【感想】 新サクラ大戦 1話 やはりゲキテイはテンション上がる そしてあざみちゃん可愛い ゲーム未プレイだと内容の把握が難しいか？

（汽笛の音）

(銃声)

車掌「ぐわっ！」

？？「はっ！？」

？？「誰かあああああ！！」

？？「！？」

ランスロット「ねえ、ところでどっちが悪者だとおもう？」

エリス「関係ない」

エリス「我々の任務は、その子を保護することだ」

ランスロット「さあ、その子を渡してもらうよ」

？？「動くな！」

ランスロット「さあ、そっちは！？」

エリス「無駄な抵抗はやめろ」

ランスロット「詳しい話を聞かせてもらうよ」

ランスロット「さあ、ご同行願おうか」

ランスロット「！？」

ランスロット「どうする？」

エリス「任務完了だ」

エリス「あとは世界華撃団連盟と」

エリス「彼に任せよう」

神山誠十郎「はぁ」

大正櫻に浪漫の嵐

かつて帝都を守る伝説の乙女たちがいた

歌い踊り

そして、戦う乙女たち

その名は帝国華撃団

それから14年、それから新たに新生帝国華撃団・花組が帝都に誕生した

お客さん「華撃団の新作、楽しみだ！」

お客さん「早く開場しないかしら…」

さくら「さあ、皆さんいよいよ初日です！頑張りましょう！」

アナスタシア「さくら、ちょっといいかしら」

さくら「なんですか？アナスタシアさん」

アナスタシア「この衣装、背中が少し余るの、なんとかできないかしら」

さくら「え？今からですか？」

アナスタシア「本番では完璧にしたいの、お願いね」

さくら「わかりました！」

クラリス「あの～さくらさん」

さくら「はい！なんですか？」

クラリス「次回作の執筆中なので、もう少し静かにお願いします」

さくら「は、はぁ～い…」

さくら「そ、そういえばあざみがいない」

初穂「ああ、あざみだったら自分のリハーサルが終わった途端にいなくなったぜ」

さくら「えええ！？もうすぐ開演なのに！」

さくら「探しにいかなきゃ！衣装さんも呼んできますね」

アナスタシア「よろしくね」

さくら「はい！」

さくら「わあ！？」

さくら「あざみ！どこに行ってたの？」

あざみ「ちょっと外に」

さくら「出かけるときは教えてって言ったよね？」

あざみ「里の掟２９条、行動は極秘にすべし」

さくら「とにかく今は本番前なんだから、早く着替えて下さい！」

さくら「もう出かけないでね！」

初穂「えらく張り切ってるなさくらのやつ」

クラリス「しょうがないですよ、隊長代理として迎える初めての舞台ですし」

アナスタシア「それに今日は…」

初穂「あははは….！」

アナスタシア「あの人が帰ってくる日だからな…！」

さくら「はあ…はあ…はあ…おっ？」

さくら「わぁ….！」

神山「やぁ、ただいま今帰ったよ」

さくら「ん！？」

さくら「だ….うえぇ！？」

さくら「せ、誠十郎さん…？その子は一体…？」

初穂「おお！おかえり神山！」

初穂「ん？あれ？」

あざみ「誰かいる」

神山「ああ、この子はクラーラ」

神山「実はクラーラはね、この帝国華撃団・花組に見習い隊員として入隊することになったんだ」

さくら「ええ！？」

さくら「この子が！？」

さくら「花組に！！」

さくら「入隊！？」

クラーラ「…！」

(鐘の音)

