【感想】 アニメ『無職転生』 3話 パウロの説教シーン良かったしシルフィ声がついてさらに可愛くなった

ルーデウス「彼女は本当に大切な贈り物をくれた」

ルーデウス「外に出られない引き篭もりからの脱却」

ルーデウス「ここが俺の人生のスタートライン」

ルーデウス「やっと…始められるんだ」

ルーデウス「よし….！」

ゼニス「こら！！もう！！」

ルーデウス「外で遊んできてもいいですか？」

パウロ「外？おお、もちろんだ！」

ゼニス「あなた！ルディーが自分で外に！」

パウロ「身体が弱いのかと心配したが時がたつのはあっという間だな」

ゼニス「そうね！」

ルーデウス「そんなこと思ってたんですか？」

パウロ「全然泣かなかったからな」

ルーデウス「そうですか…丈夫で愛嬌のある息子に育ってますよ」

パウロ「そういう子供らしくないところが逆に心配なんだがな」

ルーデウス「長男がしっかりしてて何が不満なんですか？」

パウロ「いや…不満はないんだが….」

ルーデウス「もっとグレイラット家の跡継ぎとして相応しい人間になれとか言ってもいいんですよ」

パウロ「へっ！そういうことならガールフレンドの1人くらい連れてきなさい」

ルーデウス「わかりました！では母さんに引けを取らないような女性を連れてきます」

ゼニス「まぁ～！！」

パウロ「ま、人には優しくするんだぞ？俺の強さは威張るためにあるんじゃないからな？」

ルーデウス「わかってますよ父様、男の強さは女の子にいいところを見せるためにあるんですよね？」

パウロ「そうだ…あ、いや！そうじゃなくてな！」

ルーデウス「冗談です！弱いものを守るためにあるんですよね？」

パウロ「あ、ああその通りだ…」

ルーデウス「行ってきます！」

ゼニス「いってらっしゃーい！」

パウロ「たまには親父らしいところを見せたいよ…」

子供「こんにちは～！」

ルーデウス「こんにちは！」

ルーデウス「もう大丈夫、外は怖くないこれもロキシーのおかげだ…御神体を大切にしよう」

いじめっ子「魔族は村から出ていけ！！」

いじめっ子「魔大陸に帰れ！消えろ！」

いじめっ子「魔族は消えろ！」

いじめっ子「消えろ！」

ルーデウス「うわ～やだやだ…いじめだ」

いじめっ子「へへ….」

ルーデウス「辞めろおおお！！」

いじめっ子「なんだ！？」

ルーデウス「3人寄ってたかっていじめなんてお前ら最低だ！」

いじめっ子「どこのやつだよ！騎士のとこか？邪魔すんな！」

ルーデウス（ふふふ…当たらなければどうってことはない）

いじめっ子「あいつどっから水出してんだ！？」

いじめっ子「つまんね…帰ろうぜ」

ルーデウス「大丈夫？」

ルーデウス「わーお」

ルーデウス（驚くほどの美少年、ショタコンのお姉さんがいれば一発でじゅん！ってなるだろ）

シルフィ「大丈夫….」

ルーデウス「ちょっと前屈みになって」

シルフィ「え…？え….？」

ルーデウス（あまり人のいうことに逆らわない子らしい、ショタコンのお兄さんがいれば一発でズグン！ってなるだろう）

シルフィ「あ、あ…ああ！」

ルーデウス「おっと、手捕まってて」

ルーデウス「服は家で洗濯しなよ？」

ルーデウス「はいOK！」

シルフィ「あ、ありがと….」

ロキシー（エメラルドグリーンで額に赤い宝石のようなものがついた種族には）

ロキシー（絶対に近づいてはいけません）

ルーデウス（額は綺麗なおでこちゃん…）

ルーデウス（OK…セーフ！この子は危ないスペルド族ではない！てかこの耳…）

ルーデウス「君ね…ああいうのはやり返さないと付け上がるよ？」

シルフィ「君は僕を見ても平気なの？」

ルーデウス「師匠が魔族だったからね、君もそうなの？」

シルフィ「わかんない…お父さんは違うって…」

ルーデウス（わかんないか…お父さんはそういうもんなのかな？）

シルフィ「お父さんは半分だけエルフ…」

ルーデウス（おお、やっぱり！この世界にはやっぱりいたのか？）

シルフィ「でも髪の色…お父さんともお母さんとも違う」

シルフィ「ううう….！」

ルーデウス「あわわわわ….！」

ルーデウス（どうやら少しややこしい家庭環境らしい）

ルーデウス（しかし髪色1つで泥を投げつけられる…考えるだけで尿が出そうだ）

