散、解散！」

全員「異議なし！」

カタリナ「やった～！！」

母カタリナ「あの子、また1人で騒いで…」

父カタリナ「楽しそうでいいじゃないか」

カタリナ「こうして私は魔法学園で2年目の春を迎えることができた」

カタリナ「学園祭ですか？」

ジオルド「そうです！この学園では2年に一度開かれるんですよ」

カタリナ「へぇ～！！」

ジオルド「夜は中庭で舞踏会も開かれます」

ジオルド「外部から軽食を売る出店も来ますよ」

カタリナ「出店！？」

カタリナ（お好み焼きとかたこ焼きもあるのかな？）

カタリナ（前世のお祭りを思い出すわ）

ジオルド「カタリナ、聞いてます？」

ジオルド「まあ、とにかく僕も生徒会長として忙しくなりますし」

ジオルド「今日はゆっくりしていってください」

ジオルド「はい、どうぞ」

カタリナ「ありがとうございます！」

キース「ん！！」

キース「ジオルド様、先ほどから僕の存在をないものとして扱ってませんか？」

ジオルド「そもそも僕は君を誘ってはないのですが…何故きたのですか？」

キース「もちろん大切な姉の身が心配だったので」

カタリナ「キースったら本当に優しい子ね～」

ジオルド「君はどれだけ過保護なのですか」

キース「この部屋に1人で来させるのは危険すぎますので」

ジオルド「どういうことですか？」

キース「ご自分にお聞きになればわかるのでは？」

カタリナ「おいし～！！」

マリア「どうしたのですかカタリナ様」

カタリナ「それがね…丹精込めて作った野菜を学園祭で売ろうと思ったんだけど」

カタリナ「学園にそぐわないからって許可が下りなかったのよ」

マリア「そうだったのですか….」

カタリナ「消費が追いつかないからいい機会だと思ったのに…」

マリア「でしたら、大切なお野菜は私のお菓子に使わせてください」

カタリナ「マリア～！！」

カタリナ「そうだ！そのお菓子を売ったらどうかしら？」

マリア「そんな…私の作ったお菓子なんて！」

カタリナ「何言ってるのよ！」

マリア「マリアのお菓子はとっても美味しいわ！」

マリア「カタリナ様….！」

カタリナ「そうと決まれば…！」

ジオルド「お菓子ですか？」

カタリナ「はい！！」

ジオルド「ですが、この学園で手作りのお菓子を売っても…」

ジオルド「わかりました…野菜を売るのに比べれば…」

カタリナ「よかった～！私も手伝うわね！」

マリア「はい！私も頑張ります！」

メアリ「カタリナ様～！」

ソフィア「いらっしゃっていたのですね！」

カタリナ「そういえば生徒会で演劇をすることになったのですね？」

メアリ「はい、生徒たちの要望が多くて」

メアリ「私、お芝居なんて初めての経験ですわ」

ソフィア「私もです」

アラン「カタリナ、お前はでないのか？」

カタリナ「私は生徒会のメンバーじゃないし…」

ソフィア「出演されたら皆さん喜びますよ！」

メアリ「そうですわ！一緒にやりましょうよ！」

カタリナ「いやー….」

カタリナ「木とか岩の役ならいいけど」

アラン「それは役が必要なのか？」

カタリナ（前世で私が熱演した役なのに…）

カタリナ「でも、裏方の仕事なら喜んで手伝うわ！」

カタリナ「待ちに待った学園祭！」

カタリナ「生徒会のみんなは忙しそうで一緒に楽しめないのは残念だけど」

カタリナ「出店で美味しいものをたくさん食べよう！」

カタリナ「いけない！！」

アン「人前で鼻歌やスキップは禁止です！そのような姿を奥様に見られたら」

カタリナ「そういえばお母様は恥ずかしいから学園祭に行かないと言ってたわ」

カタリナ「以外と恥ずかしがり屋なのね！」

アン「恥ずかしいのは奥様じゃないと思いますよ…」