スタッフ「長らくお待たせいたしました」

スタッフ「帝国華撃団・花組第１８回公演凍てつく魂、ただいまより入場を開始します」

こまち「いらっしゃいいらっしゃい！お弁当からお宝グッズまでなんでも揃ってるで！」

神山「いらっしゃいませ！はい、どうぞ」

さくら「むぅ～」

アナスタシア「さくら、そんな表情でメイクすると変な顔になるわよ」

さくら「あ！そうでした」

さくら「笑顔、笑顔…」

初穂「さくらは心配事があるとすぐに顔に出るな～」

さくら「そんなことないよ～」

初穂「ま、気持ちはわかるけどな」

初穂「なんせ、任務から帰ってきたと思ったら、女の子連れて見習い隊員として入隊させるからだもんな～」

あざみ「嵐の予感がする」

アナスタシア「同感」

初穂「わたしも」

さくら「もう！何言ってるんですか！誠十郎さんが連れてきた子なんですよ？」

アナスタシア「だから心配なのよ」

初穂「ああ、それはわかる！っていうか実は隠し子だったりして」

あざみ「最悪」

クラリス「地獄に落ちればいいのに」

さくら「ね、みんな誠十郎さんのことなんだと思ってるの？」

初穂「生まれつきの女たらし」

クラリス「乙女心をもてあそぶ悪党」

あざみ「里には見せられない危険人物」

アナスタシア「ずばり、ジゴロね」

さくら「うへ…..」

スタッフ「まもなく開演です」

(頷き)

神山「クラーラ、これから君も帝国華撃団の一員になるんだ」

神山「先輩たちの舞台を見て大いに勉強してほしい」

神山「お、はじまるぞ」

クラーラ「わぁ…..」

歌パート：もう自由なんだよと

歌パート：あなたは言うけど、私には一歩踏み出す勇気がないの

アナスタシア「そう」

歌パート：でもこの一歩が全てを変えるよ

歌パート：今歩き出そう

歌パート：この闇を抜けて

歌パート：この恋を抜けて

クラーラ「…！」

歌パート：大帝国劇場へ（ようこそ～）

歌パート：大帝国劇場へ

歌パート：光溢れる(輝くレビュウ)