シルフィ「あの…なんで助けてくれたの？」

ルーデウス「弱いものの味方をしろって父さんに言われてるからさ」

シルフィ「仲間はずれにされるかも…」

ルーデウス「その時は君が遊んでくれよ」

シルフィ「え？」

ルーデウス「僕たちは今日から友達さ」

ルーデウス「あ、家の手伝いとか忙しい？」

シルフィ「う、ううん！」

ルーデウス（いいねぇ…）

ルーデウス（この顔なら将来モテモテだろう、つるんでいればおこぼれを俺が貰えるかもしれない…）

ルーデウス「そういえば名前を聞いてなかったね！僕はルーデウス！君は？」

シルフィ「シル…..」

ルーデウス「シルフィ…いい名前じゃないか！まるで風の妖精だ」

シルフィ「うん….！」

ルーデウス「わあ！！」

ルーデウス「ヤッホー！！！何して遊ぼうか？」

シルフィ「わかんない…友達と遊んだことないから…」

ルーデウス（可哀想に、ずっと友達がいなかったんだろうな…俺もだけど）

シルフィ「さっきのあれ教えて」

ルーデウス「あれ？」

シルフィ「手からあったかいお水がザバーって出るの、あったかい風がバーッ！って出るの」

ルーデウス「ああ、あれね…」

シルフィ「僕にもできる？」

ルーデウス「詠唱を覚えればできるようになるよ…多分ね」

シルフィ「詠唱…？」

ルーデウス「興味あるの？」

シルフィ「うん」

ルーデウス「よし、どうせ暇だし特訓してみるか！」

シルフィ「わあ….！」

ルーデウス「ただいま帰りました」

ルーデウス「父さん？」

パウロ「なんで怒ってるかわかるか？」

ルーデウス（なんだろう…ロキシーのパンツ、御神体のことだろうか？）

ルーデウス「わ、わかりません」

パウロ「お前、ソマル坊を殴ったそうじゃないか」

ルーデウス（ふう、とりあえず違ったらしい…てかなんの話だ？）

ルーデウス「今日の話ですか？」

パウロ「そうだ！」

ルーデウス（ははぁ～んなるほど、シルフをいじめてたクソガキか！）

ルーデウス「父様がどんな話を聞いたのかわかりませんが…」

パウロ「違う！！」

パウロ「悪いことをしたらまずはごめんなさいだ」

ルーデウス「実は歩いてたら声が聞こえて..」

パウロ「言い訳をするな！」

ルーデウス（嘘以前に俺のいいわけを聞いてくれないようだ….）

パウロ「なんだその目は？」

ルーデウス（とりあえずごめんなさいでもいいのだが、これはパウロのためにも良くない気がする）

パウロ「どうした？なぜ何も言わない」

ルーデウス「口を開けばいいわけをするなと怒鳴るからです」

パウロ「なに！？」

ルーデウス「子供が何か言う前に怒鳴りつける、大人がやることは手っ取り早くていいですね」

パウロ「ルディー！！」

バシィ！！（パウロがルディーを殴る音）

ルーデウス「父様…僕は今までできる限り良い子でいるように努力してきました」

パウロ「それは関係ないだろ！」

ルーデウス「いいやあります、僕は父様に信頼してもらえるよう頑張ってきたのです」

ルーデウス「父様はそんな僕の言い訳は一切聞かず怒鳴りつけ手を挙げたんです」

パウロ「うう….」

パウロ「しかし！ソマル坊は確かに怪我した」

ルーデウス「仮にその怪我が僕のせいだったとしても僕が謝ることはありません」

パウロ「ちょっと待て、何があったんだ」

ルーデウス「言い訳は聞きたくないのでは？」

パウロ「うぐ….！」

ルーデウス「安心してください父様！」

ルーデウス「次からは3人がかりで無抵抗の相手1人をいじめてるのを見ても無視します！」

ルーデウス「あまつさえ4対1になるように僕の方から動きます！」

ルーデウス「それがグレイラット家の家訓だと周囲に伝えましょう」

ルーデウス「そして大きくなったら家を出て二度とグレイラットと名乗らないようにします」

ルーデウス「そんな家の人間だと名乗るのが恥ずかしいので」

パウロ「ぐぁ….！」

ルーデウス（やめておいた方がいいぞパウロ、俺はこれでも20年も勝てる訳ない口論で言い逃れ続けてきた男）

ルーデウス（ましてや、今回は完全なる正義お前に勝ち目はない）

パウロ「すまない…」

パウロ「父さんが悪かった話してくれ」

ルーデウス「ただいま～！」

ゼニス「お帰りなさいルディー！今日は楽しかった？」

ルーデウス「今日は友達が増えました！」