カタリナ（お母様のことだ…お父様に誘われたら来る可能性もある）

カタリナ「セーフね！！」

カタリナ「さあ、食べて食べて食べまくるわよ！」

カタリナ「想像と違う…」

カタリナ「お好み焼きとたこ焼きが….！」

女子生徒「カタリナ様！？きっとお腹を空かせているのですわ」」

カタリナ「なにこれ美味しい！！」

女子生徒「この学園には有名店が出店しているのですわ」

女子生徒「美食の祭典と呼ぶ人もいるんですよ」

カタリナ「だったら落ち込んでなんていれないわね！」

カタリナ「とりあえず端から回ってみましょう！」

カタリナ「またあとで」

カタリナ「これ差し入れよ」

メアリ「ありがとうございます！」

メアリ「中々いらっしゃらないので心配しましたわ」

キース「どうせ食べ物に夢中になって時間を忘れていたんだろう」

カタリナ「うう…ごめんなさい」

メアリ「何もなくて何よりですわ」

キース「今日は特に浮かれ過ぎだよ、ただでさえトラブルに巻き込まれやすいんだから少しは自覚して気を付けてよね」

カタリナ「はい….」

カタリナ（なんだか年々キースがお母様に似てきている気がする）

メアリ「さあ、いただきましょう」

カタリナ「ええ！どれも美味しそう！」

キース「少しにしないとまたお腹壊すよ」

カタリナ「じゃあ半分こにして食べない？」

キース「言うと思った…いいよ」

カタリナ「はい！」

キース「え？あ…いや人前でこれはちょっと」

カタリナ「え？でもキースがいいって」

メアリ「あら？人前でなければいつもこんなことをしてるのですか？」

カタリナ「うん！食べきれない時にこうやって食べてもらってるの」

メアリ「そうなんですか、そうやって半分にしたものをカタリナ様がキース様のお口へ運んで差し上げているのですか？」

カタリナ「最近はね、こうやって食べさせてほしいってキースが」

メアリ「キース様？」

メアリ「家族であることを利用した抜け駆けはしないでくださいといってありましたよね？」

キース「これくらいいいじゃないか！ジオルド様みたいにあからさまに手を出そうとしてるわけじゃないし」

メアリ「あの方は異常です！」

メアリ「臆過ぎて手も握れないと思っていたのに誤算でしたわ」

キース「聞こえてるから！失礼極まりないから！」

キース「大体、メアリだって抱きついたり触ったり色々してるじゃないか？」

メアリ「まあ！そんなの女の子同士なら普通のことですわ」

メアリ「ゆくゆくは一緒に入浴を….！」

キース「いや、その発言はどう聞いても普通じゃないから！」

メアリ「それは受け取り方の問題では？」

カタリナ「この2人は仲良しね～」

カタリナ「まさか！！」

カタリナ（キースが婚約話を断り続ける理由って…でもメアリはアランの婚約者！）

カタリナ（簡単に許されぬ恋だわ！）

メアリ「もう、キース…あなたは何故キースなの？」

キース「ああ、メアリ…」

カタリナ（やばい！私、女の勘が冴えわたってしまっている！）

カタリナ「キース！メアリ！いざという時は私が2人の味方になるから大丈夫よ！」

カタリナ「間違ってもロミオたちのような悲恋にはさせないから！！」

メアリ「カタリナ様」

キース「姉さん」

カタリナ「ん？」

メアリ・キース「とんでもない勘違いです」

カタリナ「え？」

キース（ところでロミオって誰！？また誰かをたらしこんだんじゃ….？）

ニコル「久しぶりだね、カタリナ」

カタリナ（久しぶりの魔性の笑み…）

カタリナ「ええ、ニコル様それにしても」

カタリナ「あの人たちは一体…？」

ソフィア「実はお客様を集めようと思ってお兄様に入り口に立ってもらっていたのです」

ソフィア「そしたら皆さんあのようになってしまって…」

カタリナ「ああ….」