歌パート：ようこそ、大帝国劇場へ

（拍手の音）

神山「どう？」

神山「これが帝国華撃団の舞台だ」

クラーラ「これが…帝国華撃団」

お客さん「感動した～生きててよかったぁ～」

初穂「今日の客、すっげえ盛り上がってたな」

クラリス「今日の公演も幸先いいですね！」

アナスタシア「明日以降も気を抜かずにいきましょう」

あざみ「同意」

初穂「おう！」

初穂「っとその前に腹ごしらえ」

クラリス「初穂さんったら、まずは着替えでしょ？」

初穂「そりゃあそうだ！」

さくら「誰にも気づかれていない…今のうちにあの時のことを」

神山「舞台のこと、頼んだぞさくら」

神山「任務から戻ったらきっと埋め合わせをするよ」

神山「買い物とか遊園地とか、２人でいこう」

さくら「約束…覚えていてくれるかな」

さくら「それに…！」

さくら「あの女の子のことも聞かなくちゃ…！」

すみれ「彼女はモスクワ華撃団の唯一の生存者だったのですね」

神山「はい、しかし世界華撃団連盟の調書で事件の影響により、記憶の一部に混乱が生じていることがわかりました」

神山「墜落前後の記憶が失われているようです」

すみれ「今、彼女は？」

神山「かおるさんについていてもらっています」

神山「長旅で疲れているようだったので少し休ませています」

かおる「そうですか…ロシアでクラーラを狙ってきた２人というのも気になります、引き続き警戒を怠らないようにしましょう」

神山「そのことですが、華撃団連盟からクラーラを日本に送り届けた後、諸般の手続きのため本部に出頭せよの名をうけているのですが」

すみれ「妙ですわね、手続きだけのためならわざわざ神山くんを呼び出す必要などないというのに」

神山「失礼します」

さくら「誠十郎さん！」

神山「ん？さくら！」

神山「どうしたんだ、着替えもしないで」

さくら「あの、誠十郎さんに聞きたいことがあって探していました」

神山「舞台の感想なら後だ、至急指令室に集合だ」

さくら「え？」

すみれ「1週間前、ペトログラード郊外で大きな爆発事故が起きました」

初穂「1週間前といえば確か…」

さくら「誠十郎さんが極秘任務に出発した日」

あざみ「これは、何か関連がある？」

すみれ「その通りよ、でも爆発事故は表向きの発表で、実は何者かの攻撃によってモスクワ華撃団が乗った空中戦艦が撃墜されたの」

一同「え！？」

すみれ「極秘任務中だった隊員は1人を除き」

すみれ「安否確認が取れず、世界華撃団連盟から調査のためにメンバーを派遣するよう指令が下りました」

さくら「それで誠十郎さんが…」

神山「その通りだ、帝国華撃団からは俺がロシアに派遣されることになった」

神山「そして到着したロシアで、ロンドン華撃団のランスロット、ベルリン華撃団のエリスと合流し墜落現場にいた唯一の少女を保護することになった」

神山「それがクラーラだ」

アナスタシア「保護…？保護とは一体どういうこと？」

神山「彼女は何者かに狙われているんだ」

初穂「なんだって？」

神山「墜落現場から奇跡的に無傷で救出されたクラーラは連盟本部へと輸送中、正体不明の怪人物がクラーラを狙って襲ってきたんだ」

神山「しかもそ2名はそれぞれ別勢力らしく、ランスロット、エリスの協力を得てなんとか撃退したんだ」

神山「そのうちの1人の姿はまるで…」

神山「上級紅魔のようだった」

一同「ええ！？？」

神山「クラーラだけが何故無事だったのか、そして攻撃したのは誰なのか真相は依然として不明だ」

神山「クラーラは墜落のショックで当時の記憶が残っていないらしい、だが襲撃者の目的がクラーラの奪取だったことを考えると彼女が何か鍵を握っているとみて間違いないだろう」

クラリス「彼女にそんな事情があったなんて…」

アナスタシア「襲撃者のことは何かわかったのかしら」

神山「いや、襲撃以来何の動きもない ただ彼女の安全を考えて、欧州ではない海を渡っ日本で預かることになったんだ」

さくら「それで誠十郎さんが帝国華撃団に連れて戻ってきたんですね」

神山「ああ、華撃団連盟の指示もあったのだが」

神山「俺も彼女のためならそれが一番だと判断したんだ」

初穂「そりゃ、最強の華撃団だからな！」

神山「もちろんそれもあるが」

神山「仲間を失い、記憶までも失い、あまつさえその身も狙われそんな彼女に一番必要なもの..」

さくら「それが私たち…？」

神山「ああ」

神山「俺ら花組は家族みたいなものだと思っている」

さくら「花組が…家族….！！」

初穂「ああ！なんかわかる気がすんぜ」

神山「天涯孤独になったクラーラには家族が必要なんだ…」

さくら「私たちが…家族…」

神山「君たちなら可能なはずだ」

神山「俺はこれより事件の究明と、クラーラの諸般の手続きのため華撃団連盟本部に戻らなくてはならない」

神山「頼む、彼女の新しい家族になってやってくれないか」

さくら「誠十郎さん….」

初穂「もちろんだぜ神山！」

あざみ「理解した」

クラリス「わかりました！」

アナスタシア「異議なし」

神山「みんな…ありがとう！」

さくら「誠十郎さん、安心して欧州へ行ってください！」

さくら「彼女のことは任せて下さい！」

クラーラ「んん…」

かおる「警報！？」

（警報の音）

こまち「うわ！？」

こまち「こりゃ、あかんで！」

こまち「帝都に多数の降魔が出現！帝劇に向かって移動しているで！」

さくら「降魔が！？ここ最近姿をみていなかったのに」

クラリス「しかも、なぜ帝劇に向かって？」

かおる「遅くなりました」

クラーラ「…！？」

さくら「大丈夫、あなたは私たちが守るわ」

すみれ「神山君、出撃命令を！」

神山「はい！！」

神山「帝国華撃団・花組！」

神山「出撃！！」

一同「了解！！」

すみれ「射出！」

一同「帝国華撃団、参上！」

さくら「帝都の平和は私たちが守る！」

さくら「天宮さくら、参ります！」

初穂「東雲初穂！いくぜ！」

アナスタシア「アナスタシア・パルマ、ここから先にはいかせないわ」

クラリス「クラリッサ・スノーフレイク一匹たりどもにがしません！」

あざみ「望月あざみ、参る！」

さくら「天剣・桜吹雪！」

クラーラ「ずとらば…？」

すみれ「これが帝国華撃団・花組のもう一つの姿よ」

クラーラ「これが…」

クラーラ「花組…！」

神山「それでは行って参ります」

神山「クラーラのこと、頼んだぞ」

一同「はい！」

帝都にモスクワより訪れた謎の美少女

襲い来る降魔、怪人白マント

そして、少女を追って現れるのは…

波乱万丈、驚天動地の物語

次回、新サクラ大戦第2話、正体不明！謎の怪人現る！大正桜にロマンの嵐！