ゼニス「あら、それはよかったわね！」

パウロ「はぁ…どうしてこうなった…」

パウロ（確かにソマル坊には殴られた痕があった）

パウロ（いつもは大人らしいルーデウスが子供らしいところもあるもんだと）

パウロ（ホッとしたくらいだ…しかし）

パウロ（ルーデウスはあの歳で彗星級魔術師、ちょっときつめに叱ってやらないとななんて思ってたのに）

パウロ（どうしてこうなった…）

パウロ「はぁ…何が男の強さは弱いものを守るためにあるだ」

ゼニス「どうしたの？浮かない顔して」

パウロ「ああ、ちょっとルディーと喧嘩してしまってな」

ゼニス「珍しいわね」

パウロ「多分あいつも出てけと言ったらすぐにこの家を出ていくんだろうな、あっさりと」

ゼニス「あなたみたいに？」

パウロ（最後まで謝れなかったけど親父もこんな想いだったのかな？）

ルーデウス（また夏が来た）

ルーデウス（あれから何度か例のクソガキどもがやってきたが全て撃退した）

ルーデウス（その度に母親がうちに怒鳴りこんできた）

ルーデウス（どうやら子供のことというよりパウロのことが好きらしい）

ルーデウス（子供をダシに会いにきてたというわけだ馬鹿馬鹿しい）

ルーデウス「しかし暑い…暑すぎる…」

シルフィ「ごめん、待った？」

ルーデウス「ううん、今きたところ！」

ルーデウス（なんちゃって）

シルフィ「できた！」

ルーデウス（この半年ちょいでシルフの魔力量もかなり増えた、やはり俺の仮説は正しかったらしい）

ルーデウス（魔力総量には限界がある、あの記述の信憑性はかなり薄い）

シルフィ「前、ルディーが使ってたあったかいお水が出るやつがいい！」

ルーデウス「あれか….！」

ルーデウス「あれはこうやって火と水を応用するんだ」

シルフィ「どうしてルディーは口で言わないの？」

ルーデウス「ん？無詠唱のこと？シルフには難しいと思うけど…」

シルフィ「それ教えて！」

ルーデウス「ん～そうだな…」

ルーデウス「よし！じゃあいつも詠唱中に感じる魔力が指先に集まってくる感じわかるか？」

シルフィ「うん！」

ルーデウス「あれを詠唱なして魔力を思い浮かべて手の先から搾り取だすそんな感じでやってみろよ！最初は簡単なのからね！」

シルフィ「うん！」

シルフィ「う～ん….」

ルーデウス（感覚でやってることを教えるのは難しい、ロキシーでもできなかったやはり無詠唱は特別なものなのだろう）

ルーデウス（てか、特別なものであってくれ…せっかく異世界に転生したんだ俺にとって何か都合のいいスキルの1つや2つ…）

シルフィ「できた！できた！できたよルディー！」

ルーデウス「はぁ…」

ルーデウス「シルフ！」

シルフィ「あははは！」

シルフィ「できた！できた！」

ルーデウス「シルフ！待ってよ！」

ルーデウス「シルフ！」

ルーデウス（美しい…男の俺でも素直に思う、そう羨ましいぜ！）

ルーデウス（思い返せば俺にも生前幼馴染の女の子がいた、だいぶ前に結婚したらしいけど）

ルーデウス（惜しいことをしたもんだ…今の俺は幼馴染って単語だけで3発はいけるね）

ルーデウス「シルフ早く！」

ルーデウス「ただいま～」

リーリャ「お帰りなさい坊ちゃま」

リーリャ「と、お友達のかた…？」

シルフィ「こんにちは…！」

リーリャ「お湯の準備ができております」

ルーデウス「ありがとうございます！シルフ、こっちきて！」

シルフィ「うん！」

ルーデウス「よし…！」

ルーデウス「ん？どうした…？」

ルーデウス「早くしないと身体冷えちゃうぜ？」

シルフィ「う、うん….」

ルーデウス「ほら！手あげて！」

シルフィ「う、うん…」

ルーデウス「しょうがないなぁ～！こんな歳にもなって…」

シルフィ「う…う、う….」

ルーデウス「何恥ずかしがってんだよ？ズボンも脱がすぞ？」

シルフィ「や、やだ！！」

ルーデウス「いいから早く脱げよ風邪ひくぞ！」

シルフィ「やめてよ…！」

ルーデウス（シルフよ気持ちはわかるぞ..俺も生前人から笑われるような息子をぶら下げてたからな）

ルーデウス「笑ったりしないから！」

シルフィ「そうじゃなくて…嫌！」

ルーデウス（そんなにおかしな形をしているのか？）

ルーデウス（なんだよ俺だけ裸なんて不公平じゃん…）