ソフィア「そういえばカタリナ様は結局演劇には出てくださらないのですね」

ソフィア「せっかく舞台でのカタリナ様がみられると思いましたのに…」

ニコル「そうか、カタリナは出ないのか」

カタリナ「ええ、まあ…ニコル様が出た方がお客様は喜ぶと思いますわよ」

ニコル「しかし、俺には演技ができない」

ソフィア「お兄様は身内の贔屓目を差し置いてもかなり素敵ですが」

ソフィア「残念ながら顔の表情を自らの意志でちゃんと動かせないので」

カタリナ「そっか、そうだったわね…」

ソフィア「でも相手がカタリナ様ならお兄様も笑顔を浮かべられますわ」

カタリナ「それならソフィアのほうが…」

ソフィア「いいえ！そんなことありません！」

ソフィア「そうだ！セリフをお兄様に言ってもらいましょう！さあ、台本はこちらに！」

カタリナ（ニコルが演技している姿がそんなにみたいのね）

カタリナ「よし！かわいいソフィアのためじゃないか！ひと肌脱ごうじゃないか！」

ニコル「ソフィアはやり…」

ソフィア「お兄様！卒業してしまって皆より不利なのですからこういう時にしっかりアプローチを！」

ニコル「それでは…」

カタリナ「ハイ！！」

ニコル「貴方を愛している」

カタリナ（うおおおおおお！魔性の魅力が凄すぎる！！）

カタリナ「私もです…ニコル様…」

カタリナ（間違えた！！王子様をニコル様って…！）

カタリナ「あの…すいません…」

カタリナ「うわ！！」

カタリナ「ええ….？」

ニコル「カタリナ、例え貴方が別の人のものになったとしても俺はきっと…」

カタリナ「うう….」

カタリナ（ニコル様もセリフ間違えてますよ….）

カタリナ（セリフをまちがえた後の記憶が全くない….）

カタリナ「ん？」

カタリナ「マリア！！」

マリア「カタリナ様！」

ラファエル「カタリナ様！」

カタリナ「ん…？」

カタリナ「マリア！！」

カタリナ「えっと….」

カタリナ「ラファエル様！！」

ラファエル「ラファエルと呼んでください」

ラファエル「仕事で来ていたのですが、あんなことがあったので上司から貰った魔法道具で少し変装を」

カタリナ「凄い！魔法省で頑張っているのねラファエル！」

ラファエル「一番の下っ端なので仕事が多くて大変です」

マリア「カタリナ様、これ取り分けておきました」

カタリナ「ありがとう！売れ行きはどう？」

マリア「私のお菓子なんて売れないと思って心配していたのですが…」

カタリナ「凄い人気ね！！」

マリア「カタリナ様が宣伝してくださったおかげです」

カタリナ「確かに宣伝はしたけど本当に美味しいからこんなに人気が出たのよ！」

マリア「ありがとうございます！」

ラファエル「そういえばマリアさんは魔法省に入ることに決めたんだよね？」

カタリナ「え？そうなの？」

マリア「はい、以前は卒業したら家に帰って静かにしていたいと思っていたのですけど…」

マリア「それではもう一緒にいられませんから…」

カタリナ「ん？」

マリア「私はこれからもずっとカタリナ様と一緒にいたいのです！」

マリア「でも私は光の魔力があるとはいえただの平民」

マリア「カタリナ様のお傍にいるためにはそれなりの地位が必要です！」

マリア「ですから、魔法省に入ることにしたんです」

カタリナ「ありがとうマリア嬉しいわ…」

ラファエル「あのー2人の世界を作っているところすいませんが」

カタリナ「やだわ2人の世界だなんて」

ラファエル「それにしてもマリアさんの入省の動機には驚いたな」

マリア「動機が不純なのはわかっています、でも一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします！」

ラファエル「大切な人の傍にいたいってのは不純な動機じゃないんじゃないかな」

ラファエル「ただ、カタリナ様が結婚してしまったら結局会えなくなってしまうかもね」

マリア（結婚してしまってお城に入ってしまったら会えなくなってしまうかも！）

カタリナ（このままだといずれ結婚…公爵令嬢ですらギリギリなのに王族とか無理！）

ラファエル「カタリナさんも魔法省に入っちゃいましょうか！」

カタリナ「魔法省に入れば結婚しなくていいの！？」

ラファエル「結婚がなしになることはないと思いますが…」

ラファエル「王に継ぐ権力を擁する魔法省に入ればすぐにお城に引っ張っていかれることはないと思いますよ？」

カタリナ「そうなの！？やったー！」

カタリナ「でも私の魔力じゃ魔法省には….」

ラファエル「確かに魔法省は魔力が高い人が多いですがそうじゃない人もいるんですよ」

ラファエル「それにカタリナ様をかなり気に入ってる上司の人がいるんです」

ラファエル「あの方なら推薦状書いてくれるんじゃないかな？」

カタリナ「え？私を知ってるの？」

マリア「カタリナ様！！」

マリア「一緒に魔法省に入りましょう！私にできることなら何でも協力しますから！」

カタリナ「あ、ありがとう…」

ラファエル「僕も協力するよ」

マリア「皆で頑張りましょう！」

カタリナ「お、お～う….」

カタリナ「みんなお待たせ！」

女子生徒「カタリナ様！」

カタリナ「たくさん買い物をしたのね！」

女子生徒「はい！」

カタリナ「私も何か記念に残るものを買いたいな」

カタリナ「わ～綺麗な石！」

カタリナ「わっ！水色になった！」

女子生徒「カタリナ様の瞳の色によく似ていますね」

女子生徒「とても素敵です、お似合いになりますわ」

カタリナ「そうかな～？」

カタリナ「これください！」

カタリナ「すいません遅くなってしまって」

ジオルド「出店で興奮して時間が過ぎるのを忘れたのでしょう？」

カタリナ「はい…」

カタリナ（ジオルドにはバレバレか…）

ジオルド「まあ、クラスの女の子と回ってたならいいですよ」

カタリナ「ん？」

ジオルド「男なら許しませんけど」

女子生徒「お邪魔になるといけないので別のところを見ていきますね！」

カタリナ「ああ！ちょっと！」

アラン「お前、ようやく来たのか」

アラン「買い食いばっかりして時間を忘れていたんだろ？」

カタリナ（アランにまで見透かされていたとは…）

カタリナ「これ差し入れです！召し上がってください！」

ジオルド「マリアの作ったお菓子ですね、どうですか？売れていましたか？」

カタリナ「はい！大盛況でしたよ！」

ジオルド「はは、それは良かった」

カタリナ（いつの間にかマリアを呼び捨てにしている…それにお菓子が売れてこんなに安心して）

カタリナ（あ！！）

カタリナ（またしても女の勘が！間違いないジオルドはマリアに惹かれている！）

カタリナ（元々マリアに恋する予定だったから当然よね）

カタリナ（なんせマリアは女の私ですらときめいちゃうんだから）

ジオルド「カタリナは凄く気にしてましたからね」

ジオルド「って聞いてますか、カタリナ」

アラン「おい、アホ令嬢」

カタリナ「何するんですか！？」

アラン「人の話を全く聞かないからだ」

カタリナ「じゃあ声をかければいいじゃないですか！？」

アラン「声ならかけたぞ？」

アラン「それなのに全然反応しなかったお前が悪い」

ジオルド「アラン！そこまでですよ？」

ジオルド「あまり気軽に触らないでもらえますかね？」

アラン「ジオルド…お前な心が狭すぎないか？」

カタリナ（おお！？兄弟げんか？）

？？「ジオルド、アラン！」

ジオルド「ジェフリー兄さん！」

ジェフリー「ははっ！」

アラン「イアン兄さんも」

ジェフリー「おお、これはカタリナ・クラエス嬢久しぶりだね」

カタリナ「ん！？」

ジオルド「僕らの誕生日パーティーで一度会ってます」

カタリナ「そ、そういえば….」

カタリナ「お久しぶりです、ジェフリー様イアン様」

ジオルド「スザンナ・ランドール様とセリーナ・バーグ様、兄さんたちの婚約者ですよ」

カタリナ「お久しぶりですランドール様、バーグ様」

スザンナ「お久しぶりです、どうぞ私のことはスザンナと呼んでください」

セリーナ「私のこともどうぞセリーナと」

ジオルド「兄さんたちはどうしてこちらに？」

ジェフリー「それはもちろん….」

ジェフリー「愛する弟たちの晴れ舞台を見に来たのさ！」

ジオルド「それで本当のところは？」

イアン「公務で視察に来た、偶然会っただけで一緒にきたわけじゃない」

ジェフリー「2人ともつれないな～」

ジェフリー「ほらアラン！お兄ちゃんが会いにきたよ～」

アラン「やめろ！抱きつくな！」

スザンナ「まあ楽しそう」

セリーナ「ほんとうに」

スザンナ「私もカタリナ様に抱きついていいかしら？」

カタリナ「え！？」

スザンナ「うふふ、冗談ですわよ」

スザンナ「今回はまだ」

男子生徒「ジオルド様！！」

ジオルド「どうしました？」

男子生徒「た、大変です….！」

カタリナ「あんたなんか床にはいつくばってる方がお似合いよ！」

カタリナ（なんでこんなことに…？）