ルーデウス「わかったよ..その代わり後でちゃんと履き替えろよ？」

シルフィ「うん…」

ルーデウス「と、見せかけて…！」

ルーデウス「隙あり！！」

シルフィ「あ….」

シルフィ「きゃああああ！！」

シルフィ「う…う…うう…！」

ルーデウス（その一瞬俺の目に映ったのは、最近見慣れたピュアなショートソードではなかった）

ルーデウス（勿論、禍々しい模様を纏ったダークブレイドでもなかった…そこにあったものは…いやなかったのだ）

ルーデウス（ないはずのものがあったのだ、生前モニター越しにあーしたいこうしたいと思いながら）

ルーデウス（ブラックソードをホワイトキャノンしてミートさせていたそれがあった…）

ルーデウス（彼は彼女だったのだ….！）

パウロ「どうしてあんなことをしたんだ？」

ルーデウス「ごめんなさい…」

パウロ（頭ごなしに怒るのはダメだ、前の失敗は繰り返すまい）

パウロ「理由を聞いているんだ」

ルーデウス「濡れたままだと風邪を引いちゃうと思ったんです」

パウロ「でも嫌がってただろ？」

ルーデウス「はい…ごめんなさい」

パウロ「ま、お前くらいの歳だと興味を持つもんだが無理やりはダメだぞ？」

ルーデウス「はい、ごめんなさい二度としません」

パウロ「父さんじゃなくてシルフィエットに謝るんだ、いいな？」

ルーデウス「シルフィエット…？許してくれるでしょうか？」

パウロ「何、大丈夫心から謝れば許してくれるさ」

パウロ「気になる子に拒絶されれば落ち込むのも分かる」

パウロ「女好きも俺の血筋だ…遺伝したのだろう」

パウロ（しかし、頭のいい息子のことだ今回の失敗も上手く利用するのだろう）

パウロ（頼もしくも末恐ろしいよ…お前は）

ルーデウス「ごめんシルフィエット！」

ルーデウス「髪も短かったし今までずっと男だと思ってたんだ！」

シルフィ「う…う、う….」

シルフィ「うわあああああん！！」

ゼニス「あらあら…」

パウロ（うちの息子は意外と馬鹿なのかもしれない….）

ルーデウス「あっ…！」

パウロ「ははは！身が入ってねえな、もしかしてまだシルフィエットと仲直りできてねえのか！？」

ルーデウス「ええ…剣術も上手くならないしため息しかでませんよ」

パウロ「父ちゃんがアドバイスしてやろうか？」

ルーデウス「お願いいたします！」

パウロ「どうしようかなぁ？」

ルーデウス「靴でも舐めましょうか？」

パウロ「お前な….！」

パウロ「いいか？女ってのはな男の強い部分も好きだが弱い部分も好きだ」

パウロ「考えてみろ自分よりも強いやつが欲望むき出しに迫ってきたらどう思う？」

ルーデウス「怖い…でしょうね」

パウロ「だろ？だから弱い部分を見せてやるんだ」

ルーデウス「ほほう！でも、どうやって！？」

パウロ「お前の悩みをシルフィエットの前であからさまに押し出すんだ、今貴方に避けられて悩んでますってな感じでな」

パウロ「すると…どうなると思う？」

パウロ「上手くいけば向こうから寄ってくる」

ルーデウス「それでだめだったらどうします？」

パウロ「そん時はまた聞け！その次の手を教えてやる！」

ルーデウス「なるほど！二の手、三の手があるんですね！」

パウロ「ってことで…ほら！」

パウロ「行ってこい！！」

シルフィ「ルディー、この前は…」

シルフィ「どうしたの？ルディー？」

ルーデウス「さ、最近..シルフィの可愛い姿が見れなくて、ざ、残念だなって…」

ルーデウス「し、シルフィは可愛いんだから、もっと髪を伸ばした方がいいんじゃないですかぁ！？」

シルフィ「え、嫌だ…」

ルーデウス「はぁ…最近のシルフィ冷たいよね」

シルフィ「ごめんね」

シルフィ「でも僕ルディーのこと嫌いになったわけじゃないよ？」

ルーデウス「シルフィ….」

シルフィ「だから…普通にしてて？」

ルーデウス（同年代の幼く可愛らしい女の子、上手に付き合っていく方法を俺は知らない）

ルーデウス（俺だって男だし将来を見据えたいい関係を築いていきたい）

ルーデウス（そんな彼女は今まで通りの関係を望んでいる）

ルーデウス（だったら普通に接しよう、俺は精一杯新しい世界でできた友達を大切にすればいいのだ）

パウロ「しかし、俺はこんな小さな息子に何を教えているんだ